コロナ薬の選択

　今日の予約患者さんは、うんと減らしておいたのに、軽い微熱、乾いた咳と、“たらればコロナ”さんが、チラチラと来られる。
　その中の一人、学校の合宿で、大勢がコロナ罹患、自分もやや不調と言う方が来られた。
　この不調は、コロナが限りなく怪しいと、迅速検査をしたら、陰性。
　こういう時は、今後、症状が悪くなったら、多分、コロナ発症だから、受診して下さいと話す。
　別の方、約一ヶ月前にコロナの診断を受けたが、対症療法だけ。
　その後、咳が出て、先日、胸のＣＴ検査をしたら、異常陰影を言われたと来院。
　　｢おそらく、コロナ肺炎の後遺症で、コロナと言われたときに、抗コロナ薬を言われませんでしたか？｣と聞くと、「コロナの薬の話はなかった。」と答えられた。
　この頃のコロナは、軽症者が大半だけど、中には、やはり、肺炎にいたる方もいるから、抗コロナ薬を使うか否かの判断、或いは、患者さんに選択を示した方がよいと思った。
　少なくとも、コロナ薬の話が“ゼロ”だった人は気の毒。　

※ ジョーとフミオは、お仲間だった。