桜が本州では最も早く開花する熱海の糸川、今は川面を覆い色とりどりのブーゲンビリアが咲き乱れています。勿論手入れはされていますが、路地植えです。市は観光客集めに一生懸命、ウイーク・デイのこの日、観光客にはちらっとしかお目にかかれなかた。
ジャカランダはスペインやポルトガルで見た事がある。それが熱海で咲き始めたと聞いて見て来た。熱海は1990年ポルトガルのカスカイ市と姉妹都市を結んだ時、2本のジャカランダがカスカイ市から贈られたそうです。カスカイ市はリスボンから西の大西洋沿岸にありリゾート地。濃い青紫の花が陽光に映えてふさふさと揺れ異国のジャカランダも熱海だから育つのでしょう。ポルトガルやスペインでは色がもっと薄いような気がしたが。行った事はないが南アフリカのジャカランダの並木は10月、街中を紫色に染めあげそれはそれは美しいそうです。熱海も海岸通に若木を植え日本唯一のジャカランダ並木を造ると言っています。大人の背丈でも既に花を咲かせている。
隣街の卸売り団地へ買い物にでかけた。魚屋さんで鮪のかまを見つけ買って来ました。少し濃い目に塩をふり数時間、夕食にグリルで焼いて頂いた。コラーゲンたっぷりで脂ののった身はホロホロとくずれ美味しいと言ったらありません。私の気持もホクホク、消費税抜きでたったの298円ですよ。よく魚専門のお料理屋さんのメニューで見かけますが自分でも簡単に焼けまあす。初収穫の万願寺唐辛子も一緒にさっと焼いて…満足度99%です。マイナス1%は庭の万願寺唐辛子が一本しか採れなかった事。
ここ数日涼しい日が続いています。時期がずれてしまったが買ってあった麻でコートを作る意欲が俄然湧いた。ダブルのような打ち合わせと立ち襟のような感じがポイントです。しかしダーク・グリーンがダークすぎて(写真が下手なのでグレイに見えますが、自衛隊の制服のよう)老女が老女に埋もれるようで失敗かなと思っている。横浜のスワニー(マティリアル専門店)の見本を真似て作ったのです。娘も違う布地で同じパターンで作ったのですがとても似合っていた。明るい色のスカーフでも巻けば…と娘のアドバイスです。
毎年2本ぐらい我が庭に顔を出します。しかし今年は数え切れないほど30本以上かしら…咲いています。毎年書いているけれど”もじずり草”(ねじ花とも言いますね)”右巻きと左巻きのどちらが多いか?”次女が中学の時の夏休みの自由研究です。夫の研究所の庭に沢山咲いているので、父親がお昼休みにチェックして来ると言う事で出来上がった自由研究、このねじ花が咲くと思い出す。どっちが多かったか肝心な事は忘れてしまった。優雅な姿のもじずり草しばし楽しまんと…それをいい事に芝刈りをさぼっています。
早速、皮をむき千切りに…口に入れて見たが少し硬めで何も味も香りもしない。そこでシーチキンのオイル漬けに晒したみじん切りの玉葱を加え、東南アジアでは味付けはナンプラーでしょ?何とか食べられるように料理しました。ミステリアス・クッキング!ナンプラーの旨みと塩気でまあまあ味はいい。でもマンゴーが硬すぎる、暑い所ではこうした香りも味もしないようなものが時にはいいのかなあ。もしかしてマンゴーがもう少し熟すまで待つのかしら。器はベトナムのバッチャン焼きに入れてみましたが。
以前、東南アジアでは青いマンゴーやパパイヤをお料理に使うと聞いたことがあった。いつか挑戦したいと思っていたがなかなか青いマンゴーにお目にかかる事が出来ない。数日前マーケットで見つけ飛び付きました。硬くて緑色の皮、何の香りもしない。食べられるのかしら? でも中の種は真っ白で緑の皮とのコントラストが美しい。食べられなくてもテーブルのフラワー・アレンジメントと考えてもいいかも…。
BSNHKでイラン映画”花嫁と角砂糖”を観た。四人姉妹の末娘が結婚することになり親戚が集まって結婚前夜祭の準備で大忙し。そんな中での伯父さんの突然の死と二つの人生の大きな出来事のイランのしきたりが興味深かった。外国にいる新郎抜きでの結婚前夜祭、角砂糖の柱で結婚運を占ったり賑やかな家庭の数日間…しかし角砂糖が伯父さんの死も招く。伯父さんの死により家族のお互いの距離が近くなり解り合えるようになって行く。身近な人の死にはしっかり泣かなくてはいけないと言うイランのしきたり。携帯電話やノートパソコンなども使っているが度々の停電があるイランの今。2010年にイスラエルへ今年の1月末にはモロッコとイスラム圏を旅したが、やはり石油産出国の差は如実だと思った。未知の国の特に家庭の内部などの画面は隅々までチェックして見てしまう。末娘は金持ちの海外にいる相手との結婚を考え直そうとする。他愛のない話だが家族の暖か味が出ていて良い映画だと思う。こうした商業ベースにのらない映画を観たい。
小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルで提供される気取らない田舎の絶品フランス料理の数々をメインデッシュに、ちょっとした物語を挟みお洒落で極上の気分にさせてくれる本です。多くがフランスの家庭料理でフランス料理のコースには決して出てこないようなしかし魅力のある料理ばかり。こんな味かな、あんな味かしら?などと想像するだけでとても楽しい。クリスマスが終わってスタッフ四人で乾杯をしようと「一番安いシャンパンを開けよう」と言う事になり「じゃモエ・エ・シャンドンでも」と言う件が出てくるが、これが気に入らない。だって我が家の次女が勤めている会社ですからねッ。料理の描写がしっかりしていて、食べた事がある人でないと描けないと思う。因みにタルト・タタンはタタンさんが失敗してしまったケーキをアップサイドダウンにしたりんごのケーキと覚えていますが。
我が家のキッチン・ガーデン(…なんてちょっと気取って、一坪ぐらいしかない)の中球トマトの緑が綺麗で思わず撮りました。つやつや輝いているグリーンって何と綺麗なのでしょう。自分で栽培してみて初めて解る美しさですね。色ずくまでもう少々かかるでしょう。万願寺とうがらし、たかのつめも植えてある。