Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

ミセス エディス・マリー・マーチン

2015-05-31 18:04:20 | 日記
また一人知人を亡くした。彼女は長女のイギリスの無二の親友レイチェルのお母さんです。私たちがイギリスへ移った時村の小学校で長女のお世話係だったのがレイチェルでした。レイチェルは隣村のクレイドンに住んでいたのですが、とてもフレンドリーで穏やかなカナダ系イギリス人一家で本当に親切にして頂いた。お母さんの写真を見た時38年前に別れた時と変わらない美しさで胸が熱くなり涙がこぼれた。永い間病んでいたらしいが終にご主人を残して旅立たれた。メモリアル・サーヴィスがクレイドン村のセント・ジェームス教会で行われその様子を知らせてきました。クレイドン村は小さな静かな美しい村です。マーチン一家やクレイドン村、教会…そして私たちの住んだクロプディ村と今や全てがセンチメンタル・メモリーです。早速お悔やみのカードを…。

讃岐うどんとお喋り会

2015-05-30 14:55:03 | 日記
讃岐うどんのお店を見つけ友達と行って来た。自分で全て選んで一皿をつくる、一度食べたいと思っていました。普通盛り釜揚げにてんぷらを二つ、揚げたてのてんぷらを自分で選んでお皿にのせる、すべてセルフ・サービスです。ワン・コインでとても単純で気持ちがいい。うどんは私にとっては少し柔らかいと思うがもちもち感はある。これが香川の讃岐うどんなんですね。
食後は我が家で恒例のお喋り。歳を重ねると自分の事ばかりで他人の事など思いやる気持ちがうすれてきます。いつも彼女たちに傾きかけた精神のバランスを立て直してもらっている。自己中心的にならないよう、そして広範囲に眼を向けて物事を考えるようまた勉強しました。先日友を一人失っていろいろ思い出すと悲しいが残されたご主人が最後のお別れの時、遺影に向かって”有難う良衣(彼女の名)!”と大きな声で叫んだそうです。企業戦士のご主人に代わって息子三人とご両親のお世話中の苦労を度々彼女から聞いていたから、”良かった”と私は思った。
己に贈る言葉 ”実るほど頭をたれる稲穂かな” "能ある鷹は爪を隠す” ”人の振り見て我が振り直せ”以上。


利休の闇 加藤 廣(文芸春秋)

2015-05-28 09:12:56 | 日記
資料をを丹念に精査しそこから話を広げたり謎を独自に解き明かす著者の描き方が好きで、太田牛一の「信長公記」から書いた「信長の棺」を読んで好きになった。今回も「天王寺屋会記」や「宗及他会記」「今井宗久茶湯書抜」「利休百会記」と国会図書館の古文書に沿って忠実に追い利休の隠された一面を発見したと言う。”茶会記”には茶室は何処で、客は誰か、使った茶器などが書かれていて茶の湯に造詣が深い人は面白いと思う。山本兼一の「利休にたずねよ」はロマンを追ったが、やはり加藤廣は読者を史実に引き戻し次に話を発展させる、少々硬いが納得できる。利休の弟子宗二が秀吉に惨殺された小田原陣屋に利休がはせ参じる途中、伊豆の韮山で竹を切って花筒を作り献上したと書いているがこれも古文書にあるとしたら?とても興味は広がる。「信長の棺」では信長が”三嶋暦”を好み使っていた…と出てきますよね。

修学旅行のお土産

2015-05-25 17:14:28 | 日記
Rちゃんが修学旅行のお土産を送ってくれました。気の利いたお土産でとても嬉しかった。でもおばばは孫にお金を使わせて可哀相…が先に立って涙がこぼれそうになりました。こだわりがあり変てこな物は買わない彼女、将来がとても楽しみです。大仏様が大きくて驚いたと書いてあった。Rちゃんお小遣いもあげないのにごめんね。有難う。

ジャーナル 2014

2015-05-23 15:41:56 | 日記
趣味の"This is a pen"の昨年の宿題をまとめた一冊が出来ました。ソフト・カバーも手触りが柔らかく先生に勧められ、ハード・カバーと二冊作りました。写真をデザインしてあちこちにたくさん載せてしまった。この編集の段階が面倒だがとても楽しい。表紙の布地はリバティーのプリント、少々強烈な色を選んだと思うが、先生には独特の個性があっていい…なんて言って貰いました。

Rちゃんの西陣織

2015-05-22 15:44:51 | 日記
孫娘が京都へ修学旅行へ行って来た。親から離れて初めての旅行、メールから楽しかった様子が伝わってきます。西陣織の体験学習で素敵なテーブル・センターを織ったそうです。限られた時間内で機織機を操作するのは難しかったでしょう。女の子は何か手仕事の趣味を持って欲しいと思っていたが、母親の背中をちゃんと見て育っていると安心しました。色合いが彼女らしく抑えた淡い虹色の組み合わせです。すべてに非常に好みが難しく彼女なりのこだわりがあり大変です。母親もアイロンぐらいかけてあげればいいのにね。

友の死

2015-05-20 09:41:20 | 日記
彼女の内では自問し戦っていたかもしれないけれど、自分を失い他者との疎通も失くし七年もの間揺蕩って、ついに息絶えたつるし雛の友達のお別れに行って来ました。思い返せばつるし雛は彼女が友達から型紙を借りてきて私たち数人で始めた事がきっかけでした。大らかでいつも賑やかに話していた彼女ですが、認知症は何処からどのようにやって来て取り付くのでしょう。ご主人は「我が家の太陽が沈みました」と言葉すくなに挨拶なさった。私は10年近く彼女に会わなかったが、彼女が認知症になった事が悲しくて同時に怖くて胸は一杯になり、知らせを聞いた時は倒れそうだった。
写真は母の遺品の着物の喪服を洋服にリメイクしたブラウス。背中に紋が出るようにデザインし、喪の時だけでなく少し改まったシーンにも着られるようにしてある。勿論スカートも。珊瑚のお数珠はこれも母の形見です。み~んな悲しい、寂しいことばかりです。

それを愛とは呼ばず 桜木 紫乃(幻冬舎)

2015-05-18 16:28:09 | 日記
衝撃的と言うラストの伏線が弱くて途中は飽きてしまった。衝撃的にするには納得の出来るようなストーリーの展開が必要だと思う。重大な鍵を握るタレントくずれの沙希の書き込みが在り来りで退屈した。女の純粋さが狂気に変わるならもっと引き込む伏線が欲しい。ちょっと格好が良くて紳士的な匂いはするが背負ってきたものは暗い世界…という著者の定番の男性に惹かれて読んでしまったが時間が勿体無かった。著者の口癖…何々に”問うた”は場面によって違えて欲しい。何回も出てきて飽きたあ~。訊ねた、聞いたとかね。
さて、私が予測したように三島由紀夫賞に又吉直紀の”火花”がノミネートされたが僅差で落選、がっかりし怒っています。彼には是非また挑戦して欲しい。

手作りナン

2015-05-17 17:12:56 | 日記
長女がゴールデン・ウイークにナンを作って冷凍にして持って来てくれた。今朝は日曜日、ゆっくり朝食に頂く事にしました。もっちりとしてカレーも私の好きな辛めでスパイシー、少し焦げ目がついた手作り感いっぱいがいい。市販のナンとは違って風味が格別によくとても美味しかった。長女は若い頃好き嫌いが激しく食べる事にあまり興味がなく心配していました。しかし彼女も母親になり子供が成長するに従って、俄然手作りに目覚め(家計の事もあるでしょうが)驚くような面倒なお料理も作っています。洋裁など全くやった事がないのにパートナーのワイシャツも作っちゃう。ゴールデン・ウイークには自作の素敵なハンチングを被ってきた。「買えば高い」が口癖…でも我が子ながら感心しています。