・子供の「指差し」が大分と板についてきました。ETごっこをするとゲタゲタ笑ってくれます。テレビでオケ演奏を見せている(惰性で)せいか、拍手をするタイミングが絶妙になってきました。きちんと演奏の前と終わりに1人でパチパチやってます。
・大祝:ブラームスの序曲です。久しぶりに聴きました。演奏はワルター指揮のニューヨークフィル(フルヴェンにこの曲の録音はない・・・悲劇的序曲もない)。こんなに良い曲だったか?と思われるくらいに感動的。繰り返して3回も聴いてしまいました。学生時代に一度やったのだけど、全くといっていいほどこの曲にはいい思い出がない・・・。とにかく弾くのが難しいのですよ。それもあって、敬遠していたのだけど、久しぶりに聴くと「ここはこんな風に弾きたい」といったイメージが沢山湧くので、今弾くと少しは楽しめるかもしれません。昔は音符を追うのに必死で、さらに力が入りまくりだったりして、筋肉が痺れて曲の最後まで持たずに撃沈だったりしたこともありました。
・Gモール:モーツァルトの40番交響曲。フルヴェンの録音を聴く・・・超高速重爆というイメージですか・・(謎)。音量は途轍もなくぶ厚いのに、息もつけないほどに疾走し続けます。演奏はウィーンフィル。さすがです。圧倒的です。見通しがいいとか、爽やかとか、すっきりとか、切れ味が・・・とかそんな低次元の世界ではありません。この世にある40番の録音で最高のものなんじゃないかな?
・N響ホグウッド:ホグウッドは好きな指揮者です。プルチネルラの録音は愛聴してます。定期公演に初登場ということで、時間があったら生演奏を聴きたかったのだけど、それは敵わずテレビで観ることになりました。先週は古典交響曲とロンドン交響曲が放送されました。前半のプロコの方がよかったかな・・・ラッパがまた激しいミスをしてましたね・・ああいうの許されるんですかね・・。古典交響曲は一度やってみたいですね。でも、まあどうでもいい曲のレベルですが・・・。後半のハイドンはちょっと期待はずれ。もうちょっと攻めるのかと思ったけど、意外にまったりしていました。N響だからなのか?もうちょっと切れ味のある爽快感を醸し出してほしかったです。来週はメンデルスゾーンだそうです。こちらも楽しみです。
・弛緩:演奏における一番の禁忌です。盛り上がってきたのに、突然冷水をかけられるような場面が生演奏でも録音でもあります。私が一番否定的になる演奏がこれです。飛行機でエアポケットに嵌る感じというか、下ネタで失礼ですが、セックスの最中に親の顔を思い出して萎えるような感じです。萎える原因は演奏ミスとかではなく、指揮者・奏者の迷い・集中力切れに起因すると思います。有名な指揮者ではアバドの演奏にこの症状が多々みられます。特にベルリンフィル時代の演奏に多いように思います(若い時は非常に名演が多い)。ベルリンフィルの監督時代は、色々と試行錯誤の最中で、多大なプレッシャーもあり大変な時期だったのでしょうか。しかしながら、フルヴェンには絶対にこの「萎え」がないのですよ。これがフルヴェンの「凄み」なのだと思います。頭の中で曲が「学術的に」完成されている上に、ライブ一発勝負にかける全霊の魔法と降霊術が展開されるわけですから、奏者のみならず聴き手もあちらの世界へと連れていってしまいます。50年以上昔の粗悪な録音を通してもそう感じさせるのですから、生の演奏は本当に神秘体験だったのでしょう。
こういう古い考え方はもう通用しないかもしれないけど、ボスが先頭で捨て身で突撃してこそ部下は全力で付いていくというものです。ボスが守りに入ったり、手を抜いたりすると、気がつかないふりをしていても、そういうものは絶対に部下に伝染します・・・。
・大祝:ブラームスの序曲です。久しぶりに聴きました。演奏はワルター指揮のニューヨークフィル(フルヴェンにこの曲の録音はない・・・悲劇的序曲もない)。こんなに良い曲だったか?と思われるくらいに感動的。繰り返して3回も聴いてしまいました。学生時代に一度やったのだけど、全くといっていいほどこの曲にはいい思い出がない・・・。とにかく弾くのが難しいのですよ。それもあって、敬遠していたのだけど、久しぶりに聴くと「ここはこんな風に弾きたい」といったイメージが沢山湧くので、今弾くと少しは楽しめるかもしれません。昔は音符を追うのに必死で、さらに力が入りまくりだったりして、筋肉が痺れて曲の最後まで持たずに撃沈だったりしたこともありました。
・Gモール:モーツァルトの40番交響曲。フルヴェンの録音を聴く・・・超高速重爆というイメージですか・・(謎)。音量は途轍もなくぶ厚いのに、息もつけないほどに疾走し続けます。演奏はウィーンフィル。さすがです。圧倒的です。見通しがいいとか、爽やかとか、すっきりとか、切れ味が・・・とかそんな低次元の世界ではありません。この世にある40番の録音で最高のものなんじゃないかな?
・N響ホグウッド:ホグウッドは好きな指揮者です。プルチネルラの録音は愛聴してます。定期公演に初登場ということで、時間があったら生演奏を聴きたかったのだけど、それは敵わずテレビで観ることになりました。先週は古典交響曲とロンドン交響曲が放送されました。前半のプロコの方がよかったかな・・・ラッパがまた激しいミスをしてましたね・・ああいうの許されるんですかね・・。古典交響曲は一度やってみたいですね。でも、まあどうでもいい曲のレベルですが・・・。後半のハイドンはちょっと期待はずれ。もうちょっと攻めるのかと思ったけど、意外にまったりしていました。N響だからなのか?もうちょっと切れ味のある爽快感を醸し出してほしかったです。来週はメンデルスゾーンだそうです。こちらも楽しみです。
・弛緩:演奏における一番の禁忌です。盛り上がってきたのに、突然冷水をかけられるような場面が生演奏でも録音でもあります。私が一番否定的になる演奏がこれです。飛行機でエアポケットに嵌る感じというか、下ネタで失礼ですが、セックスの最中に親の顔を思い出して萎えるような感じです。萎える原因は演奏ミスとかではなく、指揮者・奏者の迷い・集中力切れに起因すると思います。有名な指揮者ではアバドの演奏にこの症状が多々みられます。特にベルリンフィル時代の演奏に多いように思います(若い時は非常に名演が多い)。ベルリンフィルの監督時代は、色々と試行錯誤の最中で、多大なプレッシャーもあり大変な時期だったのでしょうか。しかしながら、フルヴェンには絶対にこの「萎え」がないのですよ。これがフルヴェンの「凄み」なのだと思います。頭の中で曲が「学術的に」完成されている上に、ライブ一発勝負にかける全霊の魔法と降霊術が展開されるわけですから、奏者のみならず聴き手もあちらの世界へと連れていってしまいます。50年以上昔の粗悪な録音を通してもそう感じさせるのですから、生の演奏は本当に神秘体験だったのでしょう。
こういう古い考え方はもう通用しないかもしれないけど、ボスが先頭で捨て身で突撃してこそ部下は全力で付いていくというものです。ボスが守りに入ったり、手を抜いたりすると、気がつかないふりをしていても、そういうものは絶対に部下に伝染します・・・。