Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

手作りブログ本

2010-01-30 10:30:25 | 趣味
2007年5月からブログを始め3年経とうとしています。そこで2007年分を本にまとめました。ブログをワードにコピーしてレイアウトをし、印刷、製本とすべて手作り。世界にたった一冊の本です。表紙はこれまた手作りのマーブル紙、著名な先生作をアクセントに使いました。勿論製本はT先生、パソコンはYさんにお世話になりました。こんな贅沢な楽しみ、如何でしょう?

里芋ニョッキ菜の花添え

2010-01-22 18:35:31 | お料理
友達のお嬢さんのブログKに”里芋はニョッキだね”と書かれているのを読んで、頂いた赤め芋があったので作ってみました。つるつる、もちもちで食感がすごくいい。全部つぶさず塊を少し残したのでまた一層良いのです。里芋の変身に驚いた。
次女が年末ロンドンへ遊びに行き、かのオーガニック・ショップ、デイレスフォードでトマトソースを買って来ました。そのトマトソースに炒めた玉葱のみじん、オランダのナチョラルチーズ2~3片、ワイン少々をプラスしました。オーガニックのトマトソースが素直な味で又いい。里芋のもう一つの顔を確認した。”里芋はニョッキだね”次回は絶対ワインと共に…です。

”志摩津”

2010-01-20 09:22:32 | 日記
美味しいお鮨が食べたいと意見が一致して、友人と出かけました。千本松原の海辺に”志摩津”はあります。部屋からは駿河湾が一望、この日は晴天、風もなく静かな海面は鏡のようにキラキラ耀き二、三艘の釣り船が浮かび美しかった。和風モネの絵のよう。
メインのお鮨は二皿に分けて出ました。鮪はすべてトロ。甘くて口の中で当にとろけた。普段あまりお目にかかれないカンパチ、そして今殻から出てきたばかりの艶々したうにの磯辺の香り美味しゅうございました、が…もう少し大きい握りにして欲しいなあ~。いくら御歳を召した女性でも少々物足りない。ごま豆腐や菜の花のお浸しなどの先付け、要りません。
穏やかな駿河湾の眺めもお代の一部と思いましょう。

須賀敦子の年賀状

2010-01-14 16:48:57 | 日記
製本教室のOさんはかつて須賀敦子と親交があったそうです。年賀状や写真を見せて貰らった。彼女の控えめな心情の伺える賀状です。
私が須賀敦子を知ったのは図書館で「コルシア書店の仲間たち」を読んだ時です。青春時代コルシア書店に集まったキリスト教一派の仲間たちとのエネルギッシュな活動を彼女もその中にいる一人でありながら、少し距離を置いて淡々と描写している。ゆるやかに話が流れていく。何と穏やかな人なのだろうとその文章の優しさに心を奪われました。それから「ミラノ霧の風景」「ヴェネツィアの宿」「トリエステの坂道」「ユルスナールの靴」と読み進んだ。イタリア人の夫を亡くした時、決して豊かではなかった夫の家族の事にも触れ、静かに綴られ、その悲しさがひたひたと迫り深く心に残った。この頃彼女はまだそれ程注目されていなかったと思う。出版されている本も少なかったのです。私はフアンになりました。没後にわかに全集が出たりテレビでは「須賀敦子のイタリア」などと騒いでいます。Oさんは1990年頃須賀敦子に既に注目しテレビ局に企画書を提出したそうです。早世してしまい本当に残念。でも彼女は騒がれる事は好きではなかったと思うのでこれで良いのかも知れない…。

金閣炎上

2010-01-11 10:15:44 | 日記
水上勉著「金閣炎上」を読んだ。水上勉は「同郷の友人、林養賢の鎮魂のためにも実証性の濃い作品として彼に奉げたい」と書いていますが地道な調査による信頼性のあるノン・フィクションだと思った。吃音の障害や貧しさに苦しめられた友人に対する、もしかしたら著者と同じ境遇だった主人公に対する温かい眼差しを感じ感慨深いものがあった。戒律の厳しい禅宗でありながら観光収入により住職は晩酌を欠かさず、執事、副司は高収入を得る。賢を装い愚を装いして建前の本道からそれて生きるのが禅僧の大半、目の前にある現実と彼の哲学がぶつかり金閣寺に火を放った。これが事実だと私は思いました。新聞記者が住職に何回か取材を試みたが拒み続けたそうです。唯一人産経新聞京都支局の福田定一記者、後の司馬遼太郎には面会したと言う。水上勉がその時の事を司馬遼太郎に聞いた話の中に寺の庫裏の壁に掛けてあった黒板に白墨で「また焼いたるで」と書いてあり驚いたと言う事です。金閣寺にはまだもう一つ暗部があったのでは…と言っています。
三島由紀夫の「金閣寺」はもう随分前に読みました。耽美主義が全編にみなぎりハンディを背負った主人公が金閣の美の魔力に魂を奪われた、三島由紀夫独特の世界で面白かった。
水上勉が「金閣炎上」を書いたのは三島の「金閣寺」の数年後です。やはり同郷の友人林養賢に奉げたい思いは強く深いものだったと感じました。

無花果のコンポート ヨーグルトアイスクリーム添え

2010-01-10 10:20:18 | お料理
暮れにお節の箸休めとして無花果のワイン煮を作っておきました。娘達は嵐のようにやってきて去って行ったので忘れてしまった。
松の内も終わりゆっくり優雅な時間を…。美味しかった。使ったワインが良かったので高級なデザートになりました。以前次女が持ってきたTAYLORのポートワインです。TAYLORは300年余りの歴史あるポルトガルのメーカー。ベリーなどのフルーツの香りや味は勿論、Fine Rubyと言って色も誇っているらしい。Fine Rubyは入念に選んだ熟成されたオーク材の大樽で保存されていると書いてあります。無花果はプチプチの食感だけが残り、濃厚なフルーティなワインの香りと味が口の中に広がり余韻を残します。ワイン煮のデザートはワインその物の品質が重要だとつくづく感じました。

バターナイフ

2010-01-06 17:40:24 | 日記
長女一家がロンドンから帰国しました。お土産の一つはアンティークのバターナイフです。EPNS(Electro Plated Nickel Silver)の刻印があるので上質の銀メッキです。素敵な彫刻もしてある。しかしハンドルにはライオンマークや秤マーク、小文字のmの刻印が見られるので娘は銀ではないかと言っています。銀の板に植物を打ち出し、二枚を合わせてハンドルを造っている。刃先は黄色味を帯びているし、ハンドルは銀色に光り刃先とは異質の感じです。70、80年前イギリスの何処かの家庭の食卓で使われていたのでしょうね。いろいろ思いを馳せると楽しい。私はチーズ切りとして使います。

洋梨とキムチのサラダ

2010-01-04 10:19:22 | お料理
昨年の暮れテレビ番組でラ・フランスとキムチのサラダを作っていました。どんな味になるのか興味津々。でも考えてみればキムチは漬ける時梨を入れますよね。合わない筈はない。お節の箸安めに作って見ました。ラ・フランスの優しい甘さと香りがキムチの辛さに絶妙にマッチして不思議な美味しさ…。韓国の食はこうした取り合わせの妙が数々あり面白く又美味しいと思うのですが。

お節 2010年

2010-01-01 15:24:50 | 日記
大好きな丹波の黒豆やくわい(国産、茨城産を買いました)、ロースト・ビーフ、サーモン・マリネなどお節に加えました。魚のマリネに欠かせないディールも手に入れて年末しっかり準備をしました。ロースト・ビーフは素晴らしい出来。(自画自賛かも…)肉汁がギュッと詰まっているので口の中ではじけ出る。料理と言うほどの物ではないけれど、やはり幾つかのポイントを押さえているからだと思います。お重は北海道の阿寒遊久の里「鶴雅」と言う旅館のものです。北の海の新鮮な素材を集め、みなそれぞれ味付けに工夫がしてあり練り物はすべて手作り、他とはちょっと違います。牛蒡の煮物など超一流の味、大いに気に入っています。