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麒麟の翼     東野 圭吾

2018-04-09 | 読書感想文
東野 圭吾 さんの作品を読むのは35作目である
今までに読んだ本の一覧は ここ 

この橋に架けた愛と償い
親子だからこそ起きた悲劇と奇跡。

「日本橋」
日本橋は、東京都中央区の日本橋川に架かる国道の橋である。
現在の橋梁は1911年に完成し、国の重要文化財である。
また、日本の道路元標があり、日本の道路網の始点となっている。

日本橋中央柱には麒麟の像がある、本来伝説には無い翼があり、飛躍する首都を表している。

一度見てみたい物だ。

「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。

日本橋の欄干にもたれかかる男を巡査が目撃する。男の名前は青柳武彦。彼の胸にはナイフが刺さっていた。瀕死の状態でここまで歩いてきて、力つきたようだ。その後、彼は病院で死亡してしまう。

加賀と松宮も参画して事件の捜査が始まる。その中、事件直後に若い不審な男(八島冬樹)が現場から逃走中にトラックにはねられ、昏睡状態に陥っていることが分かった。「彼が人殺しをするはずがない」と否定する恋人(中原香織)。しかし、彼の持ち物からは被害者が持っていた財布と書類鞄が発見される。そして、被害者とのある関係が浮上したことから、警察は不審な男を犯人と断定し裏付け捜査を進めてしまう。

一方、被害者が部長を務めていた会社で「労災隠し」が発覚し、その責任が被害者にあることが公になる。このことで被害者家族は一転して世間・学校からのバッシングにさらされてしまう。果たして、八島冬樹は真犯人なのか。被害者はなぜ瀕死の状態で日本橋まで歩いてきたのか。加賀と松宮はその真相に挑む。

いつもながら一気に読んでしまいますね
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