Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

おひとりさまの最期 上野千鶴子著(朝日新聞出版)

2015-11-29 10:20:31 | 日記
さすが社会学者らしく柔なお話ではなかった。医療、看護、介護の現場をしっかり取材し全てを書いていて、とても力になった。”孤独死”はない、そして”在宅ひとり死”がベストとう信念を私は持っているが尚納得した。足腰の痛みが始まって暫くそれを受け入れられないでいたが、加齢すれば身体は病気の巣。だましだまし平和共存していくしかない…とあのツヨ~イ上野先生でも言っています。おひとりさまの最期は決して悲しいものではなく”ベスト”だとつくづく思ったものです。”孤独死”なんて言って可哀相、惨め、悲惨などとマイナスの言葉で言うのは大間違い。

狂い咲き

2015-11-24 11:27:24 | 日記
玄関の横の姫りんごが狂い咲きをしています。こんなに暖かい日が続きよいのですが、やはり自然界はコントロール出来なくなり、彼等は正直です。人間にとっても暖かくていいと言いながら体調不良を起こすこと必死です。歳を重ねると不自然は抵抗になりしんどい事もある。
父の形見分けの盆栽だった姫りんご…何か言いたいのかなあ。

キャップ

2015-11-22 15:21:48 | 趣味
縄網が存在感のあるキャップが出来上がりました。”The Herdwick”と言う糸です。2年半滞在したイギリスを離れる時、最後の旅行にハイランド地方へ行った。ケズウィックのレイクランド・シープスキン・センターで羊のそのままの毛(染色してない)を紡いで糸にしたものを買った。当時私はまだ編み物をしたことがなくあまり興味がなかったが、夫は珍しいから買った方がいいと勧めてくれた。羊は子どもの時は黒っぽいグレーで成長するにしたがって白っぽいグレーに変わる種類だそうです。編んでいると手に脂がついて大変。ですから、それで編んだセーターを狩の時などに着ていれば少しぐらいの雨は凌ぐ事が出来ると言う事です。今思えばこの糸のおかげで私の編み物の道は開けたのです。夫と私のベスト三枚を編んでその残り糸でした。40年前のお宝です。

ボージョレ・ヌーボー2015

2015-11-18 19:23:44 | 日記
近くのお酒の問屋さんで今年も手に入れました。ぶどう産地を限定したラブレ・ロワ・ヴィラージュ・ヌーボーです。開けた時花のような、しかし私には去年訪ねたボルドーの小さな村の香りが鼻先を過ぎた(其処で買ったバカラのグラス)。懐かしい香りで雨模様のうっとうしい一日を吹き飛ばしてくれた。足腰が痛くウツウツしていたが食後の薬は後回しにして、ボージョレ・ヌーボーを…。酷があり渋味もなく、柔らかなぶどうの甘さと香りがストレートに伝わって来た。しかし去年程の美味しさではないと思う。去年は世間の評価も素晴らしい出来と言うことでしたね。まあいいか…今年もボージョレ・ヌーボーを飲んでみようと言う気力だけでもあったと言う事に感謝かしら?一方、ISテロ事件を考えると軽はずみに盛り上がる事はできません。私も体調不良だし…。”献杯”

退院祝い

2015-11-18 11:23:40 | 日記
Kさんが耳にトラブルを持っていて、やっと思い切って手術を受けた。とて良い結果で早く退院できお祝い会となる筈でしたが、ご当人に近くのお蕎麦屋さんでご馳走になってしまった。ティー・タイムは我が家でと言う事になり、シュトーレンとベリーのハーブ・ティーで祝いました。シュトーレンもハーブティーもKさんのドイツのお姉さんからの頂き物です(おんぶに抱っこ)。少しハイビスカスが入っているので落ち着いた薄ピンクで上品です。話題はやはり体のこと、生活の元になるのですものね。私など少しどこか悪いと気持ちが落ち込んで大変ですが、Kさんは全て一人で決めて立ち向かう、立派で感心してしまう。いつも気持は強く持ちたいと思うのですが、すぐに弱くなって涙涙になってしまう私、困ったものです。でもこの仲間にいつも救って貰っています。

ミケランジェロ・プロジェクト

2015-11-15 15:49:56 | 日記
全国一斉ロード・ショウといってもこんな田舎、いつだって2~3ヶ月遅い上映となるが、”ミケランジェロ・プロジェクト”は都会と同時、勇んで出かけた。ヒットラーが第二次世界大戦中に振るったもう一つの暴力は一級美術品を略奪収集した事です。その史実をもとにアメリカの美術のオオソリティーが立ち向かう…と言う話だが、美術品の詳細や選ばれたオオソリティーの描き方も浅く何も残らなかった。豪華キャストなんて騒いでいるが私の好きなケイト・ブランシェットがいつもの謎めいた雰囲気で良かっただけ。脚本、監督ジョージ・クルー二ーはいただけません。もっと勉強してからにして欲しいと思う。

シュトーレン 2015

2015-11-12 08:15:14 | 日記
早々とクリスマスの便り、ドイツからのシュトーレンが届きました。クリスチャンは12月1日から24日までこのシュトレンを一切れずつ食べて、キリストの降臨を待つ…と言う。Kさんのドイツにいるお姉さんが持って来られた。マジパン入りでこんな可愛いシュトーレンもあるのですね。シュトーレンには楽しい思い出があり私の思い入れも深いのです。数年前ウイーンへ行った時、有名な老舗のパン屋さんで大きなシュトーレンを買い、N大の嘗てウイーン大学へ留学なさっていた先生に差し上げた。ご自分もよく通ったパン屋さん…と大変喜んで懐かしんでくださった。
頂いたシュトーレン、クリスチャンではないので早くに食べちゃってもいいかなあ…と毎日眺めています。

銀色の月 小川国夫との日々 小川 恵(岩波書店)

2015-11-07 15:25:19 | 日記
小川国夫の本は全く読んだことがない。彼はフランスに留学しクリスチャンであり、故郷の藤枝に住み執筆活動をしていた事ぐらいしか知らない。新聞の紹介蘭で”銀の月”を知り読んでみた。地味な書き方であるが夫が亡くなって越し方を振り返り、その思いが清新な筆致で静かに綴られています。始まりは他人どうし出会って好きになり結婚し、甘えたり拗ねたり、怒ったり涙したりした日々。やがて務めるようになり、許すようになり、すべてを受け入れるようになった永い年月…と彼女は書いています。私には結婚するまでの困難(親の反対)がここに加わるが同じような年月であったと懐かしく思う。高ぶる感情を抑え、静かに語られる回想録は美くしく、ご主人の”ぬくもり”を求めた想いが度々語られるが、胸が痛くなった。第七回小島信夫文学賞・特別賞を受賞。

野々山紙店

2015-11-07 14:43:11 | 日記
当市M大社から西へ100メートルの本町大通りに野々山紙店はあります。三姉妹が先代から引継ぎ経営している。此処ではいろいろな種類の紙製品が見つかります。各種カードは勿論、トラディショナルな和紙や神仏用紙、結い納品一式など。私は和とじ帳の半紙や表紙のための柄付き和紙を購入している。三姉妹の長女の方がそれは、それは達筆で結い納品のお品書きなど要望があれば書いて頂ける。今、また復古調で結い納品一式の注文があるといっていました。、私が余り紙で作った”吟行帳”を差し上げたら大変喜んで、ショゥ・ウインドゥへ飾ってくださった。早速撮りに行って来た。手前の金色の縦長の小さな和とじノートです(ガラスに反射しておかしな写真ですが)。お店の張り紙も勿体無いような達筆で書かれています。こんな田舎の街に古くからの紙専門店がある、M大社の歴史と共にあるのでしょう。

ひじきのサラダ

2015-11-04 16:22:11 | お料理
先日、娘に教えてもらったひじきのサラダです。ひじきと言うと和風の甘辛煮しか思い浮かばなかったが、和風のような洋風のような面白い味付けで新鮮です。ひじきは30グラムを水に戻し、ゴマ油で鷹のつめ、にんにく(あまり好きでないのでフライド・ガーリックを使った)を炒め香りをつけ、ひじきもさっと炒めそこへドレッシング、ゴマ油大3、黒酢大2、砂糖小1~2、醤油大1をかけすぐ火を止める。彩りにブロッコリーとかアスパラを。トマトは自家製ドライ・トマトを使ったがイタリアンぽくてとても美味しかった。和風、洋風、中華風それぞれがしっかり存在を主張しているけれど、ぴったり寄り添って一皿を盛り上げています。ほんのちょっぴりの紫蘇の葉のトッピングが、これまた摩訶不思議にマッチ。