博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『小説フランス革命1 革命のライオン』

2011年09月18日 | 小説
佐藤賢一『小説フランス革命1 革命のライオン』(集英社文庫、2011年9月)

佐藤賢一『小説フランス革命』がいよいよ文庫化。今月から毎月第1部全9巻が文庫化されていくとのことです。取り敢えず今巻は全国三部会が招集され、第三身分の代表を中心に国民議会が結成されるあたりまでを扱ってますが、内容を端的にまとめると、「ミラボー無双」「それでもネッケルなら…ネッケルならきっと何とかしてくれる」「ところがどっこい、これが現実…!」でいいんでしょうか(^^;)

しかし全体的にどうもイマイチというか薄味だなと。『ローマ人の物語』とか『天皇の世紀』のフランス革命版みたいなのを期待していたんですが…… 物語としてははっきり言って長谷川哲也『ナポレオン』とか『やる夫がフランス革命を生き抜きます』の方がおもろいですよ。 

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2 コメント

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Unknown (Archer)
2011-09-18 23:14:46
佐藤賢一といえば、『フランス王朝史』の続きはもう書かないのでしょうか。次(といっても2巻目ですが)は一番好きなヴァロワ朝のはずなのですが、待ち続けてもう何年になることやら^^;
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Unknown (さとうしん)
2011-09-19 18:57:40
>Archerさま
そういや『フランス王朝史』、一冊目の『カペー朝』が出てからもう二年ぐらい経ってるんですね。まあ、気長に待たないとしようがないんじゃないかと(^^;)
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