Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

エストニア紀行

2012-12-30 08:33:15 | 日記

梨木香歩著、新潮社”森の苔・庭の木漏れ日・海の葦”と副題が付いている通りエストニアの自然観察記のよう。全く知らなかった著者なので自然科学者が書いているいるのかとしばしば思ったほど、優しく繊細な感覚で自然を見ています。長い間他国に支配されながら出自を失わず祖国への思いを強く持ち続けたエストニアの民族、今年5月にバルト三国を訪ねる予定が体調不良で余儀なくされたが来年は…と言う思いをこの本を読んで強くした。バルト三国に興味を持ち書かれた書物が少ない中、見かけは地味だがキラキラ光る物がたくさん散りばめられていた読み物であった。


ゆり根の卵とじ

2012-12-28 11:20:01 | お料理

年末になると店先でゆり根を見ます。何時もさっと茹でて芥子マヨネーズで合えサラダにしますが、少々変わった食べ方をしてみたいと思い、高野豆腐と一緒に薄口に炊いて卵とじにしてみました。これぞ当に日本料理(三つ葉がなくてブロッコリーのかけらが×)体に優しい感じもいいし、花びらのようなゆり根が美しい…愛でながら頂く優雅だなあと嬉しくなります。


十二の真珠 

2012-12-25 14:24:38 | 日記

やなせたかし著 復刊ドットコム発刊。1970年サンリオ社から「十二の真珠」と言う短編メルヘンを出版したそうです。しかし少しも評判にならなかった。希望の多い本を復刊しているこの会社が眼をつけこの程再出版となった。アンパンマンの原点になった本とやなせたかしは言っています。どのお話も厳しい後には優しい救いがあり、ほっとする。アンパンマンがいるのですね。ですから暖かい余韻を残して終わります。何回も読みたくなる…手元に置きたいそんな不思議な本です。孫に紹介しようと思っています。


イカ墨スパゲティ

2012-12-24 08:27:42 | お料理

クルーズで寄港したスペインのヴィーゴで、ガイドのホセさんのアドヴァイスを受けて買ってきた缶詰の”Stuffed squids in their own ink"。小さなイカの胴の中には足も詰めてあり、トマト、たまねぎと一緒にひまわり油で炒め、イカ墨のソースを作ってある。一缶350円ぐらい。”ALBO”と言う1869年からの歴史のある会社のもの。やはりスパイスが日本と違うのですね。簡単で申し訳ないほど美味しい。


素敵なパン

2012-12-22 15:11:28 | 日記

下の娘が買ってきた美しい野菜畑のようなパンです。あちこち外国でパンを食べているがこんなに繊細なデコレーションのパンは見たことがない。ローストされた野菜が自然の甘さを際立たせ美味しかった。やはり日本ですね。しかし丸の内のロブションのパン、フランスのエッセンスは勿論入っているのでしょう。あまりに感動的だったので写真を撮りました。


ロバート・キャンベル先生

2012-12-20 17:17:03 | 日記

「Pain and Pleasure」苦楽の日本文学再見…と題し東京大学大学院のロバート・キャンベル教授の学術講演会があった。先生は漢詩、漢文学が専門、苦と楽は江戸、明治と脈々と続いている。武家社会の男性は漢詩で表したそうです。日本人の考え方として、苦の中でもその先に安らぎがあると言う一つの世界観がある。確かに未曾有の震災にあっても立ち上がる力があるのはこうした世界観を持っているからだと思う。”Every cloud has a silver lining”「楽あれば苦あり」、不幸の中にも幸福の”種”はあると言う事ででもある。夏目漱石もロンドンへ留学し挫折し痛みを味わい”苦楽”について書いている。苦と楽は永久に繰り返されると先生は話された。私は苦しい時、数日過ぎれば楽になるとひたすら耐え忍び時の過ぎるのを待ち、その間に方向性を見つける。また力が湧いた講義だった。(N大では写真を撮ることを禁じたが、直接先生に伺ったら快く撮らせてくださった。田舎の大学はまったくゥ…?)


私のクリスマス

2012-12-19 10:08:43 | 日記

クリスチャンではないけれど、海外旅行へ行った時はクリスマスのグッズを探してくる。シスターや天使の楽隊の人形はドイツローテンブルグの一年中クリスマス・グッズを売っている有名な”ケーテ ウォルファルト”の限定販売で彼女たちはナンバーを持っている。天使ミカエルとマリア様はフランスのサントン人形。幼子イエス・キリスト誕生はイスラエル…ロシアの天使やイコンも見えます。アドベント・カレンダーは私の手製です。毎年同じ事を書き連ねているかも知れないが、このシーズンになると、顔を見てあげたくて飾ります。


ご苦労さん会

2012-12-18 21:36:33 | 日記

月に何回か吊るし雛を作る手仕事とおしゃべりの会を友達と持っている。一年、御苦労さまと言う事で我が家で忘年会をした。近くからお鮨の出前を頼んで”楽”をしました。しかし皆さん手作りのお料理を運んでくださって、賑やかな豪華なランチとなりました。気が置けないお仲間、もうン十年のお付き合いです。手を動かしておしゃべりをして情報交換、ボケる暇はありません。


山中伸弥先生に、人生とips細胞について聞いてみた 講談社

2012-12-18 21:33:56 | 日記

中学生にも読めるくらいとても易しく話している。先生もこの大発見をするまでには幾つもの挫折があり、それを超えてきて今があると言う。不器用が整形手術に向かず”邪魔中”と言われたり、アメリカ留学後うつ病になり自己啓発本をたくさん読んだ。「仕事は楽しいかね?」(デール・ドーテン著 きこ書房)は何度も読んだそうです。「10回のうち1回成功すればいい、くらいの気持ちでチャレンジしよう」チャレンジを止めるとそこから前へ進めなくなる。ですから山中先生はチャレンジすることをいつも心がけていると言っています。挫折があるから弱者の痛みも解り人間的にも魅力のある先生、高齢の私にも勇気を与えて下さった。


干し鮫のカナリア風

2012-12-17 16:16:24 | お料理

カナリア料理の本に"Tollos"と載っているのが干し鮫のカナリア諸島に昔から伝わっているお料理です。はるばる背負ってきた干し鮫です。早速作ってみた。特別なカナリア諸島のシーズニングがあると言うことですが、黄色の色付けにサフランを使った。一晩水につけ塩抜き、沸騰したお湯であく抜きをし、オリーブオイルでたまねぎの微塵とにんにくをいため、鮫を入れパプリカ、クミン、白ワイン、ワインヴィネガー、スープストックを入れ煮込みます。本に載っている通りの色合いにできたし、味は舌で覚えて来たカナリア風にできたので満足。鮫は鱈よりやはりワイルド、でもクミンの香りと微かにのこる辛味がいい。旅の余韻に浸っています。