EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ザ・ナイス 少年老易学難成 国内アナログ盤

2014-01-20 09:56:54 | Keith Emerson THE NICE関連
ザ・ナイス 少年老易学難成 
国内アナログ盤



画像① ジャケット表


画像② レーベル面

この国内盤は、もちろん、中古で求めたものなのですが、
比較的安く入手できたのは、「帯」がついていないからです。

フォノグラムの「五つの橋」や「エレジー」の70年代盤に関しては、
当時の帯がついた品物は比較的安価で入手しやすいのですが、
東芝時代の3枚は、帯のないものであっても、そんなに安価とは言えませんし、
オークションで、帯が付いているとなったら、薄給サラリーマンの出る幕ではありません。

幸い、数年前にディスクユニオンさんで、ミニチュア帯を復刻してくださったので、
帯に関しては、その当時を伺い知る事ができます。

「ナイスの思想 アナログ 国内盤」を取り上げた時もそうでしたが、
解説がジャケットの裏側に記されてあるので、
ジャケットの表側はネット上の写真で見る事が出来ても、
裏側となるとなかなかお目にかかれるものではございません。


画像③ ジャケット裏側

しかし、そこに書かれている事は、キースの音が日本に上陸して、
どのような受け止め方をされていたのかを語っているわけで、
私の中では、英国オリジナル盤ぐらいの価値があります。

ジャケット裏の解説を読むと、
ザ・ナイス時代からリアルタイムでキースを追っかけて来た人でなければ、
わからない情報というのがあります。

一例をあげると、
この英国でのセカンドアルバムですが、
日本では、サードアルバムの『ジャズ+クラシック/ロック=ナイス』が、
セカンドアルバムよりも先に発売されていたようです。
ジャケット裏側にサードアルバムが既に掲載されているのはそのためですね。

(追記 ジャケット裏側の別ヴァージョンがある事も推定されるので、必ずしも国内で、
サードアルバムがセカンドアルバムより先に発売されていたと言い切る事はできません。
国内ではセカンドアルバムがファーストアルバムより先に発売されていた事が、
後日、別の資料の入手から知る事になりました。2019年11月8日)


画像④ ジャケット裏側下部

ビクターエンタテイメントさんは、ナイスの初期3枚を紙ジャケットにして、
2度ほど復刻してくれていますが、
その紙ジャケットは英国オリジナルジャケットを元にしていると思います。
但し、SHM-CD化は行っていないのです。

「作っても、EL&Pほどは、売れない」というのが、一番の理由でしょう。

そんな事情を踏まえると、国内アナログ盤のジャケットの復刻は、今後もないだろうと思いますね。

その意味では、キースのマニアックなファンにとっては、
ザ・ナイスの東芝国内アナログ盤は、その状態の善し悪しを抜きにしても、
一度は目にしたい品物だと思います。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
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2014年1月20日 yaplog!
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