友達のOさんからグロリオサを頂いた。お花屋さんでよく見かけ、意外と花持ちがして控えめの華やかさが好きで買っていた。アフリカか東南アジアからの輸入とばかり思っていたら、国内しかもこの辺りでも咲くと聞いて驚いた。Oさんの庭に咲いているのですもの。ユリ科で日本ではキツネユリ、ユリグルマなどと言い、球根は有毒だそうです。葉先から蔓ようのものが出ていて絡んでいる。ジンバブエの国花と知りました。やわらかい黄緑の葉がOさんに似て優しい雰囲気…。
気取って言うと”キッチン・ガーデン”でトマトが収穫出来ましたあ。肥料は牛糞と三種混合の化学肥料（冬に海老殻や生ごみを時々土の中へ埋めている）、トマトらしい酸味と甘さのバランスが良い濃い味で満足している。一枝赤くなるまで我慢しようと思ったのですが、雨が続くと皮が割れるのでどんどん採ることにした。早朝の収穫は味も栄養的にも最も良いと聞いています。購入した二本の中玉苗から合計いくつ収穫出来るか記録することにした。お友達から頂いた普通玉の苗五本は別にカウントしようと思う。
蛇足～、帰国後の朝食はバルトの国づくしです。黒パンにラトヴィアのチーズ（ピクルスは家にあったドイツのもの）…生まれが同じですからぴったり合ってそれは、それは美味しい。噛むほどにライ麦の甘さとチーズの個性が絡み独特の美味しさ。まだまだバルト三国の中に身をおいて浸っている至福のひと時です。風邪を引きずっての旅だったが、異国の文化に触れる…私の一番の楽しみ、心身ともに得るものの多い旅はもう少しの間や・め・ら・れ・な・い。
旅も終わりいよいよ帰国です。ヘルシンキでトランジットをしますが、驚いた事にタリンからヘルシンキまでプロペラ機です。珍しいと思いませんか？コンパクトでいいのですが、少々恐い感じもします。ブルン、ブルン。
三つの国どの国でもコーヒーは酸味は少ない、苦味はないが酷があり…で私好みだった。コーヒーも後後まで旅を思い出すよすがの一つとして、いつも旅先で手に入れることにしている。タリンのマーケットで500ｇ入り3.99ユーロ（520円ぐらい）で買った。エストニア語は読めないし、眼を見開いて英語らしきものを探して辛うじて理解した。クラシック…まず間違いはないでしょう。ローステット・レベル3…苦くない、フレンチプレス・コーヒーと書いてあるからドリップ用で大丈夫。帰ってから調べてみたら”Paulig”は元はドイツの会社で1871年にリューベックからヘルシンキへやってきて商売を広めたそうです。ですから「ドイツのコーヒー」だったのです。通りで美味しいと思った…と言っていいのかな？
ラトヴィアのトゥライダ城の入り口のスーベニア・ショップで麻で編んだスカーフを売っていた。よく見ると機械網みらしい。念のため聞いてみたが、50歳ぐらいの女性は英語が解らない。色合いが素敵なのでまあいいか…と18ユーロで（2500円ぐらい）。15ユーロにして欲しいと交渉したが計算機に18を打ち込んで首を縦にふらない。やはり彼女たちに3ユーロは厳しいか？
リトアニアに"Geisha"というチョコレートがあり、ゴディバより美味しいとブログに書いていた人を娘が見つけ、買ってきて欲しいと言う。フィンランド・エアーの中でプレオーダーと言うパンフレットにあった。現地へ行って見つからなかったらと思いオーダー。帰りの飛行機の中で決済との事。リトアニアのマーケットにあった、あった、ありました。杉原千畝が有名でしょ？やはり彼等にとって日本は桜と芸者なのですね…と私の勝手な解釈。でもね甘すぎず本当に美味しいと思いましたよ。たまにしか食べたことのないゴディバより美味しいと私も思ったのでした。
さくらんぼの完全に乾燥させたものではなく、多分それをシロップに浸けて戻したようなものが山盛りあった。ヨーグルトソースが横に備えてあるからこれをかけて頂いても…と。コーン・フレークスのトッピングにしている人もいます。少し酸味のあるさくらんぼプレーン・ヨーグルトとマッチして美味しかった。立派なデザートです。朝から豪華しかし贅沢。
コットに盛られたデザート可愛いので取ってみた。驚いた事に”ほおずき”が殻を開いてふんわりのせてあります。えっ！ほおずきを食べるのね？飾りかしら？恐る恐る薄黄緑色のほおずきを食べてみた。ほんのり甘くて種は殆ど気にならない。日本のものと思っていたがground cherryという英語もあり、Chinese lantern plantとも言うらしいから、やはり中国のものかしら？５つ星ホテルのセンスの良さを感じました。
スイソテルのビュフェの魚のマリネが品良く並べてあります。サーモン、スモークの鯖、鱈、鰯、鰊などのマリネです。朝から少し重すぎる。でもスモークの鯖は味見をしてみれば良かったと写真を見ながら後悔しています。誰も取り散らかさない、マナーを心得ている。日本で言うヴァイキングは間違いで日本固有の呼び方で外国では通じない。海賊のヴァイキングなってしまう。