外来終了５時１５分

　今日は予約外来で、正月休みの影響で４０人以上詰め込んであった。
　しかも、自分が３月末で辞めるので、当院以外の紹介先相談をもせねばならない。
　ずっと昔なら、何でも病院で診ていたが、御時世では、病院は主に急性期疾患を対象にする様になり、そうでない、慢性安定状態の方は、診療所、即ち、開業医さんにお願いする流れになってきている。
　自分は古いから、つい安定期も一杯抱え込んでしまっていたが、辞めるに際しては残してはいけない。
　残るのは、安定不十分な方や、開業医さんでは診てくれそうもない方だけ、まあ、３０人弱に絞った。
　折角今まで病院で診て貰っていたのに、色んな病気があるから、病院なら一度に済ませられる、一番近い医療機関はこの病院とかの理由はあるが、病状で一線を画さないと分けられない。
　どうしてもの最後の言葉は「あなただけを特別扱いすることはできません。」
　これを発すると、それ以上は言わなくなるし、言えないというのが正直だろう。
　この問答で、午前の終わりは１時過ぎ、午後には割り込みが入って、結局、外来の終わりは終業時刻の１７時１５分を過ぎてしまい、この遅さは何年ぶりかは忘れてしまった。
　一人入院があったので、これから、指示を書きに行って、その後の（残すと結局は自分の宿題になる）外来残務整理をして、終わりは１７時半頃の久しぶりの遅さだった。
　どこかで整理しなければの課題で、自分が辞める機会は、互いに言い訳し難い必要十分条件になったが、これで疲れた一日は終わった。
　でも、一週間後も４０人位予約に入っていて、同じ事の繰り返しが予想される。
　それへの対策は、出来るだけ予習をしておくことに尽きる。
　明日は、研修医との新患外来を楽しみにしておこう。

※ “マック”パッシングって、感じも少しありそう？