トルコ軍からウィーンを救った英雄プリンツ・オイゲン公の夏の宮殿です。心なしかライオンが痩せている。
雪に埋もれたベルヴェデーレ。前の池も雪の中です。柵で微かにそれとわかる。上宮は２０世紀オーストリア絵画の美術館。グスタフ・クリムトのコレクションは世界最大だそうで有名な「接吻」があります。
ザッハー・トルテは何処で食べても甘すぎて、解っているので違うフルーツ・ケーキを頼みました。日本のフルーツ・ケーキと何も変わらなかった。しかし、”アインシュヴェナ”生クリーム入りコーヒー、これが美味しかったあ。疲れた身体に優しく深く沁みて行きました。
美術史博物館にはカフェがあります。カフェ・ゲルストナー。疲れた身体を休めるには豪華すぎて、身が引き締まってしまう。１９世紀の雰囲気にどっぷり浸かり気分は高揚します。
何と言ってもこの美術館はブリューゲルのコレクションでは世界一と言われています。特に農民の生活を描いた数枚の風俗画、農民の結婚式、子供の遊び、雪景色の中の狩人たち、謝肉祭と四旬節の戦い、など。謝肉祭と四旬節の戦いはN大のドイツ文化特講で聴いたばかり。なんとタイムリィーなのでしょう。学生達と読み解いて面白かった。さらに有名なバベルの塔もあります。フラッシュ禁止で撮れます。
エントランスの天井画もみ物です。ハンガリーの画家、ムーンカーチが描いた”ルネッサンス賛歌”。左下にはレオナルド・ダヴィンチ、右下にはミケランジェロ、ラファエロが登場している。当に”ルネッサンス賛歌”です。
荘厳なエントランスに似合わず、シンプルなクリスマス・ツリーです。周りが華麗であるからこそ、かえってシンプルが良いとも…。
美術史博物館とカフェでお茶を飲む、オプショナル・ツアーです。１８５７年ハプスブルグ家の美術品を収蔵するために建てられた。ヨーロッパの美術館の中でも所蔵する絵画、美術工芸品のコレクションは最大級と言われています。エントランス、階段の間と呼ばれている正面、柱の上（半円形部分）にクリムトの官能的な女性の絵があります。
可愛いクリスマスのオーナメントを見つけました。わらで編んだ靴の中にエンジェルが金の星を抱いています。でもエンジェルの顔がシリアスでお人形のようでない。エンジェルなのですから、もっと優しい夢のある顔が欲しかった。友達が見つけたわら靴はエンジェルが白いドレスを着ていて可愛いので、お店のお姉さんに同じわら靴を探してと頼んだのですが、残念！なかった。でも、オーストリアっぽい顔だからいいかナ？１1ユーロ。
