上智、上智と唱えて努力に努力を重ねて実力で合格した孫娘は入学式が待てずにもうキャンパス見物へ行ってきたそうで、私に大学のバッグをプレゼントしてくれました。英語ではSophia Universityと言うんですね。砂色の地にこげ茶の大学マークとても上品で素敵です。学生証を提示すれば20%offで買えるので、欲しい物があったら買ってあげる…と言っています。嬉しいけれど彼女の努力を耳にしていたばあさまは可哀相になってしまう(御祝いは弾むつもり~)。彼女はパーカーを買ったそうで何処へでも着ていっていると母親が話していました。良かった、本当に良かった!有難う。
またまた登場しました。とてもリーズナブルなので偽鯛と思ってはいたが鯛の一種で”黄鯛”と言うそうで流通の段階で連子鯛と言うそうです。25cmぐらいで料理がし易い。しかし脂がないのでやはりアクアパッツアなどに料理し味をプラスします。白ワインを使ってケーパーなども入れ、スープが淡白な身を助けてイタリア家庭料理になります。
齋藤先生は当地の出身でテレビで伺う雰囲気は知的で穏かで好きです。いつか著書を読んでみたいと思っていて、図書館の新刊コーナーにあったので…。学生に向けて書いているようですが、簡潔明瞭テレビでのコメントを聞いているようです。よく授業では”罪と罰”のクライマックスを声を出して読んでみると学生は”オオッ!”と感動の声を上げるそうです。本は心理描写が手に取るように良く解る、これはテレビや映画では得られない。またよく私もするが”おわりに”から読んでみる。すると本の内容が大体つかめる。またリズムの合わない翻訳家がよくいます。だから好きなリズムの翻訳家の本を選びなさい…と。これはいつも思っていたが翻訳者自身は解っていても読者には解りにくい表現をする先生がいるのです(生意気かも知れないが翻訳者も文学者たれ!)良い本なのに何とかならないかと途中挫折する事もある。本の内容は3割覚えていればいいそうです。安心して乱読を続けます。
またまた日本でもないヨーロッパでもない、強いて言えばオリエンタルの香りいっぱいのヨーロッパ風の宮廷が広がります。源氏は栄華を極めていたがついに次の世代に移っていきます。紫が去り五十歳を過ぎ源氏の破綻により衝撃を受けたその後の人間関係が書かれています。”幻”では源氏が周りの物の整理を始める。光り輝き、まめに多くの姫君の元へ通っていた源氏も紫からの手紙を焼き捨てる時は涙が滂沱と流れ落ち、心の弱さを見せまいと必死に堪えた。ここの”幻”は源氏の死を暗示する箇所で”匂宮”の物語を書くまで9年のブランクがあるそうです。俳人と詩人の姉妹の訳ですから優しく気品があり読者にとっては本当に理解し易く楽しめる”源氏物語”であると思う。表紙はまたもクリムトの”水蛇Ⅱ”(Water Serpents)妖艶な二人の女性が横たわっています。
やっと”くまもん”を見つけた。いつも可愛いと思っていたが、何処の観光地へも出かけないのでこんな田舎ではお目にかかれない。と思っていたら先日温水器の不具合で一食抜いてでも入りたいお風呂が使えなくなった。そこで近くのゴルフ場併設の天然温泉へ行ってみた。その売店で”くまもん”を見つけたのです。根付が欲しかったが売っていたのはハンカチのみ…田舎です。可愛くって癒されますね。孫娘にも送ったら”くまもん”が全大学合格を運んでくれたらしい。
終にトルコへ、そしてギリシャ、ローマ、スペイン、ポルトガル、パリを経てロンドンに到達します。著者はいよいよ人恋しくなりそれと同時にフレンドリーなトルコ人の親切が身に沁みます。コーランを聞いていると様々な思いが溢れるように駆け巡り不思議と気持ちが平静になる。(私もそんな経験をした事を思い出す)徐々に文明に触れる旅になり何か違うと感じるようになります。アジアとヨーロッパの間に広がる広大な神秘の地はいつの世も人々の好奇心をゆさぶって止まない”と言っているが文明の開けた地より旅人にとっては深く心に刻まれる事が多い。途中で出会ったイギリス人の”Breeze is nice"は意味深い言葉です。やはり文明の発達した地域から受ける感動とは全く違うと思う。”値切りと不潔”に辟易したが一緒に歩いて楽しかった。
孫娘の合格を祝って夫の好きだったお赤飯を炊きました。孫娘は好きでないらしい(お茶碗は彼女がここで使うお茶碗)。最近はささげを見かけず、80g(600円)入りなんていうのが売られていて驚きました。たくさんあるレシピはみな小豆を使っている。私は正統派ささげにしました。電子レンジで炊いたんですよ。コツがありますけど…。わが孫娘を気にかけていたMさんにお届けして共に喜んでもらいました。
行きたくて、行きたくてたまらなかった上智大学外国語学部へ孫娘が合格しました。嬉しくて垂れ幕(?)を下げてしまった。去年の夏からあちこちの大学のオープンキャンパスを見学していました。トリ・リンガルになってイギリスへ留学して国際的な仕事をしたいといろいろ夢を持っており、大学の雰囲気が一番自分に合っていると上智、上智と唱えてきました。とにかく意志が強く頑張り屋です。彼女の頑張りをずっと見ていたから思わず泣いてしまった。おめでとう、おめでとう、そしておめでとう…何回もおめでとう。
ロックと言えどもどちらかと言えば悲しみのボヘミアン・ラプソディー、気分を一掃して”ひな祭り”に向かいましょう。私の手作りつるし雛を飾りました。形の違った三吊りです。やはり日の光に映える”もみ”(紅赤の絹布、着物の裏などに使います)は美しく気持ちが高揚する。当市の図書館にも二吊り飾って頂きました。十数年前のやる気のあった己に驚きます。