35、わかるよね。今日は新患担当で新患患者の35人をお相手したのです。お相手なんて言うと失礼かな。9時開始で、当然朝は寒いのでスタートは悪く少ない。ラッキーと思わせながら、後でカウンターが来るのです。
だから、ゆっくりやってはいけないのです。いつ急患が来るかも知れないのです。そうなると、後はめちゃくちゃ、急患を診察に外に出ると、待ってて先をこされる方達がジロッと見るのです。あの視線は堪らないね。『どうして、じっと待ってる私達を飛びこすのですか』っていう感じ。
今日は“気胸(肺に穴があいてしぼんでしまい、息苦しくなる。しぼんだ肺をふくらませるために、そっち側の胸に太い管を差し込んで中に漏れた空気を抜くことが必要です)”でした。外来は増えてきているし、また、今日は13時50分には外へ出なければならないのです。近くの会社の安全衛生委員会が14時からで、それに出席せねばならないのです。外との約束は絶対です。それで、手の空いている者に処置を頼み、借りを作ってしまいました。
財前クンのように「今日の診療はこれまで、後は何とか言って佃君に診察を任せるように」と言ってみたいよ。
12時過ぎでまだ後10人、もうヤバイ!この中に併診(他の診療科からこの人を診てよと紹介される。この分大体はっきりと病気があり面倒)が2件もあった。
約束は破れないので、この時間から石橋を叩いて走って、検査はするけど、結果は後日として漸く13時20分に終了。
急いでウドン・・を食べ始めるとPHS(医師全員持たされている)、あのずっと少しずつ書いている患者がおかしい。「先生、意識が遠いんです」「それは二酸化炭素がたまってきたのだ」と答えてウドンをすするが熱くてスピードは出ない。「先生、すぐ来てくれるんですか?」「ウゥウゥーン」と大至急誰かを捜しまくって呼吸管理を頼む。これで今日は借りを二つも作ってしまった。
瞬間、財前クンになりたかったよ。「佃君、後を頼むよ、僕はちょっと出かけるから」と言うように。
里見クンならきっと、外との約束時間を破っても患者の処置を自分でやっただろうね。
35人を4時間20分、260÷35=7.4。 新患患者を平均7.4分で診察する、はっきり言ってこれは結構危ない橋を渡ってるよ。反省・・・でも、反省のドウドウ巡りでしょうね。
だから、ゆっくりやってはいけないのです。いつ急患が来るかも知れないのです。そうなると、後はめちゃくちゃ、急患を診察に外に出ると、待ってて先をこされる方達がジロッと見るのです。あの視線は堪らないね。『どうして、じっと待ってる私達を飛びこすのですか』っていう感じ。
今日は“気胸(肺に穴があいてしぼんでしまい、息苦しくなる。しぼんだ肺をふくらませるために、そっち側の胸に太い管を差し込んで中に漏れた空気を抜くことが必要です)”でした。外来は増えてきているし、また、今日は13時50分には外へ出なければならないのです。近くの会社の安全衛生委員会が14時からで、それに出席せねばならないのです。外との約束は絶対です。それで、手の空いている者に処置を頼み、借りを作ってしまいました。
財前クンのように「今日の診療はこれまで、後は何とか言って佃君に診察を任せるように」と言ってみたいよ。
12時過ぎでまだ後10人、もうヤバイ!この中に併診(他の診療科からこの人を診てよと紹介される。この分大体はっきりと病気があり面倒)が2件もあった。
約束は破れないので、この時間から石橋を叩いて走って、検査はするけど、結果は後日として漸く13時20分に終了。
急いでウドン・・を食べ始めるとPHS(医師全員持たされている)、あのずっと少しずつ書いている患者がおかしい。「先生、意識が遠いんです」「それは二酸化炭素がたまってきたのだ」と答えてウドンをすするが熱くてスピードは出ない。「先生、すぐ来てくれるんですか?」「ウゥウゥーン」と大至急誰かを捜しまくって呼吸管理を頼む。これで今日は借りを二つも作ってしまった。
瞬間、財前クンになりたかったよ。「佃君、後を頼むよ、僕はちょっと出かけるから」と言うように。
里見クンならきっと、外との約束時間を破っても患者の処置を自分でやっただろうね。
35人を4時間20分、260÷35=7.4。 新患患者を平均7.4分で診察する、はっきり言ってこれは結構危ない橋を渡ってるよ。反省・・・でも、反省のドウドウ巡りでしょうね。