FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



先週はファニーメイ、フレディマックの両GSE問題で明け暮れた感がある。
週末には政府による救済案なども出て、債券への逃避買いが減って、国債価格は下落(利回りは上昇)した。

http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPnJT820936120080711

結果、5年債、10年債とも、その利回りは、2,3月の金融最悪期よりもかなり高止まりしている。

10年債半年チャート

一般に債券がどんどん買われる時こそ、金融不安なのであって、前回の2月の97円の円高もまさにそういう雰囲気の中で起こった。ということで、今回のGSE騒動では、債券が買われていないことから、「円高」はたいしたことがないと予想できる。ドル円もせいぜい105.50円から105円だろう。




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ユーロドルは上昇、ドル円も上昇と、やや矛盾したことを書いているので、その中間でドルインデクスの方向性について調べてみる。

このチャートのようにドルインデクスは

1 大きく見れば下降
2 3月以来リバウンド
3 ここしばらくの下降

と三つの動きがある。だから、それぞれの予測は別となる。3から逆に書くと次のようになると予測する。

3 ダウの下落などでドルインデクスはさらに下降する。ユーロドルは上昇。円はそこそこ円高となるが、ドル円の下降は限られる。(7月から8月)

2 銀行かなにかの破綻により下落は一段落し、3月以来のリバウンド基調に戻る。ユーロドルは下げ、ドル円は急上昇する。(8月から9月)

1 円安かと思われたところで、ドルのリバウンドは終了し、もとの下降に戻る。大幅な円高、ユーロ高が来る。(9月から10月)

ドルインデクスから逆算したひとつのシナリオとして見ていただきたい。

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