今日は睡眠薬の勉強会に行って来ました。薬品メーカーが後援しているけど、ひもは付いてない。睡眠障害も広く言えば、ライフスタイル、生活習慣に近い部分があり、運動習慣のない人に不眠の多い傾向がある。
子供の頃は凄く深く10時間位も、物音にも気づかずに眠れた。そのうち、20才前後までは8時間、30才頃からは7時間、60才頃になると6時間の睡眠でも十分かも知れないと言う。
成人になると深い眠りの部分が少なくなってくる。それで、朝になってよく眠れなかった、爽快感が足りない、寝むりが浅かった、などの不眠の訴えを言う。
寝付きが悪い(入眠障害)、夜中に目覚める(中途覚醒)、早く目覚めてしまう(早朝覚醒)・・・分けるとこの3種になる。そして、睡眠剤を飲み始め抜けられなくなる。睡眠剤を習慣的服用してしまう。
でも、耐性・依存性というよりも、飲まなかった翌日の不眠が不安を呼び起こし、抜けられなくなってしまう。この睡眠剤を止めた翌日の眠れない、寝付けない(反跳性不眠)が泥沼の入口。
もう20年位前にハルシオンが登場した。入眠への切れ味は鋭く、一気に血中濃度が上がったのだろう。試しに飲んでみると、睡魔には30分も我慢出来なかった。まさしく催眠剤そのものだった。すごく売れただろう。しかし、連用すると反跳性不眠が強く、更にハイになったり、妖しげに使われたりで裏イメージが強くなってしまった。診療所がねらわれたりして、新聞にも名前が乗ったりこの手では超有名。
患者さんにも名指しで「ハルシオンを下さい」と言う人もいた。でも、他種の睡眠剤が多数出てきて交代しても、もう良いでしょう。私の事象では、他種睡眠剤の購入申請したときに、これの購入を止めたらと提案したが却下されました。私はその後これの使用を全て止めました(半年かかった)。抵抗し渋る方々もいましたけどね(病院にはありますが、希望されても全て拒否、意固地かな)。
ハルシオンは良い薬だった。でも、もうその先駆的役割は終わったと考えます。
子供の頃は凄く深く10時間位も、物音にも気づかずに眠れた。そのうち、20才前後までは8時間、30才頃からは7時間、60才頃になると6時間の睡眠でも十分かも知れないと言う。
成人になると深い眠りの部分が少なくなってくる。それで、朝になってよく眠れなかった、爽快感が足りない、寝むりが浅かった、などの不眠の訴えを言う。
寝付きが悪い(入眠障害)、夜中に目覚める(中途覚醒)、早く目覚めてしまう(早朝覚醒)・・・分けるとこの3種になる。そして、睡眠剤を飲み始め抜けられなくなる。睡眠剤を習慣的服用してしまう。
でも、耐性・依存性というよりも、飲まなかった翌日の不眠が不安を呼び起こし、抜けられなくなってしまう。この睡眠剤を止めた翌日の眠れない、寝付けない(反跳性不眠)が泥沼の入口。
もう20年位前にハルシオンが登場した。入眠への切れ味は鋭く、一気に血中濃度が上がったのだろう。試しに飲んでみると、睡魔には30分も我慢出来なかった。まさしく催眠剤そのものだった。すごく売れただろう。しかし、連用すると反跳性不眠が強く、更にハイになったり、妖しげに使われたりで裏イメージが強くなってしまった。診療所がねらわれたりして、新聞にも名前が乗ったりこの手では超有名。
患者さんにも名指しで「ハルシオンを下さい」と言う人もいた。でも、他種の睡眠剤が多数出てきて交代しても、もう良いでしょう。私の事象では、他種睡眠剤の購入申請したときに、これの購入を止めたらと提案したが却下されました。私はその後これの使用を全て止めました(半年かかった)。抵抗し渋る方々もいましたけどね(病院にはありますが、希望されても全て拒否、意固地かな)。
ハルシオンは良い薬だった。でも、もうその先駆的役割は終わったと考えます。