光は読んだかな。千年以上前の人物で今も強い影響をもつ弘法大師とか五筆和尚とか呼ばれる天才を空想する悪戦苦闘、確かに読み応えあった。天才の伝説など大昔なだけに誇張も多いだろう…と呟いてふと思う。宇多田ヒカルは千年後の人に実在の人物として信じられるだろうか、と。仮に映像や音が喪われ言葉のみが遺った時、誰が「16歳で日本音楽史上最高峰に立つ」等と書いて鵜呑みにするか。実際、10年前の私に「来年そんなコが現れるよ」と言っても「その発想はなかったわ」と返す位だろう。正に夢にも思わない。空海も光と同じそんな天才だったのかもしれない。
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