EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

DON SHINN  Departures

2018-01-15 17:13:26 | Keithが影響を受けたミュージシャン・音楽家
DON SHINN  Departures


ペラ紙2つ折りジャケットの内側にドン・シンの説明あり

キーボードプレイヤーのドン・シンについて検索をかけても、
日本語で取り上げている記事にはあまりヒットしません。

このドン・シンがリーダーとして演奏しているアルバムですが、
当時の中古盤だと1万円以上の価格をつけている場合が多く、
数年前に、当時の音源を収録したアナログ盤がリリースされたようなのですが、
それも入手困難になっています。

このCDは、その数年前にリリースされたアナログ盤と同様の曲が収録されているものですね。
(ディスクユニオンのサイトでは、これに関してセカンドアルバムとの説明がありますが)

どんなアルバムが何枚リリースされているのか、
今ひとつ良く解らないわけですが、
ジャケットを見る限りでは、
当時モノは1種類だけしか存在しないような説明をしている販売サイトもあります。

そんな事もあって、ググッても、国内amazonでの取り扱いが出てこないわけです。

キースは、70年代のインタビューや自伝において、
ドン・シンの名前を挙げています。

ドン・シンのアルバムを扱っている数少ない輸入盤店のアルバム紹介文や、
ドン・シンの音楽へのFacebookへのコメントを読むと、
彼の奏でる音楽自体がキースに影響を与えたような事が記されています。

一方、キース本人は、
音楽的な事よりも、むしろ演奏時のドン・シンに起きた楽器崩壊に、
強烈にインスピレーションを得た事を述懐しています。
(楽器の崩壊が意図的なものであったかどうかは解りませんけど)

このCDにおいて、
ドン・シンの音楽を全て知る事ができるわけではないのですが、
ジャズとロックを組み合わせたような感じの曲群ですね。
あまり派手な感じはしないけど、
ドラムとベースの技量はザ・ナイスを確実に凌駕していると思いますし、
ドン・シンは、音楽を突き詰めて黙々と演奏に没頭している印象です。

以上。

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