著者の小説は全く読んだ事がない。これは2011年4月からの朝日新聞の”論壇時評”をまとめたものです。安全保障法案改定の気運が高まっている今、易しい言葉で気取らず合点のいく話が多く、民主主義とは?を改めて知った思いです。多くの知見者の話題から難しい話なのに著者の上手な語り口に引き込まれ、読んでしまった。驚いた事は「通販生活」2011年の秋冬号は脱原発特集で始めは論壇誌のようだがご存知の通り通販誌、”脱原発時代の暖かい暮らし”が特集だった。たかが通販カタログしかし最も充実した”論壇”誌だったと彼は言う。改めて「通販生活」って良心的なんですね…と思った。民主主義は多数決、少数派は多数派に従う…そうずっと思っていたが、意見が通らなかった少数派がそれでも「ありがとう」と言う事のできるのが、本当の民主主義だと台湾の学生運動から教えられたそうです。それが民主主義の本質だと言う。これからは多数を良いことにねじ伏せるのではなく、誰もが納得のいく民主主義でなければならない。彼の小説も読んでみたくなった。
お孫ちゃんたちの来襲を控え英気を養いました。駅の近くにある瀟洒なレストランでのランチです。レストランの裏側は木立に囲まれた小さな湧水公園で借景が美しい。”エンチラーダ・グラタン”と言うのを食べてみました。海老、玉葱を炒めトルテーヤに包みトマト、ひき肉、キドニー・ビーンズのソースをのせ、モッツァレラとチェダーチーズのグラタン。こうして書いてみると何とカロリーの多い一皿だったのでしょう。ピリッとして美味しかったのですが。田舎っぽい盛り付けに内心笑ってしまった。美味しくないスープやミニサラダをつけて値段を引き上げている。私の最も嫌いなパターンです。その後の我が家での定例お喋り会、これが一番素晴らしい!。日ごろの鬱憤を晴らし、最後は多くの知識人が安全保障法案反対の行動を起こしている話に及んで喧々諤々、後期高齢者のばあさんたち、当分”ボケ”はやって来ないでしょう。
バンクーバーのパブリック・マーケットでお仲間のAさんの奥さまに教えて頂いて、買い求め大いに気に入りました。日本では高価だそうで奥さまはオーツやナッツ、ドライフルーツのミックスを買われていた。作り方を教えて下さったのをしっかり頭に入れて帰国しました。輸入食料店で材料を揃えて作ってみた。パブリック・マーケットのグラノーラと全く同じように出来ました。フレッシュだから私の方が美味しいかも…。豆類も抗酸化作用もあり毎日少しずつ採りたいと聞いています。甘味を控えて暫く熱中することでしょう。
連日の暑さで切花はすぐにだめになってしまう。我が家の薔薇も終わりです。暑さに耐えるお花を…と花屋さんへ行って見て選んだのがこのお花。蓮のような大きな花はプロテア、開けば20cm大になる。杉に似ているが植物学的にはバラ科というワインレッドと緑の可愛い小さなボールをつけているのがバーゼリア、緑の葉にワインレッドの縁取りはリュウカデンドロ、尖端にワインレッドの花が咲きますがまだです。白い綿のような小さなボールをつけているのはお店の人も解らない。原産南アフリカですからこの暑さでも長く楽しめると単純な考えです。(後日解ったのですが輸入に時間がかかっているから開き加減の花を買った方がいいですね。プロテアは開かなかった。みんな真っ黒けになった。悲しい~。)
お墓参りの帰りS市駅前のピザ屋でランチをとった。生スパークリング・ワインとは?樽詰めをイタリアから輸入しているそうで、樽は直径30cm長さ6,70cmのプラスティック製だと思う、お店の隅に並んでいた。まあ生とは酸化防腐剤など入れていないと言うことでしょうか。試飲ができると言うので飲ませてもらった。断然赤の方が酷があって微炭酸で美味しい。グラス400円とリーズナブル、物価の高いカナダで苦心して来たので嬉しくって…。マルゲリータもぱりぱり、もちもちでお墓参りの後の”お清め”なんて勝手に決めて楽しんだ。また夫が風になって懲らしめに来るかな。
お墓参りに行って来た。S市の最も伝統のある古い愛宕霊園(鎌倉時代、長沼古城があった所と云われる)に我が愛する夫は眠っています。霊園と言ってもJR東S駅から歩いて10分です。”遊んでばかりいて懲らしめてやろう”とこの日は35℃という暑さで夫は私を苦しめた。霊園の前にソーラーの街灯を見つけました。面白い発想です。まあよくある簡易ソーラー・ガーデン灯のようなものですが良い考えではありませんか?デザイン的には少し奇異に見えますが…こんな街灯もっと増やしたらよいと思う。
先日Breaking Newsでお知らせしたソフト・ボール大の我が庭の西瓜、泣き泣き浅漬けにしました。中心がほんのりピンクになり種も立派に形になっている、これもまた悲しい…。でも西瓜の爽やかさと緑の皮まで軟らかな浅漬け、ミスマッチのようだけれどちょっぴり楽しんだかも。
文学界で”火花”を読んだ時は彼がお笑い芸人の何というペアかも知らなかった。私はお笑いは好きでない。熱海が舞台になっている場面もあり興味があった。青春小説と言うと軽く思われがちですが、自然の描写や揺れ動く心の表現などとても細かくしかし、さらっと書いていて三島由紀夫には到底及ばないがそんな感じが頭を過ぎった。私はこのブログで”火花”はきっと何かの賞を受けるでしょうと書いたがその通りになりしかも芥川賞!おめでとう。やはり言える事は「子供の頃から本が好きだった」…これです。食堂のおばちゃんやお笑い芸人が文学賞を受賞する、嬉しいことではありませんか?古館さん?
カナダの旅行記の最後にやはり載せたい。半世紀も前の話です。夫の親会社はキングストンにあり46年前出張した時のお土産のかえでのブローチです。かえでの葉に24金をコーティングしてあると聞いています。純金ですからご覧の通り半世紀経っても黒くならない。金色に輝いています。小さい方は姑に買ってきたが「小さい」と言ってぶつぶつ…葉の名前がわからないが素敵です。悲しいがこれも今では私のもの。
バンクーバーのマーケットでお仲間のAさんの奥さまに教えて頂いて、買ってみました。オーツやナッツ類、ドライ・フルーツもたくさん入っています。1パウンド(450gぐらい)で500円ぐらいだったかしら?。これで800円弱です。帰国して知ったのですが、流行っているそうですね。奥さまはミックスした材料をお買いになったようです。作り方は簡単と教えてくださった。日本では結構な値段でこんなに沢山のドライ・フルーツは入っていないと娘は言っています。輸入食料品店で探して作ってみましょう。