キーボードマガジン 1982年9月号
表紙
このキーボードマガジンは、
購入していたけど廃棄されてしまって、
古雑誌を買い直したりした号ではなくて、
当時、見落としていたモノかも知れません。
2頁に渡ってキースへのインタビューが掲載されています。
1頁目上部
新製品を開発するためのアドバイザーとして、
コルグに招かれて来日していたようなので、
キーボードマガジンの編集部によるインタビューになりますね。
前年に「ナイトホークス」のサントラをリリースして、
「幻魔大戦」のサントラに関わる前です。
インタビュアーは、
バンドで演奏するキースを見たいようで、
そのような考えと動きはないかと、
尋ねているわけです。
抜き書きをしますと。
キース曰く。
「ELPが解散しても、新しいバンドをすぐに結成する気もおこらなかったしね。ELPよりいいメンバーが集まるわけもなかったし」
まだ、煮詰まってはいないが、
ジャック・ブルースとサイモン・フィリップスとバンドを組みたいという構想があったのは、この時期のようです。
これはジャック・ブルースと実際に演奏をする前なのかも知れません。
キース他界前にインタビューが掲載された、
プログレ本(THE DIG)によると、
ジャック・ブルースの身内がその音源を管理しているとか言う話でした。
そのため、公式に日の目をみる事はないのかも知れませんが、
その時の一部の音源が流出してブートに収録されているようですね。
2頁目上部
質問者が「展覧会の絵」を褒める発言をした時に、
「1年位前、オリジナルのマスターレコーディングと呼ばれている、オリジナルのマスターテープから、新盤をカッティングする新しい方法でやった盤が出たんだ。
サウンドは、前よりずっと良くなっていて、質的に信じられないくらい素晴らしいよ。
それこそ、ピン1本落ちる音まで聴こえるくらいで、アメリカで発売されたんだ。」
と述べています。
拾い書き、抜き書きは終わり。
ちなみに、このアメリカで発売されたという「展覧会の絵」に関しては、
私は全く知りませんでした。
ジャック・ブルースとの演奏は全く日の目を見ず、
数年後の「エマーソン、レイク&パウエル」に関しては、
リリースまでは、スムーズに事が運んだのでしょうから、
業界内も「エマーソンにはレイク」という認識だったのでしょうね。
以上。
EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。
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