Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

「ヒコベエ」 藤原正彦 (講談社)

2012-08-28 13:46:42 | 日記

先日テレビで数学者藤原正彦が「セクハラ問題もなく無事御茶ノ水女子大を定年退職しました」と話していて彼らしいと大笑いした。「国家の品格」がベストセラーになり、「遥かなるケンブリッチ」では我が家のイギリスでの生活と同じようなことが書かれ、高名な先生一家でさえ…と共感を覚えた事を思い出す。長女が中学生の時、学校で彼の母藤原ていが講演をした。終戦後幼い三人の子供を抱え、満州から北朝鮮を放浪し38度線を突破し命からがら帰国したその壮絶な体験談は30年たった今でも私の脳裏から離れない。その真ん中の男の子が”ヒコベエ”です。「小説にはフィクションをどんどん入れて面白くした方が良いかもしれないが、純粋無垢清廉潔白完全無欠な自分の人生にわざわざ一点の曇りを入れる事もあるまいと事実を回想した自伝的小説」と彼らしい事を言っている。戦後、皆極貧であったのに笑いがありお互い助け合った暖かな生活があった。”いじめ”もあったが陰湿ではなかったなど彼のユニークな性格が実に面白い。中学生に読んで欲しいと思う。


東日本大震災復興支援チャリティコンサート

2012-08-27 12:59:58 | 日記

隣町の文化センターで開かれたラテン歌手のコンサートへ誘われ行った。S市出身の歌手はあまりメジャーではないよう。”S市の歌”を市長が作ったとか、市長の”趣味”の作詞のくだらない幾つかの歌の発表会、市長や県議会議員の長い挨拶があり、チャリティーの名目で選挙運動?の感じがして頂けなかった。ラテン歌手は持ち歌で歌いこまれている曲はそれなりに聴けたが…。その中で中学生と高校生の”S市の歌”の合唱は”潔い”ものさえ感じピカ一だった。一生懸命の子供たちを裏切ってはいけません。的確な演出が出来ていなかった、三流とはこう言う事でしょうか。クール・シェアの半日と思うことにした。(お友達の御招待、自身募金はしていなかった。これが一番の”悪”ですね)


ロインツの靴

2012-08-26 09:25:36 | 日記

欲しかったロインツの靴をやっと手に入れた。LOINT'Sはオランダ、アムステルダムの南ティルブルグで1918年小さな工房からスタートしたそうです。”3Dコンフォートで360度の傾斜のあるソールは足の衝撃を和らげ軟らかく足を包む”…などのインフォメーションを読んだらどうしても欲しくなった。デザインは単純、足の周りはふかふかで履き心地のよさは抜群、長く歩けそう。スペインのカンペールよりも気に入った(カンペールのクラシックは良いが)。ソールの厚みがあると言う事は長く歩くためには必須だと思う。大いに気に入り満足、満足。


討ち入り?サンドレス

2012-08-24 12:45:24 | 趣味

昨日は暦の上では”処暑”でした。暑さが止み新涼が間近いとされる二十四節気の一つ。しかし一向に暑さが止むどころか毎日酷暑が続いている。で、夏の終わりにサンドレスを作ってしまった。”討ち入りサンドレス”の出来上がり!数年前何処かのリサイクルショップで買った浴衣(手縫いだった)のリメイクです。布地もしっかりしていて藍色に単純な白の筆跡が美しいと思う。赤穂浪士の討ち入り(その夜は雪が降っていた?)の衣装、黒の小袖の裾に白の山形模様、それを連想して”討ち入りサンドレス”と名付けましたが。


焼きパプリカ

2012-08-22 16:22:35 | お料理

ずっと作ってみたいと思っていた焼きパプリカです。夏はシンプルな料理がいい。皮が焦げて黒くなるまでグリルで焼き冷水につけて皮をむき、水気を拭いてオリーブオイルに塩コショウをかけただけの皆さん御存知の一皿。焼くとパプリカの甘さが一段と増し、ヒマラヤ岩塩の甘みとヴァージン・オリーブオイル、挽きたての粒黒胡椒、美味しくないわけがありません。


再び蝶…ツマグロヒョウモン

2012-08-20 13:28:55 | 日記

”チョウ生息地、北へ”という記事が8月17日の朝日新聞夕刊に載った。専門家によると、1970年代まで南西諸島から近畿地方に生息していた「ツマグロヒョウモン」が東海や関東に拡大していたそうで、温暖化や都市部のヒートアイランド現象が一因と見られると書かれている。それが過日、庭のラベンダーへやって来ていたのです。あまり見かけない美しい蝶なので写真を撮っておいた。左右の羽の間6,7cmぐらい。調べてみるとこれは「ツマグロヒョウモン」の雌らしい。その数日後、この記事を読み自然の生態系の変化を目の当たりにして驚いた訳です。


南木佳士自選短編小説集 熊出没注意 (幻戯書房)

2012-08-17 15:26:47 | 日記

”ダイヤモンドダスト”で第100回芥川賞を受賞した信州のお医者さん南木佳士。私は好きでたくさん読んできた。「エチオピアからの手紙」「阿弥陀堂だより」「医学生」「草すべり」「トラや」私小説的なものが多いがどれも気負わない自然体で書かれ優しさの溢れる作品です。「芥川賞の受賞を理由に病院の勤務は一日たりとも休まない。この原則を踏み外すと、文化人気取りのふざけた医者に成り果てそうだった。だから懸命に守った。」と言い、真面目で手抜きをしない医者は40歳でうつ病になってしまった。眼の前の生と死の厳しい現実の日常に真剣に立ち向かい苦しんだが、世の中の価値観から開放された時、気が楽になり光がみえたと言っています。彼の生い立ちやそうした体験が信州の美しい里山の中でまた一段と優しくなり、良い作品になるのだと思う。著者に会ってみたい。


おなが揚羽

2012-08-14 14:13:40 | 日記

よく我が家の庭に飛んでくる大きな黒い蝶。千の風になって…ではないけれど、いつもこの蝶が飛んでくると”夫”を感じる。彼は黒色は好きではなかったが私が庭にいるとよく飛んで来ます。調べたら”おなが揚羽”と言うらしい。頭の尖端から尾の先まで7、8cmはあり,触覚も入れれば15cmぐらい。そばへ寄っても動かなかった。もしかして…なんて。   "I 'm always thinking of you"

 


ドレス・コート

2012-08-13 11:28:44 | 趣味

横浜の”スワニー”というお店(本店は鎌倉にある)のオリジナル・デザインのドレス・コートを作った。見本が作ってあり同じ布地や材料が揃えられて便利です。麻のドレス・コートですから気温の定まらない春先や秋に重宝しそう。手前味噌ながらお店の見本より良く出来た思うが…?イギリスのあのカミラ夫人がよく着ているのを眼にします。着用すると三角形に膝下が開きます。下にスカートでもパンツでも…。

 


エコ・ワンちゃん

2012-08-12 11:40:46 | 日記

孫娘が犬を飼いたくて両親に毎日アタックしている。スピーチ・コンテストで入賞したからその御褒美に、飼う事が出来ないならパピーウォーカーになりたいなんて、安易に考えています。ぬいぐるみの犬は数え切れないほど持っているのに、年齢が進むと満足出来ない事は良くわかる。パピーウォーカーのそれは強い精神力が必要なことは、TVのドキュメンタリーで観たことがある。規律を守りながら愛情をたっぷり注ぎ必ずやってくる哀しい別れ、立派なボランティアだが簡単な事ではないと思う。Rちゃんの作ったエコ・ワンちゃん、パッキングのビニールを形にして足は数個のボトルキャップ、素晴らしいアイディア! このワンちゃんが一番可愛いと思うわよ。「何にも言わないじゃん…」なんて声が聞こえてくるけど。(Photograph by Rちゃん。ばあより上手!)