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少子化のなにが悪い

2022-05-09 | Weblog
昨年の出生数は75万人で過去最低だったそうだ。平均年齢を80とすると、100年後には6000万人くらいの人口になるのか(ちなみに今現在、アメリカは3.5億、ロシアは1.5億、ドイツは8000万、中国15億、インド13億の人口比である)。統計では2050年あたりで一億人を割るようだ。30年後まで自分が生きているのか甚だ疑問だが、そういう人口が少ない世界がこれから必ずやってくるわけである。このままでは日本がつぶれるとかいう論者がいるが、そんなことは絶対にない。減ったら減ったなかで新しいシステムや秩序が回りだす。そもそも日本の人口が一億人を越したのは1950年ごろだ。明治初期などは4000万弱でしかなかった人が減ると困る困ると騒いでいるのは、今のシステムでないと金儲けができない人たちであって、全体としては資源や食料の需要も下がるわけだから、絶対にいい方向に向かうはず。人口のV字回復なんか絶対にありえないのだから(国の命令で子供3人を必須にするとかしない限り)、少子化を前提に社会の再構築を議論していくべきである。ただしその過渡期である今後30年くらいは、極端な少子高齢化社会となるので、そのいびつさで、世の中はガタガタになるかもしれない。そして間違いなく最も割を喰うのは、ベビーブーム時代に生まれた我々「氷河期世代」だ。自分たちを支えてくれる世代はなく、年金もいつから出るのか、そしてどれだけ出るのかも甚だ不透明だ。とはいえ、もう今後、我々氷河期世代が日本でいい目をみることとは絶対にないだろうと腹はくくっているから、それに対応した生活スタイルを個々で模索していくしかない

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