志村けんのコロナウイルス死に愕然とした。娘たちはドリフターズの時代に育った。夫が偏見を持っていてくだらない番組（と自分が決めた）は見せなかったが”志村けんのバカ殿様”は夫も大好きで子供たちと笑い転げていた。彼の衝撃的な訃報を聞いて悲しみと懐かしさが綯い交ぜになり、何とも言えない寂しさが私を襲った。キッチンの窓の下に滝の流れのように咲いたローズマリーの花…です。
精進料理のコロッケは肉や玉ねぎを使えません。野菜の端切れを入れるそうです。蓮根の皮やオクラの鞘元などを微塵にしてマッシュしたジャガイモと混ぜて作る。蓮根はシャキシャキして食感が面白いと思って蓮根入りポテトコロッケを作ってみた。さすが蓮根の皮では…ね（皮は…捨てた）。甘い脂の美味しい当地の愛鷹牛を自分でミンチして、玉ねぎも入れてしまった。やはり口の中で存在感を出しているのは蓮根！。和と洋の出会いは成功です。愛鷹牛の旨味がコロッケを支配しているから、精進料理のコロッケは想像するにあっさりしたコロッケだったのでしょうね。蓮根は食感として成功！昔の歌のように今日から三日間はコロッケです。
大正から昭和初期に作られた歌舞伎役者ですから何代目でしょうか？髪の毛は人毛で腕、肘、脚の付け根、膝、踵に関節を作って自在に曲がるように作ってあるそうです。デパートのディスプレーに使われたと言う。平田郷陽は1955年重要無形文化財”衣装人形”に指定されている。
彼の1971年の作品。”あやとり”。たった一本の輪にした紐で遊んだ幼い時を思い出し懐かしかった。体の具合が悪い時など着物などを着せられて家で一人遊んだこと、何故か母を思い出して胸が熱くなった。
コロナウイルスのため外出はままならず、友達との会食も随分間があいてしまった。当地の小さなプライベート美術館で人形展を観てきた。彫刻家前島秀章夫妻が200体の人形コレクションをS美術館へ寄贈した。人形には命の尊さと人体の神秘の中に日本人の魂を感じ自らの創作の源としていると言う。フランスのアンティークドールもあったが私は興味がない。これは江戸時代の抱き人形、背丈50センチはあるでしょうか。可愛い…と言うよりやはり人形に込められた当時の世相を感じる…なんて偉そうなコメント。
夫が好きだった筍ご飯を作った。初物で作りたかったのについ…今日になってしまった。いつもの通りもち米を少し入れた。味付けご飯は少量のもち米を入れると美味しさ抜群です。お醤油を”牡蠣醤油”にしたので、また味が一層良い。「筍は去年は裏作だったので今年はたくさん楽しめますよ」とJA朝市のスタッフが言っていた。
今年も咲きました。去年の夏の猛暑でのケアが万全でなかったので70パーセントぐらいしか咲きませんでした。体調不良からの雑草取りも手を抜いてしまった。Kさんの一鉢を夫が地に移して２５年、６平方メートルを二分した帯状のバラの根元に毎年咲き誇る。夫の気持ちを思い出しては切なくなります。
ドナルド・キーンさんが亡くなって一年が経った。彼の愛したプリン屋さんが当地に移転して大繁盛しています。特別期間を決めてプリンは作ると店主は言っていたが、好評でメニューに加えたらしいが、すぐに売り切れてしまう。今日はgetしました。シュウクリームも皮がパリパリでクリームは酷はあるがしつこくない、糖分が少ないからクリームの美味しさが良くわかる。勿論プリンはトロンとこれも優しい味で癒される。今日はお彼岸、お墓参りもウイルスで儘ならず夫にもプリンとシュウクリームでごめんなさい…です。（本当は夫の好きな筍ご飯をと思っていたが筍が手に入らず）
当地の筍を手に入れた。初物です。大好きな独活と炊き合わせました。庭の山椒の葉はまだこんなに小さい。これからたくさん筍が出回る。糠で自分であく抜きはしたい…香りがとても良いのです。