ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

中心静脈穿刺に60分

2014-09-24 21:18:36 | Weblog
 外来は少なめで、今日の夕に予定していた中心静脈穿刺、研修医がいたらやって貰おうと思っていたのに、誰もいない。
 呼ぶのも面倒で、自分でやることにした。
 対象患者さんは、先日入院した方で、時々もがいて動いて注意ありと、慣れない研修医では、微妙でもあったし、久しぶりに自分でやる。
 更に、折角の機会、新しい器具、マイクロニードル・セルジンガー・キットを試してみることにした。
 これは、麻酔の針で静脈を捜し、探り当てると、その金属針の内腔に細いガイドワイヤーを通して、それをもとにカテーテルを挿入していくと、一手間軽くなるハズのモノ。
 しかし、ガイドワイヤーを入れて、その上にダイレーターと言って、通り道を広げる管を入れようとしたが、先端が極めて細くて、先の孔が見えない。
 手探りでも無理で、老眼の報い、側にいた看護師さんに、細い孔に入れて貰った。
 きっと、自分で使えない器具を選ぶなと思われただろう、ネ。 
 その後の、カテーテルをガイドワイヤーにいれる作業も、孔が見えなくて、再度ヘルプ、きっと、内心あきれられていたはず。
 これは、終わった後の、顔つきから読めた。
 代行で、カテーテルを入れたが、今度は逆流血がなく、患者さんが時々動いていたので、途中で抜けたしまったようだ。 
 もう、致し方なく、今更引けず、通常の今まで使っていたのを持って来てと言うと、意図したモノと別のを持ってきて、即、開封し、違うという間もなく、無駄を重ねてしまった。
 最後に、以前からの器具が来て、少々の手間取りはあったが何とか挿入できた。
 でも、確認の胸部X-Pでは、先端は頭部に向いており、方向はミステーク。
 しかし、濃厚輸液はしないから、このままでみていくことにして、突然の試練は終了したが、時計を見ると約一時間経過と、少し汗ばみ、疲労感を感じてしまい、『あっはっは!』ド○○の60分、ドジの終業となった。
 
※ 沖縄県知事選、沿岸部の埋め立て反対候補が増えると共倒れする?
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