内部障壁には多くの聖人画が描かれ、黄金の障壁の向こう側に司祭たちのみに入室が許される祭壇室があり信者とを隔てている。ロシア正教には"イコン”が大切で種々のイコンが教会内で売られていた。撮影禁止で内部は撮ることが出来なかった。また買ってしまったイコン。何て書いてあるか わ・か・ら・な・い。
1900年に帝政ロシアによって建てられたタリン最大のロシア正教の教会。黄金色に映え玉葱坊主の形をした5つのドームから成り立つビザンティン様式の教会は此処タリンではエキゾチィックな様相を呈している。この教会の建築は政治的な要素を含む、ツァーリ支配の影響力を確立させようとした最後の試みであったと言う事です。
博物館の展示の一つ、覗いたらミイラがひっそりと横たわっていた。しかしガイドブックを読んで見たら1843年の見物リストには”クロイ公爵の自然なミイラ、ニコラス教会にあり”と書いてあったそうです。公はベルギーで生まれ、最後は借金地獄に陥り死後お金を貸した人達が埋葬を許さなかった。118年後自然のミイラになった公は教会で見世物になった。…と言うことですが、さてこれが本物かどうか?チェックを忘れた。
博物館になっている聖二コラス教会には、15世紀、リューベックの著名な画家による”死のダンス”がある。縦1.6m、横7.5mのカンバスに生者と死者がダンスを繰り広げている様子が描かれている。枢機卿でも王様でも金持ちでも皆最後は死んでしまう。身分の分け隔てなく死はやってくると言うこと。ですから良いことをして最後を迎えたいというメッセージが込められているそうですが…。フラッシュ不可だったので…。