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EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

マンティコアマークに関する事

2017-03-08 11:50:14 | マンティコアレーベル
マンティコアマークに関する事

マンティコアはアルバム「タルカス」の内ジャケットに登場し、
尾の先端のサソリの毒針によって、
タルカスの目を傷付けた怪物です。

ネットをやるまでは、
マンティコアについて調べてみようという気も起きなかったのですが、
調べてみると一般的には怪物として、
認識されているようですね。

内ジャケットのストーリーというのは、
タルカスにとって敵と見えし物体に遭遇すると、
砲門からぶっ放して、叩きのめしている様子です。

形状は、
タルカスも叩きのめされる側の怪物も、
メカと生物が合体している感じです。

一方、マンティコアは怪物といっても、
生物の融合体のような感じです。

内ジャケット絵の展開から、
タルカスが暴れん坊で、
マンティコアは神獣なのかなと思っていましたが、
どうやらマンティコアもただの怪物らしい。

怪物と怪物の戦いという事なのでしょう。

マンティコアは、
人面という事になっていますが、
ネット上を検索してみると、
人面でないヴァージョンもあるようですし、
翼を持っているマンティコアもありますね。

マンティコアという皮の衣装を制作したりしているブランドみたいなところもあり、
そこのマークらしきモノがこんな感じなのです。


入手した山羊の皮の衣服の
襟の下のところにあるマーク
朝、あわてて撮ったからボケた!



ネットから拾いました

安い品物を入手してみたのですが、
お手入れの仕方等を記してある日本語のタグが付いていました。

いわゆるマンティコアに翼がついている形状なのですが、
これだと、
EL&Pのマンティコアレーベルのマークに翼をつけただけのデザインです。

但し、これは逆も然りで、
EL&Pのマンティコアマークの方が後発だとした場合、
EL&Pのマンティコアマークの形状は、
翼をカットしただけだという事になります。

先日、熱心なEL&Pファンの友人と会う機会がありまして、
この事を尋ねてみたのですが、「初耳」との事。

いずれにしましても、
随分と似ているモノが存在するものです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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マンティコアレーベルのハンソン

2016-10-28 11:36:51 | マンティコアレーベル
マンティコアレーベルのハンソン


帯付も含めてあまり出回っていない
本品物は美品を通常価格で入手
hansonについてはもう一本ぐらい書くつもり


マンティコアレーベルにまつわるものとして、
ビクターエンタテイメントさんがリリースした、
2007年に発売されたボックスがあります。

これには、3つのバンドのアルバムがそれぞれ2タイトルずつ、
そのまま収納されているという事ですが、
実際に手にとって確認をしていないので、
説明通りの品物なのかは解りません。

その販促広告を見ると、
マンティコアレーベルからは、EL&Pを含めて、
24枚のアルバムがリリースされていたようです。

このブログでは、
PFMとバンコとストレイ・ドッグは既に取り上げていますが、
ハンソンは初めてですね。

マンティコアレーベルからリリースされていた作品群に関しては、
ワーナーさんは、そのほとんどを国内盤としてリリースしていたようです。

PFMとバンコはプログレ愛好家の中では著名だと思われますが、
それ以外のバンドは、プログレでない事もあってか、
マンティコアレーベルからリリースされたという事以外は、
あまり多くの情報もないようです。

この国内アナログ盤の解説には、
3名のメンバーの略歴が紹介されているのですが、
中心メンバーである25歳のジュニア・マービン・ハンソンがオルガンを弾くようになった少年時代の事などが、かいつまんで述べられているのですが、
「ジミヘンの再来」と言われていたギターのプレイに関しては全く触れておりませんでした。

ちなみに、バンドのメンバー紹介には、22歳のキーボードプレイヤーを別に紹介しているのですが、
曲によってはジュニア・マービン・ハンソンがキーボードを弾いている場合があるかも知れないです。

解説の裏には4名の写真が載っているので、
1名の略歴が何らかの理由で、書くことができなかったとも考えられます。

一方、ディスク・ユニオンのマンティコア・ロック・ボックスの解説には、ハンソンは、4人組と記されていますね。

ググッてみると、このハンソンに触れてあるブログにヒットするのですが、
それによると、このアルバム「ハンソン・デビュー」はバンドのアルバムではなく、
ギタリストのジュニア・マービン・ハンソンのソロであるという記述もあります。

数ヶ月前に仕入れたCDを数回聴いてみたのですが、
味わい深さが増してくるアルバムで、
しつこく聴いています。

個人的には、あまり購買意欲をそそるようなジャケットデザインとは言えないと思うのですが、
こんな感じのデザインが好きな人もいるでしょうから、
あくまでも好みの問題ではあります。

聴いていると、Moogのソロが入ってくる曲があるのですが、
それはキースが貸したMini-Moogを使用しているようです。
海外の中古盤販売店の解説にそのような記述がありました。

以上。

キースは他界したけど、EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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幻の映像 コカ・コーラのプレゼント商品Ver.

2015-08-01 09:08:47 | マンティコアレーベル
幻の映像 コカ・コーラからのプレゼント商品Ver.

数年前に、amazonの「恐怖の頭脳改革」のレビューを読んだ時に、
コカ・コーラの景品か何かで送付されてきたという内容を目にしました。

74年~75年頃は、そんな事もあったのかなぁと、
あまり意識してはいなかったのですが、

その時の景品としての痕跡らしきものが残っている品物を、
手にする事ができましたので、
取り上げて見る事にしました。




ジャケット向かって右上部拡大

確かに当時、EL&Pが日本の洋楽シーンで勢いがあったとはいえ、
アルバム「恐怖の頭脳改革」のみを景品にするというのも、
考えにくい事です。

ワーナーさんの品物のみかどうかは解りませんが、
当時、流行のアルバムの幾つかを景品用に準備したのでしょう。

その時にコカ・コーラが、品物のお世話した証として、
四角いコカ・コーラのシールをジャケットに貼り付けたのだと思います。

コカ・コーラのシールを貼っただけで、
コカ・コーラオリジナルという事を謳っていたわけではないでしょうが。

コカ・コーラのシールの部分以外は、
通常の国内盤と全て同じく、解説用紙等も、入っていました。

今のように飲料水が百花繚乱している状態とは異なり、
コカ・コーラの新製品の浸透力はテレビCMによって、子供にまで及んでいました。

ジャケットに貼り付けられたコカ・コーラのシールも、
人によっては、さらなる付加価値を感じていたのかも知れないです。

これは一つの情報からつなぎあわせて、推察した事なので、
情報が何も無ければ、

「イタズラで、シールを貼り付けた!」

程度の認識で、終わってしまいます。

以上。

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マンティコア シングルレコード用 カンパニースリーヴ

2015-05-11 12:57:29 | マンティコアレーベル
マンティコア シングルレコード用 
カンパニースリーヴ






このマンティコアのカンパニースリーヴは、
マンティコア所属のミュージシャンが、
英国製のシングルレコードをリリースする事になった際の、
プロモ用を配布する時のスリーヴであると思われます。

上部からの取りだし仕様になっていまして、
片面のインサート部の上の部分が、
少しだけカットされており、
レコードの隅が見えるようになっています。
(写真ではレコードを入れてません)

メーカーとしての社歴も短いわけですから、
レーベル名やマークの浸透には、
かなりの力を注いでいたのではないかと思われます。

これは「夢みるクリスマス」の英国盤なのですが、
この品物に関しては、
英国の販売者の、
購入者に対する気遣いはかなりものがありました。

というのは、
送付されて来た時に、

1.やや薄汚れ感の漂う割とハードな白色のペーパースリーヴに
レコード盤を入れて保護している。

2.写真のカンバニースリーヴの中にレコードを入れずに、
そのハードなスリーヴの外側に重ねてある。

3.上とは別の薄い真っ白の未使用のペーパースリーヴが、
購入者の保管用に付いている。

4.厚めの段ボールをシングルレコードジャケットサイズに切ったもので、
上の3点を両側から保護してある。

5.以上の状態で、クッション封筒に入れてある。

品物の扱いとサービスはダントツであったので、
感激して、他のシングルとは別に、梱包状態のまま保管をしているわけです。

先般のキースの10インチのレコードも、
発売予定日に日本の田舎まで届いたわけですが、
このシングル盤を送ってくれた販売者も、
注文から到着までのスピードが、
かなり早かったですね。

以上。

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Photos of Ghosts 米プロモアナログ盤

2015-03-10 13:18:15 | マンティコアレーベル
Photos of Ghosts 米プロモアナログ盤


向かって右上のシールが特徴


ダブルジャケットのカットアウトはちょっとね


レーベル面

Premiata Forneria Marconiの米国製のプロモ盤になります。

PFM関連商品は、確か、3度目になると思います。

よく知られているように、
本国イタリアのファーストアルバムとセカンドアルバムから抜き出した曲に、
ピート・シンフィールドが英語の歌詞をつけて、
1枚のアルバムにしたわけです。

扱い方が比較的丁寧だったようで、
品物の状態は割とよい感じですね。

DJ用という事で、
ラジオ曲等に宣伝用で配布されたプロモ盤と思われますが、
何故か、ジャケットに向かって左上の上部が、
申し訳程度に、カットアウトされています。

市販の売れ残りならともかく、
プロモ用をカットアウトするきちんとした理由はわかりかねますが、
たまたま大量の商品を扱っているうちに、
あまり考える事なく、カットしたのかも知れません。

この他に、主なアトランティックのミュージシャンのアルバムジャケットを載せてある、
インナースリーブも付属していました。

この邦題「幻の映像」、
幾通りかのCDとCDの帯が、国内盤、あるいは国内仕様盤でも存在しますが、
ある帯によっては、「全米で大ヒット」とか記されています。

日本国内では洋楽ヒットチャートに登場するぐらいに売れたのが、
ミュージックライフ等の資料を見ると解りますが、
全米ではどのぐらい売れたのでしょう?

このジャケットの状態の良さを見るとそんな事も考えてしまいます。

大ヒットしていたのであれば、マンティコアレーベルも、
もうちょっと存続したかと思うので。

以上。

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STRAY DOGのレコード

2014-10-07 11:29:57 | マンティコアレーベル
STRAY DOGのレコード


ジャケット


レーベル面
英国製ですが、私の入手したのは、
完品ではないようです


マンティコアレーベルからリリースされていた米国のバンドのレコードです。

国内盤もリリースされていたようなのですが、
私がEL&Pに出会った時は、バンドの活動が行われていたかどうかも定かではありません。
とりあえず、マンティコアレーベルから2枚だけリリースされていたようですね。

その2枚のうち、バンド名を冠した最初のアルバムです。

マンティコアレーベルのEL&P以外の作品は、
これまで、ピート・シンフィールドのソロアルバムとPFMのアルバムの幾つかを取り上げて見ましたが、
その次に知られているのが、グレッグ・レイクに見いだされた、このストレイ・ドッグではないかと思われます。

全般的には、へヴィロックという言葉がピッタリと来る感じの曲調ですね。

このバンドはそんなには売れなかったのだと思いますが、
サウンドの重たい感じと、聴きやすい感じが絶妙に調和していると感じますね。
かといって、ハードポップというものでもないので、
バンド独自のカラーは確かに存在していたのだと思います。
最初の時点で、トリオ編成というところも、グレッグの目に止まった一因かも知れないです。

好みの問題はあると思いますが、
収録曲のメロディーを覚えるまで聴きたくなるような気持ちになります。

ここまで書いてから、
某巨大通販サイトのレビューをザッと見てみましたが、
好意的なものが多いですね。

マンティコアレーベルというのは、
とにかくジャケットに一工夫をしたかったようで、
このジャケットは、裏表全般にエンボス仕上げが施されています。
インサート部も白色ですし、海外製にしては、ちょっと珍しいですね。


茶色の部分は細かく凹凸があります

CDの方の解説等では、マンティコアレーベルのリリースに関して、
さらに詳しい事も書かれているので、そちらはまた別の機会に触れると思います。

以上。

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ジェット・ラグ PFM アナログ国内盤

2014-03-28 11:03:44 | マンティコアレーベル
ジェット・ラグ 
PFM アナログ国内盤



ジャケット


裏ジャケットの下部
レコードのレーベル面は国内盤の頭脳改革と同じデザインで、
大きなマンティコアマーク
写真は省略



歌詞カード 厚めの用紙
レター用紙に手書きの歌詞を書いたものを写してある
手の込んだデザイン



解説用紙の曲目の箇所

このアルバムのリリースは1977年なのですが、
私がこれを地元のレコード店の店頭から求めたのは、
1978年か1979年であったと思います。

1977年は、EL&Pというバンドのアルバムを、
とにかく揃える事に躍起になっていました。

「作品第二番」以前のアルバムがすべて揃ってからは、
ザ・ナイスやピート・シンフィールド、アトミック・ルースターの当時入手可能なアルバムを注文して買い揃えるという流れになりました。

ジェット・ラグは、地元のレコード店の店頭にずっと売れ残っておりましたが、
帯の片隅のマンティコアのマークが気になっていた事に加えて、
キング・クリムゾンを除いたEL&Pのメンバー参加の入手可能な国内盤が全て手元に揃った時点において、仕方なく手を出したのだと思います。

EL&Pしか見えていない時でしたからね。

キング・クリムゾンに関しては、
校内の同級生2人が「宮殿」と「ポセイドン」を持っていまして、
どちらもとても親しい友人でしたので、
聴きたくなったら、すぐに借りて聴いていたので、
結局、買わずに過ごしていたわけです。

PFMも、EL&Pの人気凋落と寄り添うような人気度合いだったようで、
国内の一般的なロックシーンの情報しか入手できない田舎の高校生の中でも、
プログレ好きの間で名前が知られている程度でした。

当時は、親友がイエスの事をとっても好きでしたので、
私自身、プログレバンドとしては、EL&Pの次ぐらいにイエスが好きでしたね。

しかし、
このPFMのこのアルバムの音は、そんな私にとっては、
全く別世界の音に聞こえましたね。

高校生ですから、せっかく購入したレコードは、曲を覚えるまで聞きこむわけですが、
何度聞いても、馴染みがたいサウンドだったわけです。

先般、PFMのベストCDを取り上げた時に、
このアルバムの曲が2曲ほど収録されていましたが、
それは、とても心地よくて、
少年時代の私には理解できなかったPFMの良さが、
少しは解りかけてきたのかなと思った次第です。

あるいは、
このアルバムより前の国内盤4枚を先に聞いていたら、
別の受け止め方をしていたかも知れません。

以上。

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ピーシーズ・フロム・マンティコア ザ・ベスト・オブ・PFM 2000年リリース

2013-11-18 16:18:19 | マンティコアレーベル
ピーシーズ・フロム・マンティコア 
ザ・ベスト・オブ・PFM
2000年リリース



画像 プラケースに帯を挟み込んで 
ジャケットを撮影


私がEL&Pに出会った頃は、EL&PもこのPFMも、音楽誌の主流ではなくなっていましたね。

多くのプログレファンが知っている事ではありますが、
EL&Pのヨーロッパツアー中に、グレッグ・レイクがPFMのイタリアでのセカンドアルバムを聴く機会があった事が機縁となり、
1973年の3月に、アルバム、「幻の映像(邦題)」が、マンティコアレーベルからリリースされる運びとなったと、このベストCDの解説にあります。

その背景には、PFMの演奏力も去ることながら、本国でのファーストアルバムが、チャート第3位を獲得したという販売実績も影響していたと思われます。

このベストCDは、タイトルの通り、マンティコアレーベルからリリースされた、ライヴアルバムを含む5枚の中の曲から構成されています。

PFMのアルバム初体験に関しては、また、別の機会に書いてみる事として、
このアルバムのブックレットジャケットは、ベストアルバムの割には、
とても細密なアートワークが為されていますね。

淡い色の彩色が施されているのですが、よく見ると、花や虫の細密画が描かれています。
プログレッシヴロックからイメージされる幾つかのテーマとして、
幻想的である事も挙げられると思いますが、PFMの奏でる緻密な音世界にとても合っているように感じました。

先般、ひょっとしたら、EL&Pの70年代の活動を短くしてしまった要因として、
マンティコアレーベルの経営があるのではないかという事を綴りました。
当時、グレッグにはピート・シンフィールドという協力者がいたとはいえ、
非凡なるイタリアのバンドを見いだして、なおかつ、英語の歌詞をつけてアルバムを作り、それを世界に売り出そうとするのですから、関係者の労苦はこちらの想像を遙かに越えていた事だけは確かでしょう。

以上。

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2013年11月18日 yaplog!
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ストレンジデイズNo.5 マンティコア・レーベル研究

2013-04-04 17:36:10 | マンティコアレーベル
ストレンジデイズNo.5 
マンティコア・レーベル研究



画像 表紙
ラダーリリース時の、
クリスとジョンへのインタビューもあるよ


マンティコアはEL&Pのレーベルであると、
恐怖の頭脳改革を購入した時に帯に記されていたわけですが、
ELP四部作を購入した時は、
マンティコアの絵柄がラベルから消えていました。

すなわち、
私がEL&Pに出会った時は、
既にマンティコア・レーベルは消えた後だったという事ですね。

77年、
カールだったか、グレッグであったかは忘れましたが、
FMラジオのインタビューの中で、

「マンティコア・レーベルはヒット作が無かったので、店をたたむしかなかったのだ。
企業としてはヒット作が続いていかない限り存続はできない。」

というような発言をしていました。

但し、それ以後、マンティコア・レーベルからの作品が全てストップしたというわけではないらしく、
それ以後に発売されたPFMのアルバムは、マンティコアのラベルになっていましたね。

その辺りの諸事情なんて、
私には解るわけもないわけですが。

本書には、
このマンティコア・レーベル成立以前の背景から始まって、
77年頃に雲散霧消するまでの簡単な経緯、
当時所属していたアーティストの紹介、
そのアーティストがマンティコアからリリースしたアルバムの解説、
リリースされたシングルのデータ等、
出来る限り詳細に記してありますね。

冒頭のカラー・ページには主な作品群のジャケットがカラーで載っています。
見開きものは内ジャケットも収めていますね。

また、この雑誌が出た1999年の8月に、
PFMを始めとするマンティコア・レーベルの初めての紙ジャケットが、
何点かビクターエンタテイメントからリリースされたようです。
表紙の裏にカラー広告が掲載されていますね。

90年代以降のインタビューにおいては、
マンティコア・レーベルに主に関与していたのは、
グレッグ・レイクである事が述べられていたように思います。
この雑誌の研究を読むとさらに具体的な詳しい事が少し解りますね。

レーベルとしての存続はできませんでしたが、
これもまた、EL&Pの勢いを象徴していた痕跡と言えます。

とはいえ、
EL&Pが70年代を乗り切れなかったのは、
このマンティコアというビジネスに足を突っ込んだ事も原因の一つかも知れません。

マンティコアビジネスではなく、
EL&Pのバンドとしての音楽作りに集中する事ができれば、
本来ソロアルバムになるべき作品を合体させたアルバムではなく、
新たなる展開も待っていたかも知れませんね。

以上。

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2013年4月4日 yaplog!

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BANCO アナログイタリア盤

2013-02-02 16:18:17 | マンティコアレーベル
BANCO アナログイタリア盤


画像① ジャケット
最初からシングルジャケットかどうかは不明



画像② イタリア盤ジャケットの特徴の一つ
左上部が紙を1枚めくったような仕様



画像③ ラベル(レーベル面)

高校を卒業して新たな生活のために1981年に上京しました。

その時に輸入レコード店に赴いて、初めて購入したレコードです。

輸入盤そのものは、受験とか入学の手続き書類を提出する際にも上京し、
その度にアルバムを数枚、求めたりしていたのですが、
本アルバムは、学生証を頂戴してから、初めて購入したアルバムという事ですね。

このバンコですが、
キングレコードのシリーズで、高校時代に2枚入手しておりまして、
かなりお気に入りでした。

数あるユーロピアンロックのシリーズから、バンコを購入してみたのは、
EL&Pが世界に紹介したバンドであるという事以外の理由はありません。

それと、
EL&Pのキーボードロックに少しでも近い音を探していたというのもあります。
トレースに始まって、レ・オルメなども入手していましたが、
ようやく輸入盤で入手できたトリアンヴィラートのアルバムは、
バンド後期のアメリカンナイズされた音作りでややガッカリした記憶もあります。

この「イタリア盤」は、
イタリアのバンドのバンコが、
マンティコアレーベルからの世界進出にあたり、
英語の歌詞を歌っているわけですが、
その英語の歌詞で歌ったアルバムが、
出身国のイタリアでもリリースされたという流れのようです。

収録曲はイタリア語で歌っている初期のアルバム数点から、
抜き出しているように思いました。

また、ジャケットの体裁から言っても、
英国にマンティコアが会社として存在した当時のものではなく、
後発のものであると思います。

それで、音の方はどうかと言うと、
キングレコードの良質な音でバンコを知った私にとっては、
かなり音が悪いですね。

スタジオ盤なのに、
「なんでこんなに音が悪いのか」と思ったものです。
ジャケットのオジサンが、
キャラクターとしてデザインされたものではなく、
バンコのメンバーであると知ったのは、かなり後になってからですね。

バンコの音というのは、
激しくもあり、美しくもあり、
EL&Pとイエスの両方が好きな人には、
割と受け入れやすい色彩を放っていると思いますね。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関連した品物を題材に、
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2013年2月2日 yaplog!

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ピート・シンフィールド スティル マンティコア初回盤

2012-10-12 13:52:30 | マンティコアレーベル
ピート・シンフィールド 
スティル マンティコア初回盤



画像① ジャケット表側


画像② ジャケット裏側


画像③ ラベル(レーベル面)
一体何のシールを貼って剥がしたのか?


ジャケットは輸入盤にしては、上質だと思います。
この初回盤に関しては、
真ん中の絵を後から貼り付けているのではなく、
水色部と一緒の印刷になっていますね。

国内アナログ盤に関しては、既に取り上げましたが、
これは英国の初回アナログ盤ですね。

ネットをやるようになってから、
通販で入手したのですが、
今、国内で同種のアナログ盤を入手するとした場合、
4000円以上は用意しないといけないみたいですね。

しかも、
数は少ないみたいで、
オークションに出たのは見た事がありませんね。

私は中古アナログLP盤に関しては、
国内盤であろうが、輸入盤であろうが、
それだけの金額をつぎ込んでまで入手したいほどの熱意はありません。

よく知られている桜色のジャケットとは、
色が違うという事で、
レコードマニア、
あるいは、クリムゾンファンや、EL&Pファンの間では、知られているようです。

桜色のような色になった経緯に関しては、
調べ尽くしていないので解りかねますが、
PFMの「甦る世界」の英国盤のジャケットと色が似ているので、
変えたのかも知れません。
(なんて、単純な理由ではないのでしょうけどね。)

国内では、
SHM-CDをリリースする時に、
ジャケットにこの色が採用されていますね。

このアルバムは、
EL&Pがマンティコアレーベルを設立してから、
リリースされた最初の作品だったように思います。

ピート・シンフィールドの
セカンドアルバムリリースの予定が、
何年か前に聞こえて来ましたが、
どうなったのでしょうね。

以上。

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2012年10月12日 yaplog!

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