娘に教えてもらったレシピの手抜き簡単、しかしヘルシーなスコーンです。市販のホットケーキミック200gにお豆腐80gオリーブオイル小さじ1をまぜ6個にわける。フライパンに油をひかず並べ弱火で蓋をして6分、裏返して6分蒸し焼にします。少々焦げ目がつきすぎましたが、このカリカリもまた美味しい。水分はお豆腐だけですから驚きます。パンが手元にない朝、あっと言う間に焼きたてが食べられる。しっとりしているがスコーンのさくさく感もあり、お豆腐入りなんて…あっぱれ~。
ねじめ正一が詩人とは知らなかった。私は詩の知識は全くない。戦争体験を経たモダニズムの詩人たちの結集団を”荒地派”と言う事も始めて知った。この本は詩人であり翻訳家の北村太郎が53歳で親友の詩人の妻と恋に落ちた実話を元にした話です。思い込むと一途に気の赴くまま走ってしまう。そんな事が受け入れられた社会が一時代前にはあったのです。著者は詩人らしく語彙は豊富で丁寧に書いている。離婚して後の放浪の生活、娘の結婚などどん底を突き抜けて数十編の詩が一冊の本となり出版される。その果てにあるのは白々とした自由であリ終わりは開放でなく自由も悲惨の一種と言っています。解る気がする。離婚しても一度築いた家庭の軌跡がありそこから離れられない苦しみ、それは深い感情を持つ歳を重ねた人間の証だと言えると思う。遅れ馳せながら著者の直木賞を受賞した”高円寺純情商店街”も読んでみたいと思った。
つるし雛を作る会を卒業してお喋り会になりました。ランチを食べて我が家でのお喋りと言うパターン。牛タンの専門店のランチを紹介したく”しおや”に行きました。牛タンの塩焼きをメインにスープ、五目煮、カレー、雑穀ご飯そしてコーヒー980円の定食です。わいわい話しながらの楽しい一時間余り、その後我が家で3~4時間情報交換、30年以上のお付き合いですから何でも話せるベスト・フレンドです。ストレスも解消出来、私にとってどんなものにも優る良薬です。
パソコンに少々不都合が生じ、娘の家に送ってチェックをして貰いやっと戻って来ました。この10日間片腕を失くした感じで寂しい思いをしました。時間が出来た事から麻のコートを作り始めたりしたが身に入らない。ブログをつむぐ事が如何に今の私の生活の大事な一部になっているかが解った。そこで微発泡の赤ワイン(ビールの方がいいかも)と塩茹でのそら豆で乾杯です。友達のKさんの渾身の傑作摘みたてのそら豆、その辺のお百姓さんを負かすほど立派で食べ応え十分、小柄の体で驚きます。いつもお心遣い有難う。Sちゃん、Mちゃんお手数お掛けしました。
ルーツはフランスにあるパパメイアン、品のよいヨーロッパの香りが華やかで(数種類ある薔薇の中で、もっとも香りが強くはっきりしている)このビロードのような濃いえんじ色がフランスの宮廷を連想させます。手前のパパメイアンは完全に開き直径15cmはある。下方の白い薔薇がホワイト・クリスマス、陽気のよい今に?ですがホワイト・クリスマスと言う名です。薄手な白ではないので花びらの重なり部分が象牙色になり美しく温かみを感じます。
珍しくもないスパゲッティをなんでブログに載せたくなったか? ソースを有り合わせのもので作ったにもかかわらず、手前味噌ですが美味しくって…。茄子のトマト煮は昨夜の残りです。そのトマトソースも即席。トマトジュース(伊藤園の理想のトマト、味が濃くてネクターでお料理にも良い)にケチャップをほんの少々とフレッシュ・トマト1個の微塵を加えて塩コショウ。今日はソースが少ないのでまたトマトジュースを加え増やしました。しかし種を明かせば一滴たらしたトリュフ・オイルが寄せ集めの食材を一変させた…のでした。にんにくは好きでないので入れていない。
つる薔薇なのであまり上等な種類ではありませんが、今年は木が倒れてしまいそうな程たくさんの大きな花をつけました。夫はアーチを作ろうと植えたらしい。つる薔薇なので剪定をしないからひと枝から数個の蕾をつけています。奥に見える薔薇が”パパメイアン”香りが華やかでビロードの濃いえんじ、大きなものは直径15cmにもなります。蕾が膨らむと皆さんにお分けしているので満開の花はあまり見えない。
マルタ島に行ってみたい。地中海の中央にある小さな島で11世紀聖地巡礼のキリスト教徒の保護のため創られた宗教騎士団の一つマルタ騎士団の根拠地であった所。スペインのサンテャゴ・コンポステーラへの巡礼の道をたどった時、騎士団のマークのある館に度々出会った。騎士団は聖地防衛の主力としても活躍し、ここマルタ島の首都ヴァレッタは城塞都市として世界遺産になっている。小さい島なので何処でも歩いて15分で行けると言う小さな島。降雨量が少ないため海水を濾過して使うので紅茶を入れると微かに塩味がする、それもマルタの名物らしい。160年間イギリスに統治され1964年独立を果たした。小さな島に凝縮された歴史をいつか訪ねて見たいと思うが第二次世界大戦では小さなこの島に爆撃が続きほとんど破壊され今のヴァレッタの街並みは戦後復興されたものだと言いますからオリジナルのみに興味のある私としては…?
夫が内臓物はあまり好きでなかったのでレバー以外は料理した事はありません。先日中華料理店で前菜に砂肝のから揚げがでた。初めての食感で意外と美味しいと思ったのです。では家で…と言う事で塩コショウのみの味付けで揚げてみました。カロリーは少なくビタミンKがあり骨粗鬆症に役立つなんて知りました。でもから揚げでは油が多くなってしまう。翌日、から揚げ砂肝を棒状に切って春キャベツとにらとで炒めたらそれぞれ違う食感でまた美味しい。砂肝は良く噛まなければならないので顎の運動にもいいかも…ウン十年で初めての体験です。