4thアルバムUBで地味に凄いと思ったのが音色の択び方だった。普通ロック&ポップスでは鮮烈な音色を使いたくなる。何より人の気を引きたいからだ。クラシックが眠いと言われるのは偏に音色にアタックが乏しく耳に訴えないから。UBの様に柔らかな音を中心にしてフックのあるキャッチーなポップスを作るのは思いの外難しいのだ。その4thを経て光は5thのタイトル曲で柔らかな音色の更にこなれた使い方を披露した。一歩間違えば曖昧でアヤフヤな音像になる所をシンプルで真っ直ぐなメロディを芯に据えキャッチーなポップスに仕上げた手腕は流石の一言。寧ろこういう所に光の"ポップモンスター"ぶりを感じるよ。
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