Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

熱い風 小池真理子(集英社)

2021-05-26 15:27:08 | 読書

著者が夫、藤田宣永を亡くし、その悲しさ虚しさを朝日新聞に連載しています。この”熱い風”はオランダにいる恋人を突然亡くし、彼との交流の足跡を訪ね謎の死の真相を納得する話です。発刊が2009年ですから随分時は経っているのに哀しみや、愛する人を失った寂寥感など”月夜の森の梟”と似ている。もっとも長く一緒にいた夫を失う事の虚しさは比べ物にならないと思うが。”熱い風”の恋人はアルコールと睡眠導入剤を一緒に飲んで自死?事故死?した。                    

私は妹とオーストリアへ行った帰りの飛行機の中で睡眠導入剤とシャンパンを1グラス飲んで寝ようと思ったら大変な事になった。よくは覚えていないが妹は私の心臓が止まるのではのではと慌てたらしい。オーストリア航空のフライト・アテンダントはとてもホスピタリティーだった。オーストリアでよく効くと言うハーブの薬など持って来て…その味は今でも思い出せる。爽やかですっきりしたテイストだった…とこんな事もあったのです。アルコールに睡眠導入剤は危険です。


夏越大祓い

2021-05-25 14:24:40 | 日記

今日は大安なので当地のM大社へ”夏の大祓い”をお願いしました。夫が急逝してから20年続けています。半年の節目に当たり古式に則り夏越の大祓式・茅の輪の神事が執り行われ、いつも祈願をお願いしている。一家七人の人型を我が家に置いてある彼らのパジャマなどに撫ぜつけ生年月日と名前を書いて送ります。勿論祈祷料も同封します。娘や孫の初参りや七・五・三、新車の安全祈願などすべてM大社にお願いしている。科学が進んでも人間の精神生活は重要だといつも考えています。


てんとう虫

2021-05-23 08:43:07 | 日記

我が家の庭で、てんとう虫を見つけた。早くカメラをと家に飛び込んで間に合ったけれど、星を数える暇がなかった。調べてみたら七星てんとう虫ではなく”ナミテントウ虫”らしい。七つも星はなかったと思う。アブラムシを食べる益虫と葉を食べてしまう害虫があるらしい。セージの若い葉についています。


糸コンスパゲティ

2021-05-21 11:22:17 | お料理

コロナ太りを解消すべくこの二か月、お米、麺、パンの糖質offを実践して来た。そして間食もね。こんにゃくを利用して色々ヴァリエーション豊かにして2kgダウンに成功した。これは白滝でなく黒い糸コンのそら豆スパゲッティです。アンチョビー入りのトマトソースを使って、マルハニチロのイワシのレモンスープ煮(缶詰)を載せて豪華にね。結構イケますよ。

 


”めまい” NHKBS

2021-05-20 09:25:51 | 日記

眼帯が取れ映画が見られるようになった。”めまい”ヒッチコックの有名な1958年のサスペンス。ゆったり家のソファーに座って至福の時でした。メタファーが多いサスペンスだが(N大の講座で映画の中のメタファーを学んだが)一々考えていたらストリーに入り込めない。それにしても入り組んだ話だがとても楽しめた。美しいキム・ノヴァク、惑わされそうな青い眼のジェームス・スチュアート。愛を喪失した時の寂寥感、そして癒し、胸に深く沁みるものがあり切なくなった。


白内障

2021-05-18 10:51:03 | 日記

ついに決心して手術を受けました。なかなか頑固な若い先生で、ご自分の技術に自信を持っていらっしゃって…それはいいのですが、お気に召さない質問などすると、無視して途端に高見から患者をみる…と言う修養の足りなさが伺える。それにしても白内障の患者さんって多いですね。まあ心療内科の先生とはお勉強の範囲が違うのでしょうが、如何なる先生でも”患者に寄り添う”事が基本と、長く生きてきて解ったことです。一日目はテレビも本も見てはいけないそうで、娘が教えてくれたiPadからイギリスのFMクラシックを聴いてとても慰められた。いい音で心が穏やかになる楽曲ばかり、時々クイーンズ・イングリッシュの解説が入り、コマーシャルも面白い。しかし理解できるのは20%ぐらいかなあ…悲しい。アナウンサーの英語はとても美しい。”This is Fm classic" ゾクッとする。

 

 


夫婦ヤモリ?

2021-05-16 09:30:40 | 日記

今夜も訪れました。二匹も。仲良く二匹でやって来たと思って眺めていたら、突然取っ組み合いを始め一匹はガラス面から消えた。二匹も見たのは初めてです。何にでも望みを託したい昨今、たかが”ヤモリ”口承伝説でもよい、科学が発達していなかった世の先人たちの精神生活に戻って癒される…と思うのですが。


iPadのカバーを作りました。

2021-05-15 10:35:57 | 日記

年寄りは何でもカバーなんてものを作りたくなる。母の日プレゼントのiPadにご多分に漏れずカバーを作ってしまった。少々色あせたイングランドのリネンのティータオルです。1977年エリザベス女王のシルバージュブリー、結婚25周年記念の年、私たちは夫の転勤に伴いオックスフォードの郊外に住みました。その記念グッズの一つのティータオルがもう色あせて左側が破れてしまったが、捨てられず残しておいた物。裏にバラの花のフェイスタオルを付け、厚みを付けました。長女は何でカバーを?…と言う感じ。


ヤモリ

2021-05-10 13:56:09 | 日記

またまた今年もヤモリが来ました。去年は驚いて気持ち悪いと思っていたが、家を守ってくれると聞いたので可愛くなってしまった。お風呂の明り取りの大きなガラスに続けて二日もやって来た。”守宮”、”家守”、”家宮”と当て字ですが書くそうです。”幸運をもたらし縁起がいい”…今の私に幸運をもたらしてくれるとしたら、コロナに捕まらず収束まで生きていられるのかと。そして孫のRちゃんが無事エディンバラ大学へ留学出来る…と言う事、この二つです。彼(?)は蛾を捕まえて食べましたよ。ほんの10分間ほどの自然界のショウ!。


存在の美しい哀しみ 小池真理子(文藝春秋)

2021-05-08 11:31:04 | 読書

夫、藤田宣永を昨年亡くして朝日新聞に”月夜の森の梟”と題して、事あるごとに彼のいない虚しさ悲しさ、最も深い”grief"を味わっている毎日を書いています。20年前の私と同じ”grief",5年間は続きました。歳を重ねるにしたがって夫に代えられるものはこの世界にないとつくづく感じる。彼女はお医者さんに「そうしてづっと真理子劇場を続けなさい」と面白い事を言われた…と書いていますが泣いたり笑ったり、時には怒ったり…と思い出劇場は続くのです。                異父兄のチェロ奏者の芹沢聡を訪ねてプラハへ飛ぶ後藤榛名は母が亡くなったことを知らせたくて…。に始まり最後はウィーンが舞台、プラハもウィーンも街角が良く解り、それだけで楽しかった。余分な話も多かったが最後読み終わり、理解出来たと言う感じ。すみれの砂糖菓子は私の冷蔵庫にまだある!?。小池さんの”妻の女友達”や”会いたかった人”など軽妙洒脱でミステリーの圧巻だと思う。