ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

中心静脈穿刺二件

2014-03-06 23:02:06 | Weblog
 新患外来、混んで午後の二件の中心静脈穿刺が遅れてはと思ったが、それ程でなく、1時前に終わった。 
 熱と頭痛の若い患者さん、某医院で何故か脳外科を紹介されて、どう考えても、髄膜炎を疑うべきと感じたけれど、その考え方は理解不能に思えた。
 まあ、若干回り道でも答えに辿り着けて良かった。
 そして、14時から研修医との鎖骨下静脈穿刺は、患者さんの体型は普通で悩まずに済みそうに見えた。
 手順を話し、超音波下に動脈と静脈を写しだし、皮膚にマジックで印をつけて貰い、イメージを膨らませて始めてもらった。
 小姑の様に口を出しまくり、何とか挿入できた。
 確認X線写真では、カテーテルの先が頭の方に向かっており、最後が些か残念だったが、軽めのものなら、そのまま注入しても心配はない。 
 ついで、若いのと左大腿静脈からの穿刺をした。
 大腿静脈は、皮膚の下、浅く、直ぐに入ったが、カテーテルを入れて、陰圧をかけて静脈血を引くと引けてこない。
 仕方がないので、しっかり血液の逆流の確認出来るところまで引きもどした。 この症例の確認X線写真では、カテーテルの先が少しだけUターンで折り返していた。
 今日の2例は、挿入までは比較的上手くいったが、カテーテルの先端位置にずれがでてしまった。
 暫くこのまま様子を見て、どうしても必要ならば修正か差し直しを考える。
 冬が戻ってきたようで、明日は寒そうの予報だけど、送別会がある。

※ 某音楽プロデューサーの喉頭ガン、やっぱりスモーカーだった。
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