博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

最近見てるドラマ(2024年2月)

2024年02月17日 | 中華時代劇
『阿麦従軍』
靖国公の一人娘阿麦は幼少の頃に父母を義兄の陳起に殺害され、それ以来男装してインチキ商売に励みつつ仇の行方を追う日々を送っている。そんな彼女がある日頑皮公子の商易之と出会う。実は彼にも出生の秘密があり…… 『太子妃狂想曲』の前伝ということで、同じく張天愛が主演しています。男装の女性が従軍してキップのいい将校の唐紹義と義兄弟の契りを交わすというあたりは花木蘭を思わせます。小ずるい阿麦が毎回ピンチを切り抜けていくさまが面白い。今年のダークホースその1ですね。

『大唐狄公案』
周一囲主演の狄仁傑物で、ヒューリック原作を謳っています。スタッフにも総編劇にイギリス人が参加。小説のディー判事のエピソードをドラマ化したようで、喬泰・馬栄など原作(あるいは原典『狄公案』)のキャラクターも登場。人体発火など『神探狄仁傑』やアンディ・ラウ主演の映画版を思わせるような伝奇風味も盛り込まれています。しかし周一囲が武功高手なのが違和感 (^_^;) これでは李元芳の出る幕がないw
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2024年1月に読んだ本

2024年02月01日 | 読書メーター
アフリカ史 (講談社学術文庫)アフリカ史 (講談社学術文庫)感想
著者の専門柄ということか『新書アフリカ史』と比べて各地の神話が占める比重が多い。そして人物などについて日本史に例える箇所が目立つが、ボルヌーのイドリス2世、ズールーのシャカ王、エチオピアのメネリック2世ら英雄たちの物語は確かに魅力的である。特にエチオピアは独立を保ち続けたということもあり、アフリカ人民の解放の象徴となったということである。近代になって西欧からキリスト教が伝来すると、コンゴのシモン・キンバングーのように救世主を称して宗主国への反抗を説く者が現れたのは、中国の太平天国を連想させる。
読了日:01月08日 著者:山口 昌男

中国学の近代的展開と日中交渉 (アジア遊学)中国学の近代的展開と日中交渉 (アジア遊学)感想
複数の論文で指摘されている近代日本の漢学の先進性の指摘のほか、古勝論文で議論されている余嘉錫の章学誠評価の矛盾の真意、周論文で言及されている、明治以後の日本の漢学家たちによる現地体験や中国の学者との学術交流は過去には考えられなかったことであるという指摘や、山田論文で議論されている竹内好の「支那」呼称と「中国」呼称をめぐる葛藤などを面白く読んだ。私の専門に関係する甲骨文の研究や『古史弁』運動(この二つについても本書でカバーされているが)についても、近代の日中学術交流全般の中に位置づける必要があるのだろう。
読了日:01月11日 著者:

繁花 上繁花 上感想
90年代の話と文革の前後の話が交互に語られる群像劇というか風俗小説と言った方がいいのだろうか?筋はあるようでなく、ないようであるという感じで、ひたすら原著の上海語を関西弁に置き換えて下世話な話が続く。かと思えば古典詩詞なども適宜会話に織り交ぜてくるので、ちょっと不思議な感覚がする。取り敢えずウォン・カーワイのドラマは登場人物の名前を借りただけの別物だと思う。
読了日:01月15日 著者:金宇澄

国民国家と帝国 19世紀 (岩波講座 世界歴史 第16巻)国民国家と帝国 19世紀 (岩波講座 世界歴史 第16巻)感想
北村氏の展望ではフランス革命の起点に諸説があること、西欧諸国の植民地獲得の動機について「文明化の使命」が注目されていることなどが示唆されている。「文明化の使命」は、並河論文によると英仏による奴隷制廃止の拡散にも影響したとのこと。「文明化の使命」はまた、中澤論文で触れられる西欧のスロヴァキアなどに対する「歴史なき民」という視線とも関係するであろう。貴堂論文では、「移民国家」の印象が強いアメリカではあるが、南北戦争の頃までは「奴隷国家」「奴隷主国家」と位置づけるべきであるという議論を紹介する。
読了日:01月18日 著者:

繁花 下繁花 下感想
文革期の話と90年代の話がまったく交わらないまま展開していき、終盤まで2種類の違う話を読んでる気にすらなった(登場人物も半数以上は重ならないのではないか)。それが最後に……ということでこのままオチが付かないまま終わるのでないかと思われた話に一応の決着がついて完結する。しかし本書を読んでもドラマ版の参考にはまったくなりませんw
読了日:01月22日 著者:金宇澄

感染症の歴史学 (岩波新書 新赤版 2004)感染症の歴史学 (岩波新書 新赤版 2004)感想
新型コロナとの対比から天然痘、ペスト、マラリアの流行や対策を読み解こうという試み。第一章はコロナ禍の簡潔にしてよいまとめとなっている。しかし新型コロナに関する記憶や記録は急速に失われつつあるとして、「デマ」とされた動画なども含めて保存の必要を訴える。新型コロナが中国政府によって人為的に開発されたという言説から731部隊の話などウイルスや細菌の兵器利用の試みを話題に出したり、日本による橋本イニシアティブの発想が中国に継承されているといった点を面白く読んだ。
読了日:01月24日 著者:飯島 渉

清朝滅亡:戦争・動乱・革命の中国近代史一八九四―一九一二清朝滅亡:戦争・動乱・革命の中国近代史一八九四―一九一二感想
日清戦争から溥儀の退位までの流れをドキュメンタリーチックに描く。「海軍の予算を頤和園の修築費として流用」したという話の真相、康有為の公車上書の史実性、義和団事件の際の東南互保が清朝の中央集権体制の瓦解を決定づけたとする視点、袁世凱や孫文の人物評価などが読みどころか。
読了日:01月27日 著者:杉山 祐之

平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像 (NHK出版新書 707)平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像 (NHK出版新書 707)感想
一条には長らく天皇としての呼び名が定まっていなかった(意外なことに息子の後一条の方が先に定められたとのよし)というような豆知識も面白いが、『御堂関白記』の墨で消された部分の判読、『御堂関白記』『権記』などの間の一条の辞世の句の食い違い、藤原実資だけが著者とは言い切れない『小右記』の形成過程の問題など、それぞれの日記のテキスト的な問題の方がなお面白い。
読了日:01月30日 著者:倉本 一宏

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最近見てるドラマ(2024年1月)

2024年01月13日 | 中華時代劇
『天啓異聞録』
明朝天啓年間、錦衣衛の褚思鏡は任務中行方不明になった双子の弟を探すため、韃官のバヤンとともに遼東の烏暮島に上陸する。島では奇病が蔓延し、おまけに怪物が出没するというが…… ということで黄軒主演のサスペンス・ホラーです。全12話と短いですが、中国時代劇には珍しい伝奇です。怪物のほか、邪教集団だの何だのが関わってきます (^_^;) バヤン役に久しぶりに見る呉樾、西洋の女航海士(彼女の兄がやはり怪物に関わって行方不明らしい)の安大人ことアンジェリカ役に、『妖猫伝』の楊貴妃役だった楊榕容がキャスティングされてます。映像の暗さに反してB級のノリで気楽に楽しめる作品ですw

『三大隊』
凶悪犯の王大勇兄弟を追っていた公安局三大隊隊長程兵は、犯人の片割れの王二勇を取り調べ中にぶん殴って急死させてしまったことにより、罪に問われて投獄。免職となって約10年後に出所し、新しくやり直そうとするが、事件のことを忘れられず単身捜査を試みることに…… 実在の事件に取材した作品というのが売りで、秦昊が服役刑事の程兵を好演してます。映画版とほぼ同時公開ということで映画版の方が評価が高いようですが、ドラマ版もまあまあの出来です。話が始まる1998年から程兵が服役して出所する2007年までの社会の変化の急激さが序盤でうまく表現されており、当時中国にいた人が楽しめるポイントかもしれません。

『大江大河之歳月如歌』
突然放映が始まったシリーズ3作目。今作は1993年から開始。宋運輝が彭陽の農薬工場に飛ばされてから2ヶ月。工場の改革を成し遂げ、部下には慕われと順風満帆かと思われましたが、そこへ突然の大事件が。一方、雷東宝は鎮政府、県政府の支援を得て電線工場を開業。楊巡は故郷で母の死を承けて実家の後始末。それぞれ新たな出発を迎え…… ということで出だしは上々です。今作は全33話ということですが、年頭で一番続きが楽しみな作品です。韓磊によるEDテーマもいいです。

『繁花』
ウォン・カーワイ初のドラマ監督作品、胡歌ら有名俳優が出演ということで2024年年頭の最大の話題作。上海が舞台、しかも原作が上海語による小説ということでドラマの方も上海語版を用意したりしていますが、個人的にどうも作品に入り込めず…… 『大江大河3』の序盤と同様に1993年が主要な舞台ということになるようですが、ストーリーと映像に対するシンパシーは圧倒的に『大江大河』、あるいは『三大隊』の方が上なんですよね……
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2023年12月に読んだ本

2024年01月01日 | 読書メーター
君主号と歴史世界 (史学会シンポジウム叢書)君主号と歴史世界 (史学会シンポジウム叢書)感想
第6章のセルジューク朝のバグダード入城に伴うスルターン号承認の虚実、第8章の、元来国制的な裏付けや職権の付与を伴わなかったアウグストゥス号の位置づけと歴史的展開に関する議論を面白く読んだ。第10章のハプスブルク帝国の複合的君主号や第11章の護国卿の位置づけに関する議論を読むと、日本の征夷大将軍についても君主号と位置づけるような議論があっても良かったのではないかと思う。
読了日:12月02日 著者:

海外の日本中世史研究: 「日本史」・自国史・外国史の交差海外の日本中世史研究: 「日本史」・自国史・外国史の交差感想
日本中世史の外国籍研究者、在外研究の経験がある日本人研究者、日本で外国史を研究する研究者の三者それぞれの立場からの研究動向+外国籍研究者による著書の書評という構成。韓国では韓国史との接点が弱い中世史の研究者が困難に直面しているなど、それぞれの国での研究事情や研究の特質が興味深い。それと同時に、日本人の日本史研究者が海外で研究する意義も理解できるような記述になっている。『新ケンブリッジヒストリーオブジャパン』で、すべての章で出来る限りジェンダー概念を取り入れているというのは、日本の学界も重く見るべきである。
読了日:12月05日 著者:

仇討ちはいかに禁止されたか? 「日本最後の仇討ち」の実像 (星海社新書)仇討ちはいかに禁止されたか? 「日本最後の仇討ち」の実像 (星海社新書)感想
「もうひとつの忠臣蔵」とも言うべき、幕末の赤穂志士によって引き起こされた高野の仇討ち。幕末とあって、土佐や長州、京都の公家などが関係してくるというのが面白いところ。仇討ちのきっかけとなった村上真輔の殺害にも尊皇攘夷が関係してくる。これが明治六年の仇討ち禁止令の制定につながったということで、制定に至るまでどういう議論があったのかなど社会史的なアプローチを期待したが、そこが詳しく紹介されているわけでもなく、タイトルが看板倒れになっている感があるのが残念。
読了日:12月07日 著者:濱田 浩一郎

パッキパキ北京パッキパキ北京感想
女版阿Qとも言うべき楽天的な菖蒲の北京生活。とにかく痛快で笑いたくなってくる。コロナ禍のもとでの中国事情も読みどころ。(コロナ以前からのものであるが)交通事情や住宅修繕のおじさんの発想など、中国で暮らした経験のある人には頷くポイントが多いのではないかと思う。綿矢先生のファンだけでなく中国に興味・関心のある人も是非読んで感想、特にラストの主人公のを語りあいたい。『すばる』掲載版から、王一博の広告など細かい加筆がなされている。
読了日:12月08日 著者:綿矢 りさ

古代人の一生──老若男女の暮らしと生業 (シリーズ 古代史をひらくⅡ)古代人の一生──老若男女の暮らしと生業 (シリーズ 古代史をひらくⅡ)感想
各章で興味深かったポイントを書いておくと、吉村論文では夫だけでなく妻や子の戦争参加について言及されている。菱田論文では、ジェンダーの観点から『土偶を読む』とその批判本『土偶を読むを読む』について触れている。吉川論文では古代の女官の役割について、日本では宦官が存在しないということと関係している部分があるという。鉄野論文では、万葉集に見られる個々人の男女関係について、基本的には虚構であり、歌に見える表現と現実との関係を勘定に入れる必要があるという。巻末の対談では学界のジェンダー事情について触れられている。
読了日:12月11日 著者:

風水講義 (法蔵館文庫)風水講義 (法蔵館文庫)感想
今まで風水の解説書を読んでもよくわからなかったが、本書は、風水の基本的な発想は大地を人体に見立てることであるとか、儒学との結びつき、そして朱子が風水に理解があったことにより近世以降風水が広まることになった等々、要点を押さえてくれている(しかしそれでもまだ飲み込めない所が多々あるが……)前近代中国での広まりのほか、現代中国、朝鮮半島や沖縄の状況についても触れている。文庫版で追加された付篇も本編のよいまとめ、補足となっている。
読了日:12月14日 著者:三浦 國雄

台湾の歴史 (講談社学術文庫)台湾の歴史 (講談社学術文庫)感想
多重族群国家としての台湾、あるいは中華民国第二共和制の成立に重点を置いて辿る台湾現代史。二・二八事件から陳水扁政権成立までを中心とし、日本統治時代以前については記述が控えめ。文化史についての言及もほとんどなく、あくまで政治史・経済史が中心。台湾史について断片的な知識しかなかったのが、通史として見ることで点と点が線でつながったという感じになった。
読了日:12月16日 著者:若林 正丈

台湾の半世紀 ――民主化と台湾化の現場 (筑摩選書 269)台湾の半世紀 ――民主化と台湾化の現場 (筑摩選書 269)感想
台湾政治研究の泰斗による、半世紀にわたる研究と「選挙見物」などの現地滞在記。同時刊行の同じ著者の『台湾の歴史』の舞台裏のような内容。そして同書の後の政治状況も補足としてまとめられている。著者の研究生活はほぼ台湾の民主化、あるいは「中華民国台湾化」、更には日本で台湾に対する印象が変化していく過程と重なっており、ダイナミックである。政治研究者としては当たり前だが、後々政界の大物となる人物とも早くから接触している。台湾政治研究を語る言葉として「動いているものは面白い」というのが印象に残った。
読了日:12月19日 著者:若林 正丈

台湾のアイデンティティ 「中国」との相克の戦後史 (文春新書 1434)台湾のアイデンティティ 「中国」との相克の戦後史 (文春新書 1434)感想
内容的に若林正丈『台湾の歴史』『台湾の半世紀』とかぶる部分も多い。本書の特徴は、劉彩品ら活動家の事績や言動を多く取り上げている点、批判されがちな馬英九の政治的スタンスや施策に一定の評価を与えている点などだろうか。その他PCゲーム『返校』をめぐる議論や八田与一をめぐる日台の認識のズレなども取り上げている。
読了日:12月20日 著者:家永 真幸

戦狼中国の対日工作 (文春新書)戦狼中国の対日工作 (文春新書)感想
低レベルな人材による拙劣な工作を繰り広げる海外派出所の話に対し、習近平自身の現地体験と深い現地の歴史への理解が生かされた黄檗宗や沖縄へのアプローチのアンバランスさが印象的。農村土豪ムーブによる中国の圧力に対して、著者が毛沢東の戦略を参考にしろと説くのが面白い。著者の中国体験に中国理解が有機的に結びついている。竹内亮夫妻が政治に興味がないにも関わらず結果的に中国政府のプロパガンダに加担してしまっているというのは、日本のノンポリなクリエーターが国家のプロパガンダに加担するという姿と二重写しのようである。
読了日:12月22日 著者:安田 峰俊
天狗説話考天狗説話考感想
現在流布している天狗像がいかに形成されてきたかを、古代から近代までの天狗説話を辿ることで考察。飛行能力、カラスなど鳥類のイメージ、石つぶて、高い鼻、山伏や修験道の関わりなどが各時代にそれぞれの文脈で付加されてきたことを論じている。また天狗道と西洋の煉獄との比較なども興味深い。天狗説話のうち、中国の天狗が日本に飛来してきて酷い目に遭う是害坊説話については、何やら日本側の歪みというかコンプレックスのようなものが感じられる所ではあるが。
読了日:12月24日 著者:久留島 元

水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)感想
同シリーズの従来作とは異なり原文に当たるものが現代語訳だけというのは体裁上さすがに無理があるが、水滸伝研究の第一人者によるコラムがその不備を補って余りある。コラムでは版本上の問題を解説するほか、『大宋宣和遺事』や元雑劇など先行する水滸伝物語群に基づいて作中の矛盾などを読み解き、より深い読、時には現代的視点からの読みを提示するなど、読み応えがある。コラムのためだけに本書を読む価値がある。ビギナーだけでなく年季の入った水滸伝マニアにもお薦め。
読了日:12月28日 著者:

謎の平安前期―桓武天皇から『源氏物語』誕生までの200年 (中公新書, 2783)謎の平安前期―桓武天皇から『源氏物語』誕生までの200年 (中公新書, 2783)感想
奈良時代から我々が何となくイメージしている「平安時代」が形作られるまでの変化の時期として見る平安前期の歴史。女官から女房への社会的地位や性質の変化、文人官僚が恠異に注目した理由、正史が作られなくなった事情、和歌と歌人の扱いや地位の変化等々、類書があまり注目してこなかったポイントから時代の変化を読み解いている。来年の大河の(裏)副読本として使えるかもしれない。斎王、女官、女房など女性に関する記述が豊富なので、女性史に関心がある向きにもお薦め。
読了日:12月31日 著者:榎村 寛之

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『古代中国王朝史の誕生』

2023年12月26日 | 雑記
1月11日にちくま新書より『古代中国王朝史の誕生―歴史はどう記述されてきたか』を上梓します。
そこで一足早く本書の目次を公開します。



序章 記録のはじまり ― 殷代 

第一部 歴史認識 

第一章 同時代史料から見る ― 西周〜春秋時代Ⅰ  
1 記録文書としての金文 
2 王の歴史、臣下の歴史 
3 回顧される西周王朝 
4 天命を受ける諸侯 

第二章 後代の文献から見る ― 西周〜春秋時代Ⅱ  
1 「神話なき国」の叙事詩 
2 祖先神話とその承認 

第二部 歴史書と歴史観 

第三章 歴史書と歴史観の登場 ― 戦国時代 
1 説話で語られる歴史 
2 歴史から道理を知る 
3 諸子百家の歴史学と歴史観 

第四章 そして『史記』へ ― 秦〜前漢時代 
1 古代の書籍の形態とあり方 
2 焚書坑儒の再検討 
3 『史記』の編纂 
4 始皇帝、そして武帝 

終章 大事紀年から年号へ 
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