Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

ハーブ、ディル

2020-08-30 09:59:51 | お料理

娘が気に入って色々な料理に試しているらしく送ってくれた。私も好きで爽やかな香りとテイスト、特に魚の洋風料理に使っていた。娘のお勧めはこのメーカーはドライなのに香りがフレッシュに近く、緑がドライ特有のくすんだ緑でなくきれいな緑。先日までお友達に貰った小さな苗、一本が庭の隅に植えたが猛暑であっと言う間に枯れた。サンドイッチに挟む卵に混ぜると美味しいと言うので、厚切りパンで北欧のスモーブロウに似せて作ってみた。パンは紅麹菌を使っているのでピンクです。やあ~美味しかった都会的な味で…。スゥエーデンやデンマークで食べたスモーブロウを思い出して、鮭のフィレで作ってみたいと思う。


Good job ! ハンディ・ファン

2020-08-29 14:32:50 | 日記

英会話教室は5人までのパーティションが作られていて、エアコンをつけて窓を少し開け、空気の循環を良くするファンも天井に付けられ、1時間20分のレッスンです。暑くて嫌な時もある。長女にそんな話をしたら、早速若い人の間で流行っているコンパクト扇風機を送ってくれた。”頑張っておいで”と叱咤激励されたよう。少し音がして皆に迷惑かな…と思ってマイカルに話をして見せたら”No,problem"で、凄く調子が良い。膝に置いてファンの首を曲げて体に風が当たるようにした。私のブースのパーティションが揺れるほど風がきます。若い人の知恵は凄い。長女は"stay home"のばあさんを一生懸命励ましてくれる。有難う。頑張るね。

 

 

 

 


映画 ガス燈

2020-08-26 15:01:46 | 日記

BS NHK で1944製作の古い映画”ガス燈”を観た。モノクロ映画の中の若きイングリット・バーグマンやシャルル・ボワイエ、ジョセフ・コットンなどとてもしっとりして素敵だった。ガス燈の時代のロンドンの街も美しい。結婚した夫がかつて彼女の叔母を殺害した犯人で、妻を物忘れや盗癖があるなど精神的に追い詰め叔母の残した財宝を狙うサイコ・サスペンス映画。こうしたじりじりと追い込むサイコ・サスペンスは心理模様が極限まで張り詰め、その緊張感が観ている者を虜にするのだと思う。品の良いサイコ・サスペンス、モノクロで良かった。


パリップ レンズ豆のカレー

2020-08-24 15:29:01 | 読書

慰問袋の一つレンズ豆のカレーを作ってみました。レンズ豆90gに玉ねぎのスライス、鰹節そして娘が既にミックスしてくれた香辛料、コリアンダー、ガラㇺマサラ、レッドチリペッパに水150ccを加えて、豆が柔らかくなるまで…なん言うけれどあっと言う間に柔らかくなる。そこへココナツミルクを50㏄(親切にもココナツパウダーで)、レモン汁少々を絞る。スパイスの香りが良くて素晴らしい!、さっぱりしていて優しいエスニック、美味しかった。確かイスラエルの旅では何回か出てきたレンズ豆です。レンズ豆を煮る時”かき回すな”と注意があったが、こんなに早く豆が柔らかくなるとは思わなかったので、私はかき混ぜ過ぎた。豆がつぶれてしまい…これでは食感が最低。でも久し振りに変わった味を楽しみました。不思議なことに”かつおぶし”を一つまみ入れるんです。有難う。


慰問袋

2020-08-21 16:05:50 | 日記

長女より慰問袋が届きました。娘は二人の大学生の在宅オンライン授業で食事の支度に大変らしい。いろいろ工夫して彼等の”楽しみ”を満たしてやっているようで、我が娘ながら感心する。都会ですから珍しいものはたくさんあるので変わったお料理を良く作る。エスニック料理を私に教えてくれるそうで、今日は材料が届きました。時間が出来たらhow toを教えてあげると言っている。レンズ豆の料理、楽しみにしているところです。


歴史学者 藤原辰史

2020-08-14 15:37:23 | 日記

白内障の治療を受けている。診察の際、”眼鏡をそこの箱へ入れて”と言われ眼鏡がすっぽり入る筒があった。この筒にはもう何十人と言う人の眼鏡が入った事でしょう…と思ったら私の手は後ろにある自分のバッグにさっと眼鏡を投げ入れていた。先生は”そんな事する人は初めて見た”としつこく五回も繰り返した。そして”コロナが怖いんでしょ?”と。(解っているじゃないの先生)コロナから身を守るのは自分自身で…と強く思っているから私は黙っていた。最も大変な潔癖症の私だから。   NHKBS で三人の学者の”コロナ後の世界の人類の行方”と言う鼎談を観た。藤原辰史京都大学准教授が”何処へ行ってもまず消毒、潔癖主義の暴走はどうすれば良いか?行動を狭め生きにくくする”と話され、ナチス・ドイツは他民族を受け入れない潔癖主義がもたらした悲劇だと言う。ガァ~ン!私は衝撃を受けた。度が過ぎた潔癖症は本当に生きにくい。少し”いい加減”になればいいのかなあ。”文明国家とは弱者にどう接する事が出来るか”に係っていると結んでいた。潔癖主義は”良”だと思っていたが過去に”負”の歴史があった事、学んだ。


ほおずき(鬼灯)

2020-08-12 11:47:13 | 日記

お盆です。抹香臭いことが大嫌いだった夫ですが、勝手にお盆は帰って来てくれるといつも私は思っています。迎え火も送り火も数年前までは勇んでやっていたが、脊柱管の大手術をしてからはトーンが落ちてしまい、ごめんなさい、ごめんなさい…ばかりです。それからはほおずき(鬼灯)は必ず飾ることにしている。と言うのは帰ってくる亡き人の精霊が鬼灯(ほおずき)を灯として道しるべとすると古来から言われていると知ったからです。亡き人に関してはどんな事でも残された人が、それで心が安らげばいいのでは…が私の持論。


骨董の舞扇

2020-08-09 09:49:31 | 日記

戦中戦後私たち一家は父親のアルミニュウム製造会社の社宅に住んでいた。アメリカ軍の標的の的であった会社のすぐ前に社宅はあり、庭には自家用の防空壕を造りB29の流れ弾に襲われたこともあった。終戦後3、4年経って父の上司の奥さんが日本舞踊の先生で誘われて、この私が日本舞踊を習ったのですよ。母の実家が呉服屋だったので着物は姉との共用で数枚あった。でも、今考えると混乱していたあの時代5人の子供を抱えよくもまあ日本舞踊なんて…。この扇を見るたびに両親の思いが胸に迫る。親骨の裏には母の字で私の名前が書いてあり、蝶番の所には鉛の板が張ってある本格的なもの。ある時”裾に~”という右手で襟をなでる所作で、着物の打合せが違っていて出来なかった…というエピソードと共にあの時代が蘇る懐かしくもあり、悲しくもある扇です。


聖者のかけら 川添 愛(新潮社)

2020-08-07 17:13:27 | 読書

イタリアのアッシジで起きた聖者の遺体消失の史実をもとに聖者の聖遺物が次々と奇跡を起こす。聖フランチェスコは清貧と平和を旨とし、自然を愛し小鳥に毎朝お説教をしたという話は有名です。ベネディクト会派の修道院に届いた出所不明の聖遺物が次々と奇跡を起こした。調査を命じられた若き修道士ベネディクトと助祭はアッシジへ向かい、聖フランシスコの遺骸や聖フランチェスコ大聖堂の謎に迫る。13世紀に実際にあった事件にたくさんの参考文献から著者の考察を交えミステリアスに書かれている。クリスチャンでないので分からないが会派が沢山あり権力闘争もあり聖遺物が高いお金で売買されていたなど驚いた。アッシジは聖堂を中心に小さな美しい村で、須賀敦子のエッセイを読んで是非行ってみたいと熱望していたが、COVID19や自分の体の衰えで、悲しいかな最早消え失せてしまった。因みに表紙は”聖フランチェスコの遺骸に別れを告げる聖キアラと修道女たち”聖フランチェスコ大聖堂の上堂の壁画だそうです。この眼で見たかった。最後に謎に挑んだベネディクトが聖遺物に触れた時に見た夢は”苦しみには終わりがある”…と言う言葉、これはまさしくの”主”の言葉だろうと二人は”いい言葉”だと”感動します。今この時を得てクリスチャンに改宗しょうかと思ったりして…でも夫に会えなくなるでしょ?


母と暮らせば NHKBS プレミアム

2020-08-03 17:52:46 | 日記

午前中はジムに行き午後は今日もテレビに子守りをして貰った。終戦記念日が巡って来る8月、戦争を伝えるプログラムが多くなっている。日本映画はあまり見ないが”黒木華”の温和な演技が”小さな家”を観てから好きになった。沖縄戦の女学生や民間人の自決など余りにもストレートな事実は知っておかなければならないがショックが大きい。”母と暮らせば”は長崎の原爆の悲劇を舞台に原爆で命を落とした息子が亡霊で母のもとに現れる。現実と母親の夢想の切り替えがとても自然で、息子の恋人黒木華の穏やかな語りや演技に、戦争の悲しさ無情さがひしひしと伝わってくる。こうした表現は反って悲しみが尚一層深いものになって伝わり、涙がこらえ切れなかった。最後、愛しの息子が迎えに来て母も一緒にあの世へ旅立つ。現実と非現実がうまく融合し、良い映画だった。