中玉トマトを5本植えました。緑のトマトの房が美しい。でも房全部を赤くするのは難しいのです。上から赤くなり全部が赤くなるには時間がかかる。イタリアなどでは真っ赤なトマトが房ごと売られていますが…やはり種類や気候の違いがあるのでしょう。野菜は自分で作ってみるとその色の美しさに感動します。
製本教室のFさんが餡が練りこまれた食パンを持って来てくださった。彼女はいつも珍しい物を分けてくださり老女たちを喜ばせてくれる。神戸のトミーズと言うパン屋さんの”あん食”です。去年”秘密のケンミンSHOW”に放送されたそうで全国へお届けしますと言う訳です。クリーミーで不思議な感覚のパンと言うよりお菓子の部類かな?トーストにしたら、ぱりっとした口当たりと柔らかい餡が口の中で微妙で美味しい。確か何処かに餡サンドゥイッチがありましたよね?
キーンさんが毎夕食のデザートとして好きだった”トロン・コーニ”のプリンをMさんが届けて下さった。東京の下町にあったこのパティスリーは買い物の途中でキーンさんは毎日寄っていたそうです。何故かこのお店が当市へ移転してきたのです。キーン先生の訃報を知って期間限定で、しかも午後でないとウインドゥ・ケースに並ばない。口に入れると滑らかで雪の様に溶けてしまう。気品のある大人の味。先生はニューヨークでもヨーロッパでも食べた事がない…と言っていたそうです。確かに、確かに…。有難うMさん。
過日NHKBSで”ノーベル賞”を挟んで三島由紀夫と川端康成の彼らの運命が急降下してしまった実情をみた。三島由紀夫一家と交流のあった女優の村松英子の弟が川端康成が”君はまだ若いからチャンスがあるだろう、私に譲って欲しい”と三島へ言ったと聞いていた。スウエーデンのアカデミーでも三島にはもう少し書いて貰いその後を見たいと考えていたと言う。いつももし三島がノーベル賞を貰っていたら…と考える。歳を重ねた彼の本も読んでみたかった。多くの語彙を用い深く繊細に表現する彼の作品には引き込まれた。文学一筋で行って欲しかった。強い師弟関係にあった二人、三島の二年後に自死した川端の胸の内が解ったような気がした。しかし瀬戸内寂聴は”作家は文学が書けなくなったら終りなの”と言う、悲しく胸が痛くなる。
今朝ウォーキングへ行って裏山で半化粧をみつけました。7月2日が半夏生。確か我が庭にもあったはずですが雑草と思って抜いてしまったかも…。半夏生は暦のうえの雑暦で72節季の一つだそうです。葉を白く染めていく雅な趣があり、自然の神は何と美しいものを創り賜うたのでしょう…と感心していたら、葉が白くなるのは虫を誘うためで、優雅に考えていたらこれは虫媒花だそうです。数センチの房のような白い花が咲いていますものね。なあん~だ知らなかった。花が終れば緑に戻る、自然は不思議!
四月の末、横浜の病院へ術後の診察へ出かけた時、スワニーで麻の生地を買って来た。本店は鎌倉ですが中華街の近くに横浜支店がある。麻は皴になるからと好きでない人も多いが、私は大好き。木綿、麻、絹と天然の物が好き。派手な色ですがグリーンは見本で作ってあったのです。それに好きなピンクを加えて二枚を同時進行で作った。お友達のOさん(洋裁の達人)にまず型紙をお貸ししてご自分のを作ってみてもらい、いろいろ教えて頂いたので出来上がったと言う次第です。袖口にスリットが入り、裾は後ろが少し長い、ちょっぴり流行に乗っています。取り掛かる気力がなくてずっと放ってあったけれど彼女が私の重い腰を上げさせてくれた。取り掛かるまでが大変でも仕上がってしまうと寂しい。やはり手仕事は楽しい。充実感が味わえるもの…。
気温の高低が激しく自然も戸惑っているのでしょう。こんな時季に我が庭や前の空き地にわらびがたくさん出るのです。暫く放っておいたのですが次から次へ出てくるので採ってお味噌汁にしました。柔らかかったですよ。勿論灰汁抜きしてね。何か恐ろしい気候です。
名前が素敵でしょ?今年も7月第一週の土、日にギター教室の発表会です。パンフレットの何処かに私がベンベンやっている所が(去年の写真)載っていまあ~す。まあ一番年長だと思っていたら、先日84歳になられるおじさまも生徒さんである事を知りました。”禁じられた遊び”を弾いていたがあぁぁ~。こめんなさいね私も同じあぁぁ~です。
孫娘の晴れの入学式の手作りアルバムが出来上がった。アルバム用の台紙をカットして溝を作り、写真の裏側へは和紙を額縁に貼り付け台紙に綺麗に写真が馴染むようにしました。表紙の左側はプロ手作りのマーブル紙。鈍い青緑の布地と紙もマッチするものですね。こうして試行錯誤の手作りは楽しいものです。タイトルの金文字も自分で書いたけれど…ねえ?
ニュースで今夜は満月…と言っているので窓を開けてみました。一昨日は大雨で昨日は大風、そして今日は28度の真夏日。それでも夜は少しひんやりしています。下の方に雲が漂いよい景色です。これから梅雨を過ごさなければならないのですね。