Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

京都ぎらい 井上 章一著 (朝日選書)

2016-02-28 08:15:25 | 日記
Once upon a time…夫は東京のW大学へ入学したが校風が合わないと言って、京都に憧れ在学しながら京都の大学を受験し直した。こんなに想いがあった京都を学生の身分であったが堪能したらしい。それは1950年半ばの事であった。結婚後彼の青春時代をたどる京都の旅へ連れて行ってもらい、彼は懐かしんで下宿先まで案内した。そんなこんなでこの”京都ぎらい”に興味を持った。洛中洛外で差別をして洛中に住んでいる者は洛外を見下していると言う。著者は嵯峨に生まれ今は宇治で暮らしているなんて素晴らしいではありませんか。あまりのヘイト京都で嫌になったが、へそ曲がりの人を嫌いではない私。それにしても僧侶が芸子遊びに夢中になるなんて何処にでもある負の遺産だと思うが…ここまで掘り下げる。「宇治のくせに京都というな」「山科なんかに行ったら東山が西にみえてしまう」など可笑しい。そんなに卑屈になる事はありません。「そうだ、京都へ行う!」が始まってから嘗ての風情のある夫の好きだった京都は失せたと思っている。

プレミアム・フルーツ ”ふるーつ物語”

2016-02-27 15:29:56 | 日記
一個ずつ袋に入り、葉っぱを少し覗かせて”ふるーつ物語”なんて言って気取っている小さなみかん。最盛期に小粒で味の濃いみかんを採り越冬させると言う香川県産のみかんを頂いた。プレミアム・フルーツと言うが食べてみると当地の名産”寿太郎の越冬みかん”と変わらない。寿太郎の方が味が濃いと思う。こうして袋に入れ葉をつけて保存する…という手間をかけ驚いた事に一個200円らしい。(5個も頂きすみません)これこそ本末転倒、手のかけ方が違うのではありませんか。葉は勿論枯れ葉です。プレミアムと言えば誰でも飛びつく世の中を侮って…情けなくなった。今日、寿太郎越冬みかんを15個350円で買ってきました!。

じゃがいもの甘辛

2016-02-26 14:07:09 | お料理
栗原はるみが以前イギリスのレストランの厨房に入って下働きをしたドキュメンタリーを見たことがある。彼女は日本では家庭向きのお料理の神様だがイギリス料理と言うと伝統を重んじてはいるがアバウトな所が一般的、大さじ1とか小さじ2とかは通用しなかった。神様が涙していたシーンもあった。その後彼女は料理本を英語で出版した。その中の一つがこの”じゃがいもの甘辛”です。これはじゃがいもを茹でてこふきにし、醤油大さじ1.5と砂糖大さじ1、バター10gを煮立てこふきいもに絡める。外側の甘辛味が中のホクホクの白じゃがいもと一緒になり、肉じゃがとは又違った、シンプルで素朴なところが美味しい。バターの香りが効いています。外国の人も好きになれる味だと思う。

あの日 小保方 晴子(講談社)

2016-02-22 15:07:56 | 日記
二人の娘(長女は理系女)を持つ親としてとても悲しい事件だった。大きな力のある側の話ばかりで彼女の主張は何も発せずさぞ苦しかった事でしょう。確かに彼女にも甘いところがあったがそれを利用しようとする大の男たちの姿が情けなく腹立たしい。早稲田大学入学やアメリカ留学…と瓢箪から駒の青春を送り、彼女の持ち前の魅力に大勢の大人が魅了され、「めったにない逸材」とか「過去15年間で最高のプレゼンテーション」「最も優秀なポスドク」と褒め称え、情勢が悪化とみたら赤子の手を捻るが如く放り出した。STAP細胞の発表からメディアに曝されあらぬ方向に進んで行く。メディアの怖さも凄いもの。M新聞の女性記者など己の正当性を書き連ね既に本を上梓しているが、しつこくがむしゃらで一縷の人間性も感じられない。自然の法則にもとづく発想の自由や深遠さに触れ、科学の神に近づこうと懸命な研究者の神聖である筈の世界がリークや足の引っ張り合い、何と恐ろしい事をするのか。「研究者になりたい」「人の役に立ちたい」などの軽い気持ちと彼女の緻密さに欠ける人間性が取り返しのつかない事となった。これからの若者に大きな教訓を与えたと思う。教育の現場である早稲田大学が世間の風潮になびいて”教育”を捨てて博士号剥奪に走った事は疑問だと思う。荒波に揉まれ恩師の死、小保方さんやっぱりあなたは強い!よく頑張ったわね。でも何事においても”いい加減”はだめですよ。科学者であるなら、反論されたら突きつけられるだけの確実なデータを示す事ができるようにしておかなければ…。素人ながら…そう思った。真実を歪めたのは誰だ?…解った気がする。

指なし手袋

2016-02-21 13:40:31 | 趣味
足腰が痛いとテレビやソファとお友達になり情けなくなる。そこで手だけは動かしたいと残り糸で編み物を始めたらご覧の通りです。痴呆症の人は一つの事に夢中になり、食事でも一皿無くなるまで他のお皿には手を出さない…と聞いた事がある。可笑しくなった。外は梅が終わり早咲きの桜は満開、これは来年のプレゼントとしましょう。以外と便利な指なし手袋なのです。

牡蠣ごはん

2016-02-20 15:03:25 | お料理
牡蠣ご飯を食べたいといつも思っていたが、旬、旬と言っても結構お高い。お友達に”御殿場のこしひかり”を頂いたので牡蠣ご飯を作る事にした。富士山からの湧水が豊富な御殿場ではこんな美味しいお米が取れるのです。魚沼産のこしひかりに負けていないと思う。お米2カップに牡蠣はたった7粒、でも1粒70円もするのですものね。お醤油に浸しておいた牡蠣の両面をフライパンで焼いて取り出し、そのフライパンにだし汁を入れて牡蠣のエキスをそぎ取る。そのだし汁にお酒やお醤油を足しご飯を炊く。炊き上がったら取っておいた牡蠣と生姜の千切りを入れ10分蒸らす。牡蠣もスープがしっかり保たれふっくら、ほんのり生姜の香りがして美味しかったあ。満足しました。

我が家の吊るし雛

2016-02-19 08:33:39 | 日記
丈の違う四種類の私用のつるし雛です。20cm四方の古布の縮緬、1000円で買ったものもあり、私の子供の時や夫の姉の若い時の着物や帯も使っています。10年前ですから全てに力があり作品一つ一つに漲っています。5人の仲間と作っていましたが悲しいかな、もう既に一人欠けました。紅絹(もみ)が光に映えて部屋が華やいでいます。紐以外は全て正絹で作ってあるのが私の自慢。

市立図書館のつるし雛

2016-02-17 12:02:11 | 日記
体調不良で気が進まなかったがやはり皆さんにご覧いただく事にしました。丈は1.5mもあるのに広い図書館の空間に置くと寂しく見えます。二吊り並べて飾ってくださると見栄えがするが、天井の強度がないとか…。中郷分館にも二吊りお貸ししました。

St.Valentine's day

2016-02-13 14:07:38 | 日記
去年のバレンタインーデーには我が”This is a pen”のクラスでは誰もEfe先生にあげなかった。彼は独身のカナダのお兄さん、Efeは悲しがった。そこで絶対に商業ベースには乗らない私ですが、今年はちょっぴりプレゼントする事にした。クラスメイトのお兄さんたちにもいつも助けて貰うので…ね。

uponwaterのいもぼう

2016-02-10 08:53:53 | お料理
お友達から立派な海老芋を頂き、京料理の芋棒を真似て炊いて見ました。棒だらが手に入らないので生鱈で代用したが、鱈の独特のにおいも軽く、何しろ海老芋が良い芋だったので、その柔らかいねっとりした美味しさと言ったらありません(また自画自賛の始まり~)。海老芋は八つ頭とか赤目とも違い上品なきめ細かさがある。以前京都の有名な300年の歴史のある平野家で芋棒を食べたがもう少し素朴だったように思う。海老芋その物はuponwaterの勝ち!。干鱈の旨みが少し足りないかも…。かつて海老芋は高級品であったためお正月やおめでたい時にしか食べられなかった。今日は普通の里芋と棒鱈で京のおばんざい、庶民の味になったそうです。