Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

すずらん

2013-04-30 17:27:32 | 日記

毎年5月に入って満開となるのですが、今年はもう終わりそうです。気温が安定しなかったので、すずらんも元気がない。何故英語で”Lily of the valley”と言うのか疑問です。バルザックの「谷間のゆり」はまさに”夫人”が谷間に咲くゆりですものね。

 


ふきの辛煮

2013-04-28 08:44:10 | お料理

製本教室のOさんはいつも一流料亭の味に負けない一品をご馳走してくださる。先日”ふきの辛煮”を頂いた。ただの醤油煮のようで真っ黒けなのに旨味があり驚いた。口の中で少しづつ味わうと美味しい旨味がじわじわでてくる。どこからこの旨味は来ているのか。早速作り方を教えて貰った。650gの蕗に水半カップ、醤油1カップ、みりん大さじ3、酢大匙3で弱火で30分。そこへ30gのかつお節を入れる。煮汁がなくなるまで、鍋返しをしながら絡めます。30gのかつお節は意外に大量…旨味はここから来ていたのです。つくづく…かつお節はえらい!


山藤の花

2013-04-27 09:14:34 | 日記

藤の花が見頃となりました。見事な藤棚があちこちで見られます。人為的な藤棚もいいのですが、この滝のように流れ咲く藤の花をご覧下さい。熱海の図書館の向い側、山裾に見事に咲いています。人の手が加えられていない全くの自然ですから素晴らしい。電線が邪魔ですが思わず撮りました。


映画 舟を編む

2013-04-25 14:25:38 | 日記

原作に感動し癒され、映画を観た。いつも書物の方が奥深く良いものですが、これは映画も裏切らなかった。”馬締光也”を演じた松田龍平が真面目で辞書編纂の天才的なセンスがありながら、不器用で人との会話、言葉を上手く使えないという主人公を演じ絶品だった。私の中の馬締光也より美男子で背が高い。松田龍平を初めて観たがDNA が…と言ったらお終いだが、いい俳優だと思った。主演男優賞をあげたいくらい。ところで”右”や”恋”の説明出来ますか?これがまた考えて見ると凄く面白い…事に気付いた私です。


葉室 麟著 おもかげ橋(幻冬舎)  蛍草(双葉社)

2013-04-21 23:05:45 | 日記

葉室 麟の”蜩の記”に出会ってから何冊か読んだが、いつも人間的に暖かな登場人物がおり、また日本の自然の描写が端正な筆で美しく描かれ読後はとても癒される。「おもかげ橋」は藩を追われた二人の男が初恋の武家の娘の用心棒を務める。剣は一流だが人付き合いが不器用な弥市は著者の作品に必ず登場する人間的に魅力のある人物。神田川にかかる橋、”姿見橋”とか”俤の橋”とか呼ばれ、伊勢物語の在原業平が川の水面に姿を映したことから名づけられたなど美しい伝え。しかし通してみると軽い恋愛小説、江戸時代の風情が補ってあまりある。

「蛍草」は理不尽な切腹をさせられた父親の無念を晴らそうとする武家の娘が、出会った個性豊かな人々に助けられ志を全うする。藩で一番の臆病者が刺客になり底辺に生きる人々に助けられる既刊の「川あかり」と似ていて”フルアップ”と言う感じだった。しかし”露草”は俳諧では”蛍草”と呼び万葉集には”月草”と記され「月草の仮なる命のある人をいかに知りてか後も逢わんと言う」(詠み人知らず)と言うはかなさを詠った美しい情景が描かれ、著者の自然に対する優しい思い…これが心に残った。”蜩の記”のように深く心に沁みる作品を又読みたい。

 


八重の桜 川崎庄之助

2013-04-20 09:17:51 | 日記

先日の朝日新聞夕刊に”八重の桜”に新たな史実が解ったと載っていた。八重の最初の夫、川崎庄之助を私は全く知らなかった。回が進む内に蘭学を修め、洋学者であり銃の研究に身を投じ八重の夫となると知る。会津藩士ではなく籠城戦で逃亡したとされていた。しかし元会津若松市図書館長の野口信一さんが館内の資料から「大砲方頭取」と言う肩書きや藩士の名簿にも名があり川崎庄之助は戦い抜いたと解ったそうです。飢えに苦しむ藩民のため函館でデンマークの商人と大豆と中国米の交換契約などにも力を注いだがトラブルに巻き込まれる。出石藩士だった川崎家の菩提寺の墓石明細簿に庄之助の命日と合致する戒名もあり、彼は最後まで会津に関わりトラブルの責任を背負って死んだ、献身的な人だったのでは…と言います。川崎庄之助を演じる長谷川博己(スマートで寡黙で、いいなあ~。でも民放で嫌なドラマに出演し始めいやだなあ~)、何事に対しても冷静な彼の内に秘めた情熱と優しさにいつも感激して観ている私にとって、この発見は朗報で、長くドラマに登場していて欲しい人物ですが…。大河効果で新たな史実を発掘、地域の歴史家に拍手です。


高がドッツ、されどドッツ 草間彌生展

2013-04-18 10:01:13 | 日記

前衛藝術は好きでない。しかし、NHKドキュメンタリーの”草間彌生”を見た時、83歳という高齢にもかかわらずそのエナジーの迫力の凄いこと。ぶつぶつ言いながら下書きもなく、イメージが次から次へ湧き出て空白が埋まっていく様に驚いた。幼少時”統合失調症”と診断され、精神が研ぎ澄まされ、幻覚体験があったそうですから、今の彼女の作品の原点は此処にあると思う。前衛と言っても可愛いドッツは私も好きで楽しめた。色彩豊かな作品から、モノクロの無限に湧き出る連鎖的な作品も幻想的で素晴らしかった。とにかく作品から伝わってくる気迫に圧倒され、少なからず勇気が湧いて美術館を後にした。(アートの島瀬戸内海の直島で有名な彼女の”南瓜”、繊維強化プラスティックで造られているそう)


盲導犬のための繁殖犬飼育ボランティア

2013-04-14 16:47:21 | 日記

娘から突然黒いラブラドール・レトリバーの写メールが送られて来て腰を抜かした。以前パピーウォーカー(盲導犬の子犬飼育ボランティア)になりたいと一家で面接を受けたことは聞いていた。ところが一歳の繁殖犬ラブラドール・レトリバーがイギリスはマンチェスターのパピーウォーカー宅から昨年末日本へやって来て、娘一家に面倒を…と言う事になったそうです。彼の名はシリウス(父親がSで始まる名前なので血統を訪ねる時に容易なようにSの名前が付けられると言う。多分恒星の中で最も明るい星の名)。シリウスは英語の中で育ったので、英語で話しかけられる家庭をと、白羽の矢がたったらしい。来日したばかりはカルチャーショックで下痢をして可愛そうだったと言う。早速マンチェスターのパピーウォーカーさんとEメールでコンタクトを採ったら、彼等はシリウスをヒースローまで送って別れを惜しんだと言っていたそうです(パピーウォーカーさんとシリウスの両者の気持ちを考えると胸が押し潰されそう)。パピー時代の写真を送ってきたので、こちらからも子供と一緒の写真を送ったら、喜んで返信がきた。きちんと躾けられ、思いやりがあり、はるばる異国へやってきて大任を果たそうとしているシリウス、可哀想で涙が出てしまう。可愛い、可愛いだけでなく責任は重大、一家で身体に気をつけて多くの”与えるもの”と”得るもの”を勉強して育んで欲しいと思う。