娘の買い物で、横浜のみなとみらいにあるワールドポーターズへと行ってきた。お目当ては「マザーガーデン」というファンシー雑貨の店で、しろたんとかうさももとかいうキュートなぬいぐるみ、といえば、同じぐらいの女の子がいる人ならちょっと分かるかも。店頭はもうピンクとかハートとかイチゴとかだらけで、お父さんは身の置き場のないような世界だ。
で、通路寄りでウィンドーショッピング中の娘を待ちながら、所在投げに目の前のおままごとコーナーを眺めたところ、「ご当地おままごとセット」なるものが。各地の名産品や郷土料理が、ウッディなおままごと道具になって売っている。書き慣れたローカルごはんやローカル魚、ローカルミートゆかりのもいろいろあって、こりゃ何だかオモシロいぞ。
北海道名物ジンギスカンには、ちゃんと兜型の鍋がついている。下は名古屋めしの手羽先にういろう。未来の名古屋嬢は、これであの地元民ならではの見事な手羽先解体術を、幼少のころから身につけるのだろうか。
ローカル魚では、北海道の鮭の押し寿司にカニ。カニは足をばらすことができ、甲羅を開けるとなんとミソまで入っている凝ったつくり。タラバではなくズワイガニを模しているようで、ちょいと小柄だからベニズワイってとこか。ローカルミートは神戸牛だけど、霜降り控えめで赤味が多いからこりゃ、肉質歩留まりはA3ぐらい?
ほかにも讃岐うどんとか長崎カステラとか、沖縄のちんすこうとか横浜中華街の肉まんとか、箱根湯本の温泉まんじゅうとか、ご当地グルメおままごと道具があるわあるわ。横浜って地方出身者が多い土地柄、横浜への地元愛が希薄とか言われるけれど、そんな各地方出身のニューファミリーにとっては、ちょっと懐かしく楽しいおままごとセットかも。以上、一風変わったローカルごはんネタということで。