FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



先週は危機相場となり、まずはGSRが上昇したが、週の後半からは下降に転じた。つまり、金に対して相対的に銀の値上がりが大きくなったわけだ。P&FでもGSRが下方ブレークし、前回の水準あたりまで下げていきそうな勢いである。

GSRの低下は、基本的にはリスクオンの相場であり、株価その他が上昇することになる。銀以外にも、銅・スズ・鉛といった非鉄金属も上昇傾向にあり、QE2の最中の銀の大相場の再来かと思わせるものがある。たしかに、まだはっきりとはしないものの、QE3の可能性をバーナンキ自身が示唆し(後に否定)、前回と同じような基礎条件が整う可能性もある。ただ、GPR(ゴールドプラチナレシオ)は相変わらず上昇しており、やはり基礎的な危機相場への方向性は消えていない。

結論としては、今後しばらく金の上昇、そして銀の上昇は続く可能性が高いが、銀はまたもやどこかで前回のような大きな下落に見舞われると思う。うまく売り抜ければ利益は大きいと思うが、かなりリスクのあるトレードではある。月曜日からは、ドル円は上下しつつもやや上昇、クロス円はスイス円など、もう少し上昇という相場を予測しておきたい。




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