Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

映画 ”アルゴ”

2013-02-27 12:10:21 | 日記

昨日は「レ・ミゼラブル」を観るつもりで朝起きたら、「アルゴ」がアカデミー賞を受賞した事を知り急遽変更した。1979年のイランの米国大使館人質事件でCIAが奇抜とも思える作戦でカナダ大使公邸へ逃げ込んだ米大使館員を救う。緊張、緊張の連続で身も心も固まった2時間だった。上手く遂行しつつあるのに上層部は作戦変更、飛行機のチケット予約を取り消すシーンでは泣いてしまった。事実をベースとした話は強く胸に響く。銃を撃ち合うわけでもない知的な攻防戦のサスペンスは本当にいい。主演のベン・アフレックの静かな演技の中に強い使命感に燃えた情報員の姿、彼の”髭”と共に素敵だった。ミシェル・オバマ大統領夫人が作品賞「アルゴ」を発表したことで、政治と藝術が云々との批判もあるらしいが、諸々の批判やイラン側の反論など再び考えることで前進できたらいいと思う。製作、監督、主演のベン・アフレック、監督賞か主演男優賞かもあげたかった。


白石加代子朗読会

2013-02-25 14:01:00 | 日記

大岡信ことば館で白石加代子の朗読会があった。大岡信の詩数篇と「私の万葉集より」を披露した。万葉集の中の笠郎女が片思いに狂って、大伴家持へしつこく贈った歌を朗読した。やはりおどろおどしい話は白石加代子に良く似合う。笠郎女は奈良時代中期の歌人で(と言うのも大伴家持に贈った歌29首を万葉集編纂の時家持が編入した。これがなかったら笠郎女が世に出ることもなかったかもと言うから面白い。好きでも何でもない人からの恋文を男ながら家持は取って置いたのですね)身分も低く家持より年上。しかし千数百年昔の恋の歌、主観的なものをこれほど客観的に詠える才能が笠郎女にあった事が凄いと言う。”思いにし死にするものにあらませば千たびぞ我は死の還らまし” ”伊勢の海もとどろに寄する波畏き人に恋ひ渡るかも” など凄まじい恋心、恨んだり嘆いたり、片思いの切なさ悲しさを29首に表している。白石加代子の”百物語”(2010年)や”身毒丸”(2002年)を観ている私にとっては物足りない感じだったが、田舎公演、しかも友人のためにやってきた(大岡信夫妻とは古くからの友人)とあっては仕方がない。夫人大岡かね子が劇作家深瀬サキとは知らなかった。笠郎女が業を煮やして去った後、大伴家持は”なかなかに黙もあらましを何すとか相見そめけん遂げざらなくに”…過ぎ去った事は何時までも拘っていないで忘れなさいと詠んだ。家持にしてみれば「もう結構」という気持ちと言いますが。あぁ~悲し…。


ヨーグルトwithオリーブオイル

2013-02-23 15:11:22 | 日記

テレビでスペインのオリーブ・オイル造りをみた。生の果肉を石臼で挽き果汁を絞って表面に浮いた油を分離するという単純な作業で造られる。加熱もしない。ヴァージンと言う格付けを貰うには厳しいチェックを受けるそう。しかし、それなりのヴァージンもあると言うのでがっかり。料理研究家がプレーンヨーグルトにオリーヴオイルをかけ塩少々を加えて食べると高脂血しょう症には良いと紹介していたので食べてみた。オリーブ・オイルを大匙1弱入れたが、全く油っぽくなくオリーブの香りがもっとあったら(ヴァージンと言ってもいろいろある、そう良いのを買わなくちゃね。でもイタリア産のエキストラなの。)…と思ったのでした。因みに塩はピンクヒマラヤ岩塩、ほんのり甘みを感じる。プレゼンターの俳優平岳大が”卵かけご飯”にオリーヴオイル(スモークしてある)をかけて、スペインの家族にご馳走したが、子供も皆美味しい美味しいと…驚いたなあ。私も挑戦してみようっと。


再び 西太后のアンチエイジング・レピシより 

2013-02-20 16:47:26 | お料理

西太后はいろいろに料理した鶏手羽を好んで食べていました。これは茹でた鶏手羽と葱のマリネです。葱と酢をたっぷり加えることにより、消化がよくなり身体を暖める効果があるそうです。たまたま鶏手羽がなく代わりに鶏もも肉を蒸して作ってみた。マリネ液は水100cc、酢大さじ5、みりん大さじ1、醤油大さじ3、塩小さじ4分の1を火にかけ、煮立ったら火を止め赤唐辛子と蜂蜜大さじ1を入れ溶かす。冷めたマリネ液に鶏肉を棒状に切り(手羽は骨を除き)千切りの葱とごま油大さじ1を入れよく合える。蒸し器の下のスープは漉して白きくらげと卵のスープにした…優しい味でこれもいい…得をした感じ。清の時代には天然物しかなく貴重だった”白きくらげ”、体液を増やす作用が強く、体の内側から潤し美容上の効果が大と言うのですが…。ねぎと鶏肉とマリネ液が合って、さっぱりとして美味しい。マリネですから、一日後が味がなじんで良いと思う。


西太后のアンチエイジング・レシピより

2013-02-17 09:55:31 | お料理

74歳までシミ、シワ、白髪、ボケなしで生き抜いた西太后。彼女の宮廷カルテに悩みに合わせてアンチエイジング・レシピが書かれていたそうです。山芋、くるみ、黒ゴマ、鶏手羽、大根が五大即効アンチエイジング食材と言っています。写真は山芋と蓮根の素揚げ、塩コショウだけの味付けで素材の自然の味がよく解り、ほんのり甘くて美味しいのなんのって…。山芋は「気」を補い蓮根は「血」を増やし浄化して流れをよくする。西太后は北京ダックが大好物だったんですって。ロウピーと言って肉皮の料理がよく登場したそう。お肉は老化を防ぐ、だから歳をとっても必要…と。かの日野原先生は週一回はお肉を食べていると言っていますね。


楽園のカンヴァス 原田マハ著 (新潮社)

2013-02-16 09:09:08 | 日記

第25回山本周五郎賞受賞の「楽園のカンヴァス」、昨年11月の初めにに予約をし3ヵ月後、やっと順番が廻ってきた。アンリ・ルソーの描いた「夢」と構図もモチーフも全く同じ「夢をみた」の真贋をめぐって二人の世界的ルソー研究者が競う話ですが、たくさんの小さな謎が読み進めるうちに次々に解けていく…息つくまもなく読み終えた。研究者やその道のプロフェッショナルの争いは得てして醜いものとなるが、最終的に絵は落ち着くべき所に落ち着き、暖かい余韻を残して終わる。史実が中心にしっかりあり、その解釈が物語になっている知的なミステリーで面白かった。絵は描かれたバックが解るとまた一段と意味深いものとなり感動も増すと言うことが良くわかる。次の世は美術史を勉強してキュレターになりたいなあ…なんて思ってしまった。本の下方に置いてあるルソーの”婚礼”はパリ・オランジュリー美術館展が1998年東京で開催された時手に入れたマグネット、我が家の冷蔵庫の上でメモをキープしています。


ジム通い400回

2013-02-13 09:09:24 | 日記

四年半でジム通い400回を達成し折り紙花が付きました。1000回以上達成した方もいるのでまだまだひよっこですが、週2~3回通っています。1時間あまりで7種類ぐらいの機械運動をし汗を流す。とても良心的な運営で、親切なスタッフや仲間に支えられ続いてきました。今までの支出は海外旅行一回分位かしら?…でも、まだまだ何回も旅に出かけられる体力を貰いました。感謝です。


黒豆ご飯

2013-02-11 16:00:24 | お料理

製本教室のSさんに黒豆を頂いた。今まで見た事のない小さな照りのある黒豆、炒ってあるらしく香ばしい。ご飯を炊く時お米と一緒に普通に炊けばよいとの事。私は熱湯に黒豆を30分ぐらい浸けて、その漬け汁と一緒に炊いた。香ばしいえんじ色の奥ゆかしさを感じさせるご飯となりました。調べてみたら「黒千石」という極小黒豆らしい。北海道でわずかな生産者によって生産されている希少な黒豆と知りました。確か十穀米の中に入っていたと思うが…。

 


ミモザ

2013-02-10 09:22:38 | 日記

熱海桜を観た帰り、坂道の途中ホテルの玄関の横に6、7メートル高さのミモザが咲いていました。強い風に枝が揺れ黄金の波のうねりが美しく、思わず見惚れました。フランス、カンヌでは3月にミモザの花祭りがあると聞いていますが、熱海は暖かいのですね。


熱海桜

2013-02-08 11:30:32 | 日記

本州で一番早く咲く桜です。原産はインドの寒桜でイタリア人によりもたらされ150年ぐらい経っているそうです。熱海の糸川のほとりに40本余り、寒さの厳しかった今年はまだ三分咲きぐらい。日当たりの良い所を撮って来ました。桜を見ると何処からともなく元気が湧き出て来る。不思議です。