ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

抗生剤使い方の是非

2015-01-13 22:15:57 | Weblog
 3連休明けは、ドック健診の日だけれど、抜けてはいけないので、まず、病室へ行って、いつもより多めに話し込んで、安堵して貰えたかな。
 午後に電話が掛かってきて、某病棟某患者さんの抗生剤の使い方が理解できないので後で、一緒に見て欲しいと言う。
 こう考えた理由は、診療端末パソコンから、患者さんの検査データを見て、使われた抗生剤をも確認し、カルテを見たという。
 肝心の患者さんを見てないし、その指示を出した担当医の考え方も聞くことなしに、文字だけを見て、抗生剤の使い方がどうかと言われても、『そんな判断は間違ってる。大事な事が足りん!』と大きな声で言ってやりたいが、大声は品が落ちるので、小声にした。
 確かに担当医や患者さんに会って話すのは、色々と結構ハードルが高いけれど、これなしの答えはない。  
 「この抗生剤の使用根拠について、教えて下さい。」と聞けば十分、面倒だけれども。
 患者さんに何の病原菌を考え、それに対して、抗生剤が必要か否かを考え、判断と実施をした、その結果だけを見ての是非は無理過ぎる。
 何で、こんないい加減な方法をとるのかは、気のおけそうな医師以外の医師対するバリアが高く、ざっくばらんには向かい難いからだろう。
 確かに、医師同士でも、互いの診療には口を挟み難いのもあるから、医師以外からだと、その壁の厚さと高さを尚更感じてしまうのだろう。
 これまでに作られてきた障壁に穴を開けていくのは、至難かな。
 でも、ちょっと面倒そうでも、単純に聞けば、大概は答えてくれそう。
 答えてくれない方は、十分あっち側のそれなりの人なんだろうから、その場合は無視。

※ “大阪都構想”、時流から埋もれて流れ去りそうなんだけれど?
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