博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『歩歩驚心』日本語版放映

2012年09月16日 | ニュース
mixiでマイミクさんの日記を見てたら、以前うちのブログで物議を醸した『歩歩驚心』がBSジャパンにて放映決定というニュースが……

BSジャパン『宮廷女官若曦』公式サイト


10月8日から月曜日~木曜日の午前10時から放映だそうです。そのうちDVDも出たりするんでしょうか?サイトの方で時代背景とか史実の説明が充実しているのはなぜだろう?と思ったら、以前『雍正王朝』と『康熙王朝』を放映してた局だからですね(^^;)

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唐の皇帝陵に押し寄せる横店化の波

2010年04月24日 | ニュース
昨日の『朝日新聞』夕刊にて「長安~奈良 1300年の時を超えて [上]」という記事が掲載され、昭陵(太宗陵)・靖陵(僖宗陵)など唐の皇帝陵の現状を紹介していました。以下、その記事を一部引用します。(この記事、残念ながら朝日のサイトではアップされていないのです……)

 この昭陵が2006年、大きく改修された。北門には仁王立ちする太宗の巨大な石像。山陵に続く松林が伐採され、狭い泥道は拡張されて石道に変わった。02年から4年間、昭陵の北司馬門遺跡を発掘調査した陝西省考古研究副院長の張建林さん(54)は「改修で遺跡の価値が損なわれた」と憤る。
 発掘調査の結果、太宗が中国全土統一の際に降伏や帰順をさせた諸国王や君長14人の石像や太宗の愛馬6頭の石像、唐代の建物の配置が明らかになった。しかし、調査終了後に地元政府が改修を進め、他の遺跡の石像の複製などが並べられた。「経済発展もわかるが、元々ここにない明代の石像や太宗の巨像を並べては観光客に誤解を与える」と話す。


要するに「改修」と称して昭陵が物の見事に横店化されてしまったという話なんですが、以前から本ブログをお読みの皆さんならご承知の通り、こういう現象は唐の皇帝陵に限った話ではないのであります(^^;) 以下、その例。







この記事では昭陵の遠景を写した写真しか載っていないのが何とも残念。是非とも明代の石像(明の十三陵の動物像なんかを模したものでしょうか?)やら太宗の巨像やらの写真が見たかったのですが(^^;) 以下は記事の続きの文。

 張さんには重い過去がある。西安市の高校教師だった父は60年代の文化大革命で、重労働を強いられた。張さんも中学を出ると化学肥料工場で働いた。文革が終わった70年代、地元の西北大学で考古学を学び、考古研究院に入った。そこで文革がいかに多くの寺院や文化財を破壊したかを知る。唐代の貴重な石碑が橋に変わり、皇帝陵の陪葬墓の多くも削られ、農地になるなど傷跡は生々しく今も残る。

要するに現在は文革期に次ぐ文化財受難の時代ということでいいんでしょうか。そしてこの記事の締めの一文。

 観光客の姿もなく、小麦畑の中に静かに眠る靖陵を前に張さんは言う。「昔の姿を守る。それが文化財保護の原則なんです」

聞くところによると、雲崗の石窟なんかも目にも当てられないほどペカペカの大伽藍が「復原」されてしまったそうですし、もう世界遺産とかガイドブックに載ってるような所はのきなみこんな感じになっていると考えた方が良さそうですね。
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南少林寺の軽功?

2009年10月21日 | ニュース
南少林寺の僧:秘術披露 水上走行で新記録…福建(Yahoo!ニュース)

「うわっ、水の上を走ってるよ!少林寺僧、半端ねえ!」……と思ったら、3層のベニヤ板の上を走ったということで「なーんや」という感じです。これなら以前紹介したベトナムの軽身(キンタン)の方が凄いです。

それと南少林寺って今でもあるんですねえ。まあ、ここ2~30年で「再興」したもんなんでしょうけど。
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古装片撮影と動物愛護

2009年08月14日 | ニュース
放映が待たれる高希希監督の『三国志』ドラマですが、このドラマに関してこんなニュースが……

「ドラマ撮影で馬6頭が死亡、虐待疑惑が浮上」(『レコードチャイナ』)

で、元記事はこちら。

「《三国》劇組虐馬遭抗議 導演高希希称是安楽死」(『華龍報』:『重慶晩報』より転載)

要するにドラマ『三国』撮影のために多くの馬が使い潰されているということで動物保護団体が問題視しているという話ですが、古装片を見ていて、これは動物が本当に怪我をさせられたり死んでいるんじゃないの?というシーンが結構出て来るので、やっぱりなあという感じです……

そういや今年の春に放映されていた『鄭和下西洋』では、唐国強演じる燕王がデカい金魚を水槽から取り出して生きたままバリバリ食べるというシーンがあり、模造品か何かを使っているのだろうと思っていたら、インタビューで本物の魚を食べたと言っているのを聞いてドン引きしましたっけ……
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再来年の大河は……

2009年06月17日 | ニュース
再来年の大河のテーマはお江だそうで。

「11年度NHK大河ドラマは三代将軍・家光の生母・江(ごう)の生涯を描いた『江~姫たちの戦国~』に」(Yahoo!ニュース)

三姉妹のうち淀ではなくお江を主役に据えたのはやや目新しいですが、結局は信長・秀吉・家康の三傑から離れられんのね(-_-;) あと、お江となると当然春日局との絡みが出て来るわけで、単に『篤姫』に続いて大奥物をもう一回やりたいだけではないかという気が……

以前マイミクのArcherさんの日記で福井県が継体天皇を大河の題材としてプッシュしているという話を目にしましたが、個人的にはそろそろそれぐらいの冒険はしていただきたいところ。まあ、継体天皇については知名度以前に色々と問題があるのでムリだと思いますが。仮にこの情報が本当だとして、諸々の問題を踏まえたうえで福井県がこの題材をプッシュしているとすれば「ネ申」と言わざるを得ない(^^;)
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横店化する震災跡?

2009年05月14日 | ニュース
昨日アップしようと思って忘れてた記事です。

「四川大地震1年 被災“逆手”ビジネス化」:Yahoo!ニュース

要するに四川大地震の被災地で、震災の跡地をそのまま遺跡公園として保存したり地震博物館を造るという動きがあるというニュースです。

ソースが産経新聞だけにいささかやっかみのある論調となっていますが、特に遺跡公園の方はうっかり手を入れて映画のセットみたいになってしまう様が目に浮かぶのもまた事実(^^;) 震災跡もこうして横店化していってしまうのでしょうか……
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『漢字五千年』と繁体字復活論

2009年04月19日 | ニュース
つらつらと『南方周末』誌を読んでましたら、このほどCCTVで放映されていたドキュメンタリー『漢字五千年』(以前うちのブログでも触れました)が国内の繁体字復活論と絡めて取り上げられてました。

「終将要回帰繁体字?――専訪《漢字五千年》総策划兼撰稿指導麦天枢」:『南方周末』

この番組って孔子学院の宣伝番組かと思いきや、繁体字復活をめぐる文脈の中で作られた作品だったんですね。同誌には『チャイニーズカルチャーレビュー』でお馴染み朱大可氏が評論を寄せています。

「朱大可:漢字革命和文化断裂」:『南方周末』

「『科学』が分かっていない『科学院長』の郭沫若先生」とか、相変わらず毒舌ぶりが冴え渡ってます(^^;) しかし陳夢家って漢字簡化反対派だったのね…… 

『漢字五千年』自体は先日北京に行った折にDVDをゲットしたので、いずれまた各回の内容を紹介していきたいと思います。

ちなみに繁体字復活をめぐる動きについては以下の記事を参照のこと。

「どうなる?繁体字復活論、新しい『規範漢字』近く発表か」:『レコードチャイナ』
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周潤発が孔夫子に

2009年03月10日 | ニュース
さっきテレビを見てたら、何か『雍正王朝』『漢武大帝』で有名な胡玟が映画『孔子』を制作予定で、周潤発(チョウ・ユンファ)が孔子を演じるというニュースが流れてました。

『ドラゴンボール』での亀仙人役とあまりのギャップの激しさに何だか頭がクラクラしてきました(^^;) 番組では『男たちの挽歌』や『グリーンデスティニー』など周潤発がこれまで出演した作品が紹介されてましたが、『パイレーツオブカリビアン』と『ドラゴンボール』は綺麗にスルーされてましたね。中国的にはこの2作品は周潤発の黒歴史的な扱いなんでしょうか……

既に新浪網の映画紹介サイトも開設されております。
http://ent.sina.com.cn/f/m/kzjscx/index.shtml

監督の胡玟は『雍正王朝』では官吏の腐敗、『漢武大帝』では漢民族の興隆と中華民族の形成というテーマを描いていましたが、(『漢武大帝』はまだ最後まで見ていませんが、おそらくこれが作品全体のテーマだと思います。)今回の映画ではどういうテーマを設定しているのか、またこの題材で果たして面白い作品になるのか気になるところです(^^;) 昔NHK-BSで孔子のドラマを放映してましたが、雰囲気は出ていましたけど内容は物凄くつまらなかったしなあ……
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中国のケータイ

2009年01月31日 | ニュース
「胸ポケットの『携帯電話』爆発、20歳男性が死亡―広東」(Yahoo!JAPAN ニュース)

留学先で当然の如く中国のケータイを買った私としてはガクプル物のニュースであります(^^;) 一応デパートのブースでサムスンの正規品を買った(はず)で、半年近く使って不具合も無いので大丈夫だとは思いますが、うっかり充電池を取り替えたりしない方が良さそうですね……

しかし中国ではケータイ本体が結構なお値段なのに、街中で歩いているおっさんとかが割と上等な機種を持ってたりするのですが、あれはほとんどこの手の山寨機なんでしょうか。
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太歳は実在した!(笑)

2008年09月25日 | ニュース
ニュースサイトを見てたらこんな記事を発見してしまいました。中国の陝西漢中で伝説の太歳が発見されたらしいです(^^;)

「地中から不気味な肉塊、不老不死伝説の生命体『太歳』発見か?―陝西省漢中市」(Record China)

太歳って、確か発見した人やその家の者に死をもたらすという不吉極まりない話があったはずなんですが……

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