ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

自覚症状

2005-01-18 23:19:57 | Weblog
 今日は生活習慣病についての勉強会をやった。これの最大の難点は、その本人がナニも感じない事だ。つまり、医学的用語では“自覚症状”がないことだ。それでは自分に関係ないことのように思えてしまう。
 まあ、イラクの世界もスマトラ地震&津波もTVを通してだと、直接の痛みも苦しみも体感できない絵空事としてしまうことも可能だということでしょう。でもひたひたと自分の回りに忍び寄ってきて、ある時感じることになるのです。忍びよるというのは、何となく悪くなり、ある日朝起きたら何故かだるい、肩がこったり、はったりしている。そして、血圧の高さに、甘いにおいのオシッコに気づくのです。
 まあ、このように世の中には自覚できない(体感できない)、即ち経験したことがない事ばかりですけど、経験を学習する頃は病気なのです。
 自覚、感じる前に何とかしよう、しておこうというのが大事でしょう。でもみんな弱いので、この辺りの堂々巡りの輪からは、飛び出すことはきっとたいへんでしょうね。動機付けが無いのかも知れませんね。

 こんな予防医学は、きっと里見クンの得意分野に近いでしょう。
 財前クンはテンポが遅くて歩調を合わせられないでしょう。
 そう、大河内教授は、自ら浸りきっているでしょうね。「私の生活を見てください」とでも言うでしょうか。きっと、そうは言わずに「君たち、自分の回りをよく見なさい」という位にするでしょう。
コメント
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