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ダリ展 国立新美術館

2016-10-02 | ア-トな話し
写真は国立新美術館で入手したパンフレット

スペインに生まれたサルバドール・ダリ(1904年-89年)は、もっとも有名な20世紀の芸術家の一人です。1929年に彗星のようにパリの美術界に登場し、シュルレアリスムを代表する画家として活躍しますが、やがてアメリカに進出、大きな成功と人気を獲得します。その一方で、映画や演劇、ファッションなどの異分野へも積極的に参画して、ウォルト・ディズニーやエルザ・スキャパレリなどとコラボレーションを行い、次々と著作を発表して、ジャーナリズムやメディアにも盛んに登場しました。芸術と芸術家のあり方を変革したダリは、まさに現代美術の先駆者の一人ということができるでしょう。本展は、ガラ=サルバドール・ダリ財団(フィゲラス)、サルバドール・ダリ美術館(フロリダ州セント・ピーターズバーグ)、国立ソフィア王妃芸術センター(マドリード)という世界の3つの主要なダリ・コレクションから招来される作品を中心に、国内所蔵の重要作品を加えて、約250点によって多面的なダリの世界を紹介する、日本では約10年ぶりとなる本格的な回顧展です。

2016年9月14日(水)~12月12日(月)

京都市美術館 2016年7月1日(金)~9月4日(日)
約250点というのは見るのにも時間がかかります



《子ども、女への壮大な記念碑》
1929年 カンヴァスに油彩、コラージュ 国立ソフィア王妃芸術センター

「腐敗」がテーマらしい



《水の中の裸体》Nude in the Water
国立ソフィア王妃芸術センター

びっくりしますよね さすがダリです


《引出しのあるミロのヴィーナス》

白く塗られたブロンズ、白テンの毛皮の房
サルバドール・ダリ美術館

思わず見とれてしまいます《ミロのヴィーナス》を元に制作 女神像のなめらかな身体に、6つの引き出しをつけ、胸と腹部には白テンの毛をあしらいました。引き出しは、精神分析によって開示される無意識の世界を示唆する一方で、乳房と組み合わされると、エロティックな意味を暗示します。



《ガラの3つの輝かしい謎》

国立ソフィア王妃芸術センター

ガラとはダリの妻 ガラの死と同年に制作された作品
身を切るような悲しみを伴ったオマージュだ



《船》


サルバドール・ダリ美術館


隣に元になった作品 モンタギュー・ドーソン 《風と太陽・・・稲妻号》も展示されていた
元々帆船が好きだから思わず引き込まれました



《三角帽子の挿絵》
サルバドール・ダリ美術館



《素早く動いている静物》
サルバドール・ダリ美術館




《ラファエロの聖母の最高速度》
国立ソフィア王妃芸術センター





《ファン・デ・エレーラの「立方体論」について》

国立ソフィア王妃芸術センター

ますます分からなくなりますね(笑)
頭で理解出来なくても感性で感じる
そんな展覧会です



メイ・ウェストの部屋
展覧会の最後に設けられている。写真撮影ok
メイ・ウエストの部屋はダリがアメリカの代表的な映画女優メイ・ウエストを描いた油絵作品「アパルトマンのように利用できるメイ・ウエストの顔」(1934‐5年作)を立体で実際に部屋にしてしまった作品です。部屋全体が女優メイ・ウエストの顔となっています。この圧倒される存在感の作品はダリ劇場美術館の主要作品の1つです。
ダリ劇場美術館を模倣して作ったものです。

中に入るとひと組毎に写真撮影出来ます かなりの時間並ばないとダメですがね 面白い写真が撮れます



もう夕方になってしまいました。
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