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「曾我蕭白 鳥獣画の探究」  香雪美術館

2014-09-11 | ア-トな話し
前期展示/8/23~9/15 後期展示 9/17~10/13

曾我蕭白(そが しょうはく)

享保15年(1730年) - 天明元年1月7日(1781年1月30日))は、江戸時代の絵師。蛇足軒と自ら号した。

蕭白の特徴は、部分の細密で精確な描写能力と対象の動性の的確かつ大胆な把握にある。構図における大胆な空間把握、顔料の性質を熟知した上になりたつさまざまな独創に支えられた鮮やかな彩色は、相共に強烈な不安定さを生み出し、見るものを魅了しまたおののかせる。江戸時代の画史においてすでに「異端」「狂気」の画家と位置付けられていた蕭白の絵は、仙人、唐獅子、中国の故事など伝統的な画題を、同じく正統的な水墨画技法で描いていながら、その画題を醜悪、剽軽に描き出すなど表現は型破りで破天荒なものであり、見る者の神経を逆撫でするような強い印象を与えずにはおかない。

当時、蕭白の作品は、同時代の円山応挙や池大雅、与謝蕪村ほどではないにしろ、一般の人々に受け入れられていた。明治時代以降は評価が低かったが、1968年『美術手帖』誌で連載された辻惟雄の「奇想の系譜」で取り上げられたこと等がきっかけとなり、江戸時代絵画史に異彩を放つ個性的な画家として近年再注目されている。
明治時代には忘れられており、多くの作品が失われたり破損したりしていた。その為、ウィリアム・スタージス・ビゲローによってこうした作品の多くがボストン美術館に持ち込まれる事になり、現在は当美術館が最大の蕭白コレクションを所有している。

ボストン美術館展 日本美術の至宝 ここ



別冊太陽 「江戸絵画入門」 ここ

対決 巨匠たちの日本美術 ここ

蕭白は京都に生まれたが、生涯は不明な点が多い、伊勢(三重県)に二度滞在したことがあり、作品が多数残されている。


会場に入ると、まず上の作品が目に入る

重要文化財 「松鷹図襖」三重県立美術館 蔵




重要文化財「波濤群禽図襖」三重県立美術館 蔵





曾我蕭白らしい言えば、この作品です
雪山童子図 継松寺 蔵



鷹図 香雪美術館 蔵

着色されているのが、珍しい


ボストン美術館展 日本美術の至宝展でも、見ました
2008/7/8~8/17 東京国立博物館の対決 巨匠たちの日本美術 でも見ました
あの時は 若冲と蕭白 の対決でした。
ホームページはここ

香雪美術館は三度目である
最初は2009.11.4 香雪美術館と世良美術館 ここ

二度目は2014.4.25 森田りえ子 花らんまん展  香雪美術館 ここ

近くの弓弦羽神社には その時に参拝しました ここ

ソチ五輪での羽生結弦選手の活躍によって参拝してきました
羽生選手の漢字表記の名前4文字中、「弦」と「羽」の2文字が入っていることから、「弓弦羽(ゆづるは)神社」は数年前からファンの間で話題となっているそうです

美術館の庭にはヤブランが咲いていました



花言葉は「忍耐」「謙遜」は、薮のような薄暗い木々の下で、耐えながら凛として咲くこと から付けられています。
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