ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

旅で出会ったローカルごはん…横浜 『崎陽軒』の、シウマイ御弁当

2012年01月06日 | ◆旅で出会ったローカルごはん

 


 

 横浜の子供たちが、小学校の頃に頭に刷り込まれるご当地の歌が三つある。社会科の地元研究で覚えさせられる「横浜市歌」、ゴミ収集車が流す「横浜さわやかさん」、そしてテレビ神奈川の横浜大洋(時代的にベイスターズではなく)のナイター中継のCMで流れる、崎陽軒のシウマイソング。

 「旅に出るたび思いだす〜 あのシウマイは崎陽軒〜」 の歌詞が刷り込まれたからか、新横浜から新幹線に乗る際は、ほぼお世話になっている。夕方に乗る際は15個入りにビール、昼前ならシウマイ弁当。豚肉とホタテを使っているのは冷めても美味しいためで、はちきれそうな肉々しい食べ応えが、出張族の男飯? 

 この弁当、シウマイ以外にも唐揚げ、ブリ照焼、卵焼きと、ネーミングを超えたおかずの充実ぶりで、特に甘いタケノコ煮が飯の友に最高。おかずがほぼ昼ビールの肴になっても、これだけでご飯が平らげられる(笑)。また最近では珍しく、スチロールでない本物の経木の折のため、ご飯の水分が実に程よい。

 ホカ弁の「のり弁」は、ちくわ天やコロッケがつくからネーミングを内容が超えている、と食エッセイで読んだことがあるが、これもまさに「シウマイ」弁当を超えた充実ぶり。しかも750円と、ビールかお茶を合わせても1000円でお釣りがくるのも、ハマっ子人気のポイントだろう。

 あ、シューマイじゃなくてシウマイなので念のため。ここ、崎陽軒とハマっ子のこだわりです。