Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

婿殿のカレー

2022-12-03 14:47:31 | 読書

次女の婿殿はお料理が得意です。カレーと言っても香り豊かな変わったカレーを作ります。今日はバナナと梅干しと豚肉、じゃがいも、玉葱のカレーを持ってきてくれた。勿論色々なスパイスが入っている。丁子とか…。それらが微妙に調和して大変美味しい。とにかく香りが良い。男性が本格的に料理すると思わず変わったものとか、美味しいものが出来るのですね。婿殿有難う❣。


見るだけで勝手に記憶力がよくなるドリル 池田義博緒(サンマーク出版)

2022-10-24 14:22:12 | 読書

なんと便利な本でしょう。昨日、ブログのお友達が送ってくださった。いつも優しいコメントをくださり、何でもなさりお目にかかったことはありませんが、彼女のお嫁さんには近くでお世話になっております。ドリルなんて何十年ぶりです。さて、私みたいなものでも記憶力がよくなるのでしょうか?楽しみです。Mさん有難う。


87歳古い団地で愉しむ 多良美智子著(株すばる)

2022-10-24 14:04:12 | 読書

車も運転しなくてもよい、自分の手の届く所に何でもある。健康も差し障って難はない。羨ましい環境にお住まいです。”出来ないことが増える事は仕方がない、”無理せずマイペースに健康維持を愉しむ”…そんなに簡単ではないでしょうか。”つかず離れずで人付き合いを愉しむ”何事も5-6割うまくいけばいい方…賛成❣❣。65歳で調理師免許を取った事…あっぱれですねぇ。彼女はお孫さんとのYoutubeが広がって本を出版するまでになったらしい。コロナのマスクも端切れでせっせと作った…一時期流行りましたね、しかし不織布が最も粒子を通さない事を専門家は言っていた。私もこんな環境の団地に住みた~あい。

 


ノーベル文学賞 アニー・エルノー(早川書房)

2022-10-14 15:57:40 | 読書
著者が貫いたオートフィクション…初めて知ったが自伝的なフィクションの事だそうです。ですから早川書房が出版するミステリー、そのものではない、難しかった。彼女は以前から女性だけが
子育て、家の事、すべてを担わなければならない。何故?何故?と考えていた。女性の性と生殖に関する権利が脅威にさらされている今の時代ににノーベル賞が与えられたことは大きい事と評論家は言っている。当たり前だと考えていたことが、そうではない世の中になって行くんですね。でも我が子に愛情は感じないのかあ…それが不思議です。彼女は言います、”キャリアが錆ついてしまう”。1993年頃来日し上智大学で講演しています。自分は女性であるが、物書きとしては女性であることは意識したことはない。

自律神経の整え方 原田 賢(ディスカバートゥエンティワン)

2022-08-24 15:07:36 | 読書

孫息子が大学院を終えていよいよ来春社会人になる。とても神経質な青年。彼から借りた本です。そんな事を言う私も小さな事にクヨクヨしたり、他人は何にも思っていないのに、一人で悩んでしまいます。何も考えないでいつもいい加減に物事を考える人間になりたいと思う。完璧主義を目指しているがいつも完璧には行かない。そこでストレスが頭の中に溢れる。”完ぺき主義はやめなさい””ネガティブ”な考え方で小さな失敗を大きなミスと考えてしまう””マイナスに捉えすぎない””良くない事が起こり続けるなどと絶対に考えない”など、など…すぐに考え直したい事がたくさんあります。


小澤征爾,兄弟と語る 小澤俊夫 小澤征爾 小沢幹雄 (岩波書店)

2022-07-10 15:39:57 | 読書

60年以上にわたり世界を舞台に活躍したクラシック界の巨匠、小澤征爾の越し方はあまり知られていない。そこで次男の俊夫が絵本研究者であり、もうそろそろ纏めたいと考え雑談の形で兄弟4人で語った。(しかし俳句作家の長兄は1984年没。)4人兄弟がそれぞれ才能の持ち主で凄かったんでしこすね。まず父親は歯科医師だった。中国で兄弟は生まれた。帰国し成城学園に入り征爾はピアノを習っていたがラグビーで指をけがした時豊増先生に「指揮者という道もあるよ」と言われ、征爾は指揮者になった方が良いと、センスを見込まれ(この時小澤家は貧乏がどん底だった)それで進んだ時、斎藤英雄先生に巡り合ったことが世界の小澤の始まり。夫が生前、次女がチケットを手に入れてプレゼントしてくれた長野での”斎藤記念コンサート”に二人で行ったことは生涯忘れられない。斎藤先生にお世話になった演奏家が世界中から集まったのですから…。素晴らしかった。因みに筑波大学の次男の小澤俊夫は当地の図書館主催の絵本の講演会に参りましたよ。


もういいかい、まあだだよ 小椋佳著(双葉社)

2022-06-03 16:32:38 | 読書

語り口の彼らしい77歳になったから書いたという今までの哲学です。小学生の同級生から好きだった佳穂里さんと結婚して幸せだったはずなのに、曲や作詞をする時は別居をする。ご自分でも言っているが、臆病で慎重ながら時に無鉄砲な性格らしい。銀行員だったことは知られています。”シクラメンのかほり”は第17回レコード大賞を受賞し布施明が熱唱しその後コンサートを開いた。舞台は3日やったらやめられない気持ちがつのり銀行は辞める。私は東京の彼のコンサートへ行ったことがあるが、おごらず淡々と歌う小椋佳はやはり良いなあと思った。「シャキシャキ動くことは諦めて、ゆっくりしか動けない自分を受容する、日常の当たり前が素晴らしく,ありがたい事か」と77歳の彼は言っている。そうです!そうです!。時としてふざけながら芯のある彼の考えに同感し勇気を貰った本でした。ギターの弾き語りは次は”ラピスラズリの涙”に決めたっと!!!。でも悲しい歌なんですよねえ。


あの胸が岬のように遠かった 永田和宏(新潮社)

2022-05-02 16:08:52 | 読書

何と著者は京大の物理学科卒の細胞生物学者なんですね。名前は知っていたがまさか理系だったとは知らなかった。大学院に中々受からず愛する河野裕子との結婚は紆余曲折。その過程が違う境遇にありながら、夫と私の結婚の道のりと似ていて胸が苦しくなること度々であった。私たちは夫の母親の一人息子を”どこの馬の骨”に取られまいと猛烈反対だった事です。夫がN市へ転勤になった時も一年間で50通の手紙のやり取りはあった。彼らほど高尚なやり取りではないけれど…。「愛する人を失ったとき、それが痛切な痛みとして堪えるのは愛の対象を失ったからだけでなく、その相手の前で輝いていた自分を失ったからでもある」と彼は書いている。冷静な考えですね。

 


ウクライナを知るための65章(2)(明石書店)

2022-04-18 13:13:10 | 読書

ウクライナと言う国の歴史を知ったら、彼らの民族意識は強く国に対する情熱は深いものがあります。何故周りの国々が侵攻したくなるか肥沃な大地と民族の類まれな才能を持てる人々が多いと言う事だと思う。”外套”や”死せる魂”のにニコライ・ゴーゴリー、”屋根の上のヴァイオリン弾き”の原作者はキーウ出身のユダヤ人、私の好きなマルク・シャガールはベラルーシ出身、20世紀最高のピアニスト、ホロヴィッツはウクライナの小村で生まれキーウ音楽院で学んだ。チャイコフスキーの祖父はキーウの生まれだそう。近年ではウクライナが国際的なアウトソーシング先として注目を浴びていると言う。スープの”ボルシチ”はロシアのものと思っていたらキーウの料理だそうです。ウクライナについて知らないことが多かった。しかし、それがこんな残酷な事が起こり、私は知った事が非常に悲しくて空しい。