FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



春山氏のブログ「おかねのこねた」を見ていたら注目すべき指摘があった。

現在の米国のちょっと落ち着いた状況も、Back to Schoolの季節の消費の盛り上がらなさで落胆するまでの「つかの間の安堵」に過ぎないというのだ。
 
「でも、そんな甘いものじゃないです、今回の金融バブルの崩壊は。。。
Back to Schoolの売り下げに落胆するまでの、「つかの間の安堵」に過ぎないでしょう。」(春山氏ブログより引用)

注目すべきはその時期 = Back to School。

米国では新学期は9月からの開始で、長い夏休みが終わり学校に帰る(Back to School)ことで、住居・文房具・衣服など多くの需要が生まれ、8月半ばはそのための消費が盛り上がるのが通例だ。春山氏の指摘では、その時期がダメなことによって、再度米国の景気の先行き不安が再燃するというわけだ。現在の「つかの間の安堵」(=ドル高)がいつダウンするかは現在の最重要問題であるが、ファンダメンタルからは8月中旬あたりというひとつのメドがあると言えよう。もちろん、その頃からは徐々に金融機関の3Q決算も見えてくる。サイクル論でも8月中旬に照準を合わせる意見もあり、まずはそのあたりを大きなドル安へのステップと考えたい。



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『日経ビジネス』誌に、標題のような特集があって、次のような計算がされています。
 
2000年の価格を100とした場合、金の代金で今はいくらになっているかという計算です。(括弧内は、ドル建てです)

     2000年1月   2008年7月
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原油    100       150(504)
小麦    100        90(336)
NYダウ  100        31(104)
ユーロ   100        50(162)
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このように原油はドルで5倍なのに、金では、たった1.5倍です。ユーロですら、金なら半額に減額しているというわけです。それだけ金が上がったとも言えますし、ドルが下がったとも言えます。金本位制はもう今では不可能ですが、金のすごさ=安定度を感じる数値です。




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