酒を完全に辞めてから5ヶ月になる。面白いもので、全く飲みたくならない。あれだけ酒好きたったのにもかかわらずだ。断酒は心にも身体にもメリットばかりなのだが、1つだけデメリット?みたいなことを発見した。アルコールによって脳が全く曇らないため、起きている時間の全てが積極的な活動時間となる。すると、より体力を使うことになるので、疲労が増す(眠気がコマ目に来る)。これがデメリットみたいなものである。しかし、その眠気を一度やり過ごすと再びヤル気モードになる。例えば寝る前であっても、何かの拍子で脳が覚醒し、もう少し本を読もうとか、新しいプラモを作ろうとかいう気になる。起床時もそうだ。つまり、暇な時間を無為にボンヤリと過ごすことが少なくなったということだ。三十年近くも絶え間なく飲んできた。酒で得られた幸せな時間も多かったが、酒のせいで失った時間や低下させた生産性も甚大なものだった。すでに後半戦にどっぶり入っている人生。いつジ・エンドがやってくるかわからない。体力をつけながら、やりたいことを躊躇なくやっていきたい。酒はもういらない。