ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

成人インフル第一号

2012-01-19 22:32:23 | Weblog
 勿論、勤務先病院での第一号ではない。
 自分が診た第一号、壮年成人で一昨日の夕から熱感を覚え、昨日は38度辺りと、今日受診。
 インフル流行具合の確認目的と迅速検査。今回は咽頭展開が十分で、鼻腔ではなく咽頭後壁、即ち、口を大きく開けてもらい、突き当たりの粘膜をぬぐって迅速検査に出す。
 鼻腔だと結構“ツン”ときて、涙が出そうになったり、検査を受ける側としてはノドの方が楽なはず。ただ、口を大きく開けて、ノドの奧の粘膜が見えないと無理。
 ノドの奧の粘膜が見える方には、こちらを選択。
 検査後約30分、結果判明はインフルエンザA陽性で、診断確定。 
 「私は治療薬を使った方が良いと思います。5日飲む“タミフル”か最初の日の吸入だけの“イナビル”かどっちがいい?」と薬を進める。
 「タミフルにします。」と前者を選択。
 おそらく、聞いたことのある“タミフル”知名度の差辺りが選択基準かな。
 抗インフル薬を使いまくると、耐性ウイルスが増えるというのは総論的には正しいだろうけど、いざ自分や身内が、或いは身近な人がインフルになった時、「今、使うと耐性ウイルスが増える可能性があるから、耐えて下さい。」なんて事を選択するのは極めて怪しく、ド○○。
 治る薬は使うためにある。
 ついでに、“新型インフル特措法”、2009インフルの反省をふまえているのかと思ったら、○○のままだった。
 昨日書いた、“小笠原への乗船客に消毒マット”と同じレベル。

※ 原発廃棄は40年、いつのまにやら60年。
コメント
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