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幻の五新線

2010-05-06 | 街角の話し
国道24号を和歌山から奈良に向かって走ると、こんな橋があります。

大胆にも国道を跨ぐ、鉄道の高架橋です。

名前は五新線

奈良県五條市のJR西日本和歌山線の五条駅と、和歌山県新宮市の紀勢本線新宮駅を結ぶ計画だった日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線です。

五新線の沿線は吉野杉などの木材の産地で、その木材を鉄道で輸送させる構想で1939年に建設に着手した。
太平洋戦争のため工事は中断するが、1957年に工事を再開し、1959年に五条駅から西吉野村城戸(現・五條市西吉野町城戸)まで路盤が完成した。
この区間を先行させて開通する予定だった(阪本線と言う)

結局一度も鉄道は走ることなく計画は中止された。

理由は、いろいろ言われているが、地元の人にとっては、末代まで伝えるべき、悲しい、悔しい結果であったに違いない。





近くの空き地に車を停めて、撮影しました。
いい感じですね。

この先は、どうなっているのか?

気になりますよね。

行って来ました。(笑)



近くの吉野川を渡る寸前で途切れています。

無残! というのは、こういう時に使うのですね。

夢の跡、こうして残しているのが素晴らしいけれど。

和歌山方面に詳しくなく五條や新宮と言ってもピンと来ない人のために。

作って見ました。




鉄道の空白地帯に一本の線が走ります。

奈良や大阪の人には、那智大社が、ぐんと近くなりますね。

残念。

近くの 五條 新町通りにも出かけました。古い町並みが続きます。

少し前の日本に触れた1日でした。

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